「がん」を予防するワクチンがあることを、みんなの当たり前に！

ご支援いただいたみなさまへ

 

クラウドファンディングのリターンについて報告をさせていただきます。

 

『「がん」を予防するワクチンがあることを、みんなの当たり前に！』をテーマに実施した本クラウドファンディングでは、2,792名の皆さまから合計25,957,000円のご支援をいただきました。
改めて、心より感謝を申し上げます。

 

まず、真摯に取り組んできたことにより、みんパピ！の活動について各種の学会組織（日本小児科学会、日本外来小児科学会、大阪小児科医会）から公認を得ることができました。
また、国際パピローマウイルス学会（IPVS: International Papillomavirus Society）とのパートナーシップが正式に承認されました。
まずは3月4日の国際HPV啓発デーにむけて、これら専門組織と連携した情報提供などの形でも、HPVに関する啓発活動を行ってまいります。

 

今回は、これまでに進めてきたプロジェクトの経過・成果とリターンについて報告させていただきます。
最後に、現時点までの会計概要を報告いたします。
 
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(1) ウェブサイトのアップデート（New!）
HPVに関連する正確な情報を届けられるよう、みんパピ！の活動拠点となるウェブサイトを作成し、クラウドファンディングの開催期間中から多くの方に訪れていただきました。
そのウェブサイトをさらに見やすく充実したものにするため、1月末にデザインを一新し、記事などのコンテンツをさらに追加しました。URLはこれまでと変わらずですが、マンガ『コウノドリ』原作の鈴ノ木ユウ先生がみんパピ！のために作成して下さったキャラクター（みんちゃん、パピちゃんとその両親）をメインキャラとして活用させていただき、より見やすいページ構成に変更しました。

 

 

また、ウェブサイトに支援者の皆さまの一覧を掲載させていただきました。皆さまに心より感謝申し上げます。（該当リターンによるご支援者のみ）

 

▼みんパピ！ウェブサイト
https://minpapi.jp/
▼支援者様一覧
https://minpapi.jp/thanks/

 

ぜひ、これからもみんパピ！ウェブサイトをご活用ください。
周りの方々にもご紹介いただけると嬉しいです。
 

(2) 医療機関向けフライヤーの作成＆無償提供
ハガキ大で母子手帳にも収まるフライヤーは、日本小児科学会・日本外来小児科学会からの公認の応援文つきで、現在も継続的に多くの医療機関へ提供させていただいております。
これまでに350以上の施設へ52,000枚を超える数を提供し、「デザインがわかりやすくサイズもちょうど良い」、「患者さんや保護者の方へ説明に必要な情報が網羅されていて便利」などの声を多く頂戴しております。

 

以下のページから無料でダウンロード可能ですので、ぜひご活用ください。

 

▼フライヤーの説明・ダウンロードはこちらから可能です
https://minpapi.jp/minpapi-leaflets/
 
(3) 非医療従事者向けリーフレットの作成（New!）
これまでのフライヤーは医療機関向け（医療者が説明する際の補助目的）でしたが、一般の方が読んだり周囲の方にシェアすることを想定して、豊富な情報をわかりやすく掲載したリーフレットが完成しました。
 

▼１ページ目

 

全4ページで、以下のように読者の方の属性ごとに知っておいていただきたい内容を整理し、視覚的にもわかりやすいデザインとしました。
これまでにない画期的なリーフレットだと確信しております。

 

・高校一年生以下の女の子とその保護者の方向け
・男の子とその保護者、成人男性の方向け
・高校二年生以上の女の子と成人女性の方向け
 
本リーフレットは、まず「該当リターンによるご支援者の皆さま」へ、データをダウンロード可能なURLの情報をメールでお伝えいたします。ぜひ、データや印刷してご活用いただければ幸いです。
なお、公共への貢献性を鑑み、本リーフレットは2021年3月1日から一般公開をする予定です。
この点、ご了承いただけますようお願い申し上げます。

 

＊追記＊

このリーフレットの著作権は本法人に帰属しますが、ご自由に使用いただいて差し支えありません。その際は出典元として『一般社団法人「HPVについての情報を広く発信する会』と記載してください。ただし、営利目的での使用、リーフレットの改変や部分使用はご遠慮ください。

以上、どうぞよろしくお願い致します。

 

(4) 啓発用動画の作成（進行中）
特に若い世代にとって動画による啓発は重要と考え、気軽に見やすい短編動画を制作しています。
みんちゃん、パピちゃんのファミリーに登場してもらい、2-3分程度で子宮頸がんやHPVワクチンについて関心を持ってもらえるような内容にする予定です。

 

しかし、コロナ拡大の影響で、現場での音声収録に時間を要しており1月末時点で完成に至っておりません。
動画コンテンツへの氏名掲載に関するリターンとしてご支援いただいた方々には本当に申し訳ありませんが、鋭意製作を進めております。
2月中には公開できる予定ですので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。
 
(5) お子さん向けの啓発用ゲームコンテンツやマンガの作成（進行中）
謎解きゲームで遊びながらHPV感染症や予防接種について学ぶ企画『怪盗モリワールと秘密のワクチン』がいよいよ完成間近です。
参加者は謎が書いてある紙を片手に、LINEからの指令に従って謎や暗号を解き明かしていきます。
今後順次希望医療機関や学校などに配布していきますので、どうぞお楽しみに！

 

また、啓発用のマンガも制作を進めており、2月中に一作目を公開する予定です。

 

(6) 薬局やクリニック等で掲示する啓発用ポスターの作成（進行中）
個人に配布する資料ではなく、パッと目を引く大判ポスターの作成も進めております。
こちら、有名マンガのキャラクターとのコラボが決定していたのですが、諸事情により一旦白紙になってしまいました。
多くの人の心に届くデザインを目指して再度制作に取り組んでおりますので、楽しみにお待ちください。

 

(7) 学術集会でのセミナー講演（New!）
小中学生の保護者と最も接する機会の多い小児科医へ、HPVとワクチンに関する啓発を目的として、第124回日本小児科学会学術集会（京都）の共催セミナーを開催いたします。（https://site.convention.co.jp/124jps/）
本学会はオンラインとオフラインのハイブリッド形式の予定です。
演者はみんパピ！メンバーの小児科医と、関西医科大学小児科学講座の准教授でいらっしゃる石崎優子先生です。

 

本セミナー講演も含め、2022年1月31日までに実施する講演等では、「該当リターンによるご支援者の皆さま」の氏名を謝辞として掲載したスライドを最後にご紹介させていただきます。多大なるお力添えをいただけましたことに心より感謝申し上げます。
 

(8) 現代アートとのコラボレーション（New!）
矢原繁長さんという現代アートを手がけている方が、私達の理念に共感して下さり、無償でHPV疾患予防のメッセージをこめた作品を作って下さいました。
作品は二つあり、赤色、黒色ver.ともに以下の文字が入っています。
“Protecting Health, Saving Lives — Millions at a Time through HPV Vaccine”
 

 

HPVに関する正確な知識をなる多くの方にお伝えしたいと思っています。
いつかこの文字の通り、日本でも多くの方の命が救われる様にと思いつつ活動させて頂きます。
※ 矢原繁長さんは、吉原治良賞美術コンクール展、昭和シェル石油現代美術賞展、池田満寿夫記念芸術賞など、入選・入賞以降、個展多数。その作品発表の舞台は、世界各国に及ぶ現代美術で著名な方です。
▼矢原繁長さんのオフィサルサイトはこちら
http://www.yahara-art.com
 

(9) 各種研究活動 (New!)
HPVに関する啓発活動を通して、学術的知見の構築に貢献すべく、複数の研究プロジェクトを進めております。
＜研究例＞
・小児科医向けHPVワクチン啓発フライヤーの影響の検討（調査研究）
・HPVワクチン啓発プログラムはHPV感染症の正確な理解を向上するか？（調査研究）
・HPVワクチン啓発に関する取り組み（コメンタリーの投稿）
など。
学会発表や論文投稿として研究成果を社会へ還元していきたいと考えています。
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最後に、現時点までの会計概要を報告いたします。

【支出】
Readyfor手数料：312万円
ホームページ制作費用：200万円
医療者向け啓発活動：400万円
　- 医療機関向け啓発フライヤー制作・発送
　- 第124回日本小児科学会学術集会セミナー費用
アニメーション動画制作費：250万円
お子さん向けの啓発用ゲームコンテンツやマンガの作成：200万円
　- マンガ制作費用
　- 謎解き制作費用
クラウドファンディング扉絵等デザイン費用：30万円
アンケート調査費用：20万円
団体運営費：120万円

 

【残金】
1064万円（アプローチがやや難しい「高校生までのお子さんを持つ保護者層」に向けた活動に充てていく方針です）

クラウドファンディングのリターンと会計概要に関する報告は以上となります。
このようにして多くのプロジェクトを進めることができているのは、皆さまからのご支援あってのものです。
この場をお借りして改めて深く感謝申し上げます。
 
HPVについての認知は少しずつ広まってきているものの、まだまだ情報が正確に届いていない人が多くいるのが現状ですので、本クラウドファンディングのプロジェクト実行終了日（2021年9月末日）まで、引き続き真摯に取り組んでまいります。
未完了のリターン（動画製作）については完成報告を必ずいたしますので、もう少々だけお待ちください。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
一般社団法人HPVについての情報を広く発信する会　メンバー一同