ご支援ありがとうございました!
3月28日にミャンマー中部で発生した大規模な地震を受けて緊急支援活動を開始し、その後すぐに立ち上げたクラウドファンディングプロジェクトが5月末で終了しました。これまでに46人の方から278,000円ものご寄付をいただきました。皆様のあたたかいご支援に心から感謝申し上げます。ありがとうございました!!
皆様からのご寄付は、発災直後から実施した行方不明者の捜索・救助活動に活用させていただいたほか、被災地における物資配布や災害訓練などの活動にあてさせていただきました。
アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)はアジア地域をはじめ世界各国にネットワークを有する災害支援プラットフォームとして、発災直後からネットワークを通じた情報収集を開始。国際機関「コネクティング・ビジネス・イニシアチブ(CBi)」をはじめとする関係諸機関との調整の末、A-PADと災害連携協定を締結するトルコのNGO「GEA」が、3月29日にトルコを出発後、タイ経由でミャンマーのヤンゴンへ到着。その後首都ネピドーへ移動し、4月1日から捜索救助活動を行いました。
発災から5日目となる4月1日、GEA捜索救助チームは生存者を発見し、無事に救出しました。翌日の2日にも奇跡的に生存者を救出。救い出したのは、いずれもAye Chan Tharホテルの従業員でした。地震発生から 121 時間が経ち、生存者が急激に減ると言われる「72時間の壁」を過ぎていましたが、瓦礫の中から安定した状態で安全に救い出すことができました。
A-PADとGEA捜索救助チームは救助活動に加えて、訓練や心理ケアにも注力しました。4月3日にはミャンマー消防局向けに「地震とともに生きる」をテーマとした訓練セッションや、実践訓練を実施。さらに、GEA捜索救助チームは4月4日に避難キャンプの現場を訪れ、衛生キットなどの支援物資を配布しました。同時に子どもたち向けのゲームやアクティビティを企画し、震災経験による不安や恐怖の緩和にも取り組みました。
4月5日、GEA捜索救助チームはネピドーからヤンゴンへ移動し、在ミャンマー・トルコ大使との会談で震災支援活動の報告を実施。4月6日、GEA捜索救助チームの構造専門家とイコモス文化遺産国際学術委員会(ICOMOS-ICORP)のメンバーは、ヤンゴンで開催された特別セッションに参加し、「地震による被災文化遺産への緊急支援」について貴重な知見を共有しました。
また、A-PAD加盟国の一つ、スリランカでは政府が救助、救援、医療部隊を含む3つの軍チームをミャンマーに派遣。災害管理センター(DMC)から委託を受けたA-PADスリランカは、医療チームを支援するための医療物資の緊急調達を実施。即座に支援の申し出があったヘマス・ファーマシューティカルズから大量の医薬品が寄付されました。さらに業者との迅速な連携により、最終的に要請された2倍の物資調達を実現することができました。
今後もミャンマーの復興に向けて、段階に応じた継続的な支援が必要とされます。A-PADは、引き続き各国と協調しながらミャンマーでの災害支援に尽力していきます。
これからも私たちの活動にご関心をお寄せください。このたびはありがとうございました!



















