譲渡型ねこカフェ・シェルター存続のため

 

 

私が保護猫活動に興味を持ったのは、16年前２匹の黒猫兄妹を保護ししたことがきっかけでした。

 

当時住んでいたマンションから駅までの通勤路にある駐車場で、子猫が大きな声で鳴き続けているのを、残業帰りの夫が耳にしたのです。
どうしようと迷いながら帰宅した夫から、その話を聞き２人で探しに行くことにしました。

 

広い駐車場のすみっこで、白いコンビニ袋から出たであろう子猫が一生懸命声を張り上げていました。

その袋の中を確認すると、さらに小さな黒猫がもう１匹、コロンと出てきました。
まだ目も開いてない子猫２匹がビニール袋に入れられて捨てられていたのです…。

 

「この子たちはゴミじゃないのに」

悔しくて、必死で、死なせまいと世話をしたのを覚えています。

その夜は結構な雨が朝まで降り続きました。そのままだったら亡くなってた命。雨が降る前に見つけられて良かった。なんて運の良い子たち！

 

ペット可物件に移ろうと思い、大家さんにその旨を伝えると、「そういう事情なら猫いても良いよ」と、快諾してくれたのです。本当に運の良い子たち！

 

優しい大家さんに恵まれ、そのまま同じマンションに住み続けることができました。

しかし１年後、衝撃的なことが起こりました。

 

同じ駐車場で同じようにビニール袋に入れられた子猫の鳴き声を、残業帰りの夫がまた見つけたのです。違うのは、今度は夫はためらわずに子猫たちを連れて帰ってきたこと。

 

残念なことに、１匹は力尽きてしまったこと。そして、子猫たちの遺棄は同一人物の仕業だと、確信したこと。なぜ何回もそんなことができるのか

自分の飼い猫が生んだのでしょうか？

なぜ、避妊去勢手術をしないんでしょうか？

子猫が生まれたら、ずっと捨て続けるのでしょうか…

 

 

幸い、この時に保護した子たちは今も元気に私達を癒やしてくれています。松本に移住してから、もふもふ堂に出会いシェルターボランティアをやる機会に恵まれました。

 

ここでは避妊去勢手術が定期的に行われ、シェルターで保護された猫たちも１代限りの命です。シェルターでのQOLを少しでも上げたいと思い、各々の性格や好みを把握して世話をしています。しかし、多頭飼育崩壊の時など、いっきに数が増える時にはさすがに把握しきれません。

 

しかも、猫たちの状態はとてもヒドイ…私達の日常では想像もつかないくらい、悲惨な姿を目の当たりにしなければいけない辛さ…

 

なぜ避妊去勢手術をしない？
またこの疑問に戻ります。

 

今は時代が変わり、テレビでもCMでも多頭飼育崩壊やTNR、保護猫などを取り上げて、世間の認知も広がっています。自治体も動いています。

 

この波に乗って、もふもふ堂の活動の大切さがもっと周知されることを願っています。
 

 

手に負えない飼育や不幸な命を増やすのはやめて欲しい。
どうかこの活動にご理解ご協力をお願いします。

 

 

 

シェルターボランティア　岩間

 

 

---

 

【大切な命を守りたい。多頭飼育崩壊を未然に防ぐため猫に不妊去勢手術を】

https://readyfor.jp/projects/mofumofudou2023

第一目標金額：300万円

支援募集期間：8月31日(木)23時まで