滋賀県の禅寺 妙感寺 開山堂と伽藍整備にご支援を

滋賀県の禅寺 妙感寺 開山堂と伽藍整備にご支援を

支援総額

2,145,000

目標金額 2,000,000円

支援者
101人
募集終了日
2025年3月27日

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プロジェクト本文

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【達成のお礼とネクストゴールについて】

 

妙感寺を応援、ご支援くださいました皆様のお陰をもちまして、この度、第一目標の200万円を達成させて頂くことができました。心より感謝申し上げます!

 

残り少ない日数ではありますが、ネクストゴールの250万円を設定させて頂きます。

 

本文でも記載いたしましたとおり、開山堂などの補修には、合計で300万円かかる見通しで、不足分は妙感寺の自己資金で補填するつもりでおりました。今回、第一目標額の200万円のご寄付を頂きましたことから、更に、少しでもご支援を頂けないかと思い、ネクストゴールを設定させて頂きます。

 

いただいたご支援金は、開山堂などの補修における不足分に充てさせていただきます。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合でも、自己資金を元にプロジェクトは実施いたします。

 

皆様からの多くのご支援を頂けますと幸いです。

 

 

私たち妙感寺について

 

滋賀県の禅寺 妙感寺は、南北朝時代に、京都大本山妙心寺の二世住職の微妙大師(みみょうだいし)が創建しました。

 

 

微妙大師は、南朝の忠臣 万里小路藤房(までのこうじふじふさ)と伝えられているお方です。藤房卿は建武中興で後醍醐天皇に仕えたあとに出家し、大本山妙心寺で初代住職の無相大師の下で修業し大悟され、妙心寺の二世住職となりました。

 

 

妙心寺に住持すること二十年、病を得て滋賀県湖南市三雲の地に隠棲し庵を結び、妙感寺を創建しました。そして、天授六年(一三八〇年)に遷化されました。妙感寺には微妙大師の墓所があり、臨済宗の聖地となっております。

 

以来、六五〇年にわたり、私たち妙感寺は、微妙大師の禅の教えと墓所を守り伝えてきました。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

妙感寺は、令和九年(二〇二七年)に、当寺開山・興祖微妙大師の六五〇年遠忌法要を行います。

 

遠忌法要とは、高僧の没後五十年毎に、その功績を顕彰し、その遺徳に感謝をする法要です。興祖微妙大師の六五〇年遠忌法要は、大本山妙心寺でも行われます他、大師の墓所をお守りする妙感寺でも、妙心寺管長猊下他、多くの禅僧をお招きして厳修いたします。

 

興祖微妙大師の六五〇年遠忌法要をひかえ、妙感寺は微妙大師の墓所や石庭を刷新するなど、寺域の整備につとめてまいりました。

 

 

しかし、開山堂は長年の風雨により、縁側などに劣化がみられ、修復を行う必要があります。また、開山堂に安置される上掲の微妙大師像の修復や、開山堂のまわりの庭園の整備も必要であり、寺域の整備はいまだ途上であります。

 

 

妙感寺の開山堂は、寛文元年(一六六一年)に妙感寺中興開山の愚堂東寔(ぐどうとうしょく)が、後水尾天皇中宮東福門院(将軍徳川秀忠息女)の御殿を下賜されたものです。歴史的・文化的価値が高い建物で、地域の貴重な観光資源でもあります。

 

そこで、開山堂の修復等のために、クラウドファンディングにより広くご寄付を募るとともに、この機会に臨済宗の聖地である妙感寺について知っていただきたいと思い、本プロジェクトを立ち上げました。

 

地域の中の妙感寺

 

妙感寺は、微妙大師の墓所として、中世・近世を通じて、地元の妙感寺村の人々に大切に受け継がれてきました。このことは、弘化三年(一八四六年)に、微妙大師の出身である万里小路家に対して、近隣の宿場への助郷役免除の口添えを願い出た文書にも明らかになっています。

 

助郷の負担が非常に重く、万里小路藤房が開山した由緒のある妙感寺を大切に守ってきたのに、このままではお寺の世話が不行き届きになってしまい、そのうち破損してしまいます、どうか助郷役を免除してほしいと懇請している文書が今に伝えられています。

 

文書の署名は妙感寺村の庄屋、年寄、村総代であり、この地の人々が妙感寺を現在まで大切に守り伝えてきた、特別な由緒のあるお寺であることがわかります。

 

プロジェクトの内容

 

妙感寺はこれまで、以下の通り寺域の整備に努めてまいりました。

具体的には、主に以下の通りのメンテナンスを行ってきました。

 

・本堂に安置する本尊千手観音座像の解体修理(約1000万円)

・墓地造成

・本堂の修復(約1000万円)

・石庭の復旧

 

資金については、妙感寺の自己資金により賄ってきました。

 

今回、興祖微妙大師六五〇年遠忌法要を2027年に控え、法要の実施場所である開山堂の修繕などの費用をクラウドファンディングでご寄付をお願いすることといたしました。

 

その理由は、遠忌法要の全体費用が妙感寺の財政にとって巨額であり、ご支援を頂きたいことに加えて、広く妙感寺と微妙大師のことを知っていただき、禅の教えに興味を持って頂きたいことも背景にございます。

 

どうか、この機会に、たくさんの方とのご縁がありますよう、心から願っている次第でございます。

 

 

資金使途と今後のスケジュール

 

興祖微妙大師六五〇年遠忌法要 費用総額 約2700万円

 

クラウドファンディングで頂いた支援金の使途

・微妙大師像のメンテナンス(150万円)

・開山堂の修繕(100万円)

・開山堂前の庭園の整備(50万円)

 

今後のスケジュール

・微妙大師像のメンテナンス:2027年3月29日の遠忌法要までに完成予定

・開山堂の修繕:2025年に実施予定

・開山堂前の庭園の整備:2025年に実施予定

 

 

プロジェクトの展望

 

このプロジェクトを通じて、皆様が微妙大師とのご縁を結んで頂き、臨済宗という禅の教えに触れて頂くことが、妙感寺の最大の喜びであります。

 

 

興祖微妙大師(授翁宗弼(じゅおうそうひつ))は、京都大本山妙心寺の開山無相大師(むそうだいし)のただ一人の法嗣であり、妙心寺二世の住持でありました。

 

微妙大師の前半生は南朝の忠臣 万里小路藤房(までのこうじふじふさ)であり、後醍醐天皇の重臣として建武中興を支えました。しかし、建武中興の方針に関して天皇との間に溝ができ、藤房は建武元年(一三三四年)に出奔して出家します。

 

当初、大徳寺の大燈国師のもとに参じて修行に励み、大燈国師遷化の後は、国師の法嗣である無相大師に参じました。無相大師の指導は厳格を究めましたが、「本有円成仏、甚と為てか還って迷倒の衆生と作る」という公案を与えられ、この公案により微妙大師は大悟し、無相大師に印可されて法を嗣ぎました。

 

その数年後、無相大師が遷化すると、微妙大師は妙心寺二世住持となり、弟子の育成と妙心寺の護持と発展に力を尽くしました。その後、病を得て、かねてゆかりの地であった滋賀県湖南市三雲の地に庵を結んで隠棲したことが妙感寺の始まりです。

 

微妙大師は天授六年(一三八〇年)、八五歳で遷化されました。以来、妙感寺と三雲の人々は微妙大師の墓所を現在に至るまで大切に守り伝えてきました。万治二年(一六五九年)、後西天皇から「神光寂照禅師(じんこうじゃくしょうぜんじ)」の禅師号が下賜されました。

 

更に、明治十一年(一八七八年)に明治天皇より「円鑑国師(えんかんこくし)」の国師号が下賜され、昭和二年(一九二七年)には昭和天皇より「微妙大師」の大師号を賜りました。

 

また、妙心寺は昭和元年(一九二六年)、微妙大師に「興祖」の尊称をおくりました。これは、妙心寺の法灯をうけつぎ、妙心寺の興隆に貢献したことを顕彰するものです。微妙大師は、無相大師の唯一の法嗣として、四人の弟子を育て上げ、妙心寺の基礎を固めたのです。

 

微妙大師の語は多く残っていません。しかし、「少水の魚に楽しみ有り」という言葉が伝えられています。これはもともと、「少水の魚には楽しみなんかありえない」という、あるお経の一句でありましたが、微妙大師はこれをあえてひっくり返し、少水の魚にこそ楽しみがある、とされたのです。

 

どんな状況でも、いま、ここを生きるしあわせを大事にしようという微妙大師の教え、そして微妙大師が受け継いだ禅の教えを、妙感寺はこれからも守り続けていきます。

 

 

妙心僧堂師家 島田大拙老師より応援メッセージを頂きました。

 

大本山妙心寺塔頭天授院住職

妙心僧堂師家 道雲窟 島田大拙老師

 

「少水魚有楽(少水の魚に楽有り)」。その生涯をかけて世のため人のために禅を説き続けた微妙大師が、唯一文字に遺された言葉です。

 

少水の魚とは、やがて失われていく水の中で喘ぎ苦しむ魚のことであり、これは多種多様の問題を抱える現代社会の中で、限りある命を生きる我々の姿でもあります。果たして少水の魚が抱く「楽」とは一体どのようなものなのでしょうか。金銭で買うことができたり、或いは承認欲求を満たすことによって得られる楽しみなどは、所詮は一時的な快楽、悦楽にすぎません。

 

大師は、人生において決して減ることのない、一生かけても使い切ることのできない誠の「楽」を説かれました。この「楽」の正体を知り、我がものとして自由自在に扱うことが大師の教えであり、禅の神髄であります。

 

妙感寺の新住職、恒道和尚は情熱に溢れる方です。妙感寺で生まれ育ち、微妙大師のお膝元、京都花園妙心寺の専門道場で長年にわたる厳しい修行をとげ、再び三雲の地に戻って来ました。そして、何事にも代えがたい大切な大師の教えを専一に守り、布教すべく、日夜たゆまぬ努力を重ねられています。

 

2027年に微妙大師の650年遠忌を迎えますが、これを機に、少しでも多くの人々に手入れの行き届いた清らかな妙感寺に足を運んでいただきたい。より沢山の方に大師のお心に触れ、「楽有る」ことに目覚めて頂きたい。それが恒道和尚の決意であります。

 

しかしながら、妙感寺は決して裕福なお寺ではなく、床板一枚の修理もままならぬが現状にございます。恒道和尚のお考えにご賛同賜れる方がおられますならば、何卒厚いご支援のほどを懇願申し上げます。

 

大願が成就せられんことを、切にお祈り申し上げます。

 

 

- 妙感寺住職より -

 

妙感寺住職の金井恒道でございます。

 

妙感寺は、十四世紀の後半に、妙心寺二世住職の微妙大師が開創した、臨済宗妙心寺派の禅寺であります。微妙大師は、妙心寺開山の無相大師の法を嗣いだ唯一の弟子であり、妙心寺の発展につとめたのち、隠棲して滋賀県三雲の地に庵を結び、妙感寺が創建されました。微妙大師はこの地で亡くなり、境内には微妙大師の墓所が築かれました。

 

やがて、一時荒廃をしましたが、微妙大師の児孫である愚堂東寔が中興し、妙感寺は今に至るまで大切に継承されてきました。この度、二〇二七年に微妙大師の六五〇年遠忌を控え、妙感寺で遠忌法要を執り行います。

 

そのために、長年の風雨により傷み劣化した箇所の修復に努めてまいりましたが、何分とも財政力の乏しいお寺のため、自己資金のみでは修繕費用を賄うことが困難な状況にあります。

 

そのため、クラウドファンディングでご支援を募らせて頂くことといたしました。ご支援を頂いた皆様が、微妙大師や愚堂東寔が受け継いだ禅に興味をもって頂き、その教えに触れて頂くきっかけになれば、この上ない幸せであります。

 

皆様方のご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
神元 匡(宗教法人妙感寺)
プロジェクト実施完了日:
2026年8月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

宗教法人妙感寺住職 金井恒道が、以下の伽藍整備を行います。 ● 微妙大師像の修繕・開山堂の修繕・開山堂前の庭園の整備 約300万円 

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、自己資金にてまかないます。

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リターン

5,000+システム利用料


A 微妙大師六五○年遠忌法要記念 妙感寺限定オリジナルお守り

A 微妙大師六五○年遠忌法要記念 妙感寺限定オリジナルお守り

A 微妙大師六五○年遠忌法要記念の限定オリジナルお守りを進呈します。
微妙大師の実家である万里小路家の家紋入りです。

● 住職直筆のお礼のお手紙をお送りします。
● HPに御芳名を掲載いたします。(希望者、本名のみ)
● 微妙大師六五○年遠忌法要記念 妙感寺限定オリジナルお守り

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

5,000+システム利用料


お気持ちコース(5,000円コース)

お気持ちコース(5,000円コース)

①住職直筆のお礼のお手紙をお送りします。
②妙感寺のホームページにお名前を掲載いたします。(希望者、本名のみ)

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月

5,000+システム利用料


A 微妙大師六五○年遠忌法要記念 妙感寺限定オリジナルお守り

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A 微妙大師六五○年遠忌法要記念の限定オリジナルお守りを進呈します。
微妙大師の実家である万里小路家の家紋入りです。

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● HPに御芳名を掲載いたします。(希望者、本名のみ)
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申込数
27
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制限なし
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お気持ちコース(5,000円コース)

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