さて私達が作ったこの『おうち暮らし安心BOOK』ですが、みかんぐみのママ達が話しをする中で、

 

今まで、とにかくいろんな事がわからなかった。

 

わからない事もわからなかった!

 

言われるまま、選択の余地もなく、もしかしたら利用できたかもしれない制度も、知らなかったので申請も出来ず、家族でなんとかするしかなかった。

 

区が発行している障害者の手引きは子どもと大人の情報が一緒になっていて、そこから自分に必要な情報を探し出すのがとても大変だった。

 

そんな話が出ました。

 

みんな実際じっくり本を読む時間も心の余裕もなかったんです。

 

「障害」って文字を見ただけでドキドキしていた頃に、冷静に情報を集めるなんて無理でした。

 

そんなわけで、この冊子は、とにかくわかりやすく読み易い、なんだったら読まなくてもわかる!くらいのものを目指しました。(実はこれがとても難しいことだと、やり始めてから気づきました)

 

気持ちが暗くならないように、明るくかわいい雰囲気にしよう!

 

コンセプトが決まってからの編集作業は困難を極めました。

 

なにせ誰も本なんか作ったことがないのですから。

 

作っているうちにあれもこれもと内容が膨らみ、そうこうしているうちに役所の組織が改編され、説明を修正しなければならなくなってまたページを組み直したり。

 

内容について調べるうちに、なんだか知識が増えてしまい、ついつい専門的になりすぎたり、難しい言葉をつかってしまうのを、また軌道修正したり。

 

ほとんどのママ達は24時間、子どもから目を離せません。

体調が安定しない子ども達ですから、合間に入院してしまうこともありました。

 

一体いつ作ってたの???と驚かれたりもしましたが、会うこともままならないので、LINEやメールを駆使して、すきまの時間を縫うように、作業をしていきました。

この頃は月1回親子イベントを開催するという荒業(!)もやっていたので、みかんぐみのママ達は、本当に力を合わせていました。

 

内容に間違いがないか、関係各所に確認を取ったりする中で、思いがけず感謝や励ましの言葉をいただくこともありました。

 

作っているうちにこの小さな冊子に、いろんな人の思いが重なっていくのを感じました。

 

配布にもたくさんの機関にご協力いただきました。

そのあちこちでかけていただく言葉はあたたかく、とても勇気づけられるものでした。

 

自分たちと同じような思いをしている人を励ましたい!という思いから作った冊子ですが、そのことでまた、私達も日々、大いに励まされているのです。

 

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