看護学生としてカンボジアで子どもの健康意識の向上を手伝いたい

 

皆さん、こんにちは！NACEF2年の上原真帆です。
今回は、SKO孤児院で行っている、男の子限定“保健教育”についてご紹介いたします！

 

まず、教育内容についてですが、わかりやすく言いますと…
小学校や中学校で習った保健の授業とほぼ同じです。

思春期にある子ども達が、これから大人になっていく上で必要な、性感染症や避妊等の知識を得ることを目的に行います。

 

「学校で習うものを重複して行う必要があるのか？」　　　　　　　　　　

そう思う方もいらっしゃると思います。

しかし、カンボジアでは日本と少し事情が異なります。

 

まず、すべての子ども達が学校に行けるとは限りません。
貧しいために親の手伝いや弟・妹の世話等で学校に行けない子が多くいます。

また、学校に行っていても先生がいない等の理由で保健教育が行われていないまたはおろそかになっているケースも多く見受けられます。

現に、SKO孤児院の子ども達が行っている学校では保健教育が行われていません。

 

知識がないために、将来やりたいことができなくなった。

大切な人を傷つけてしまった。

 

でも知識があれば…
それらを防ぐことができるかもしれない。

 

 

子ども達の大切な将来を守るために、
NACEFでは2012年より保健教育を実施しています。

 

そして、昨年2015年、保健教育4年目では、「具体的な行動化」を目標に行いました。
 
↑教育風景です。

 

具体的な内容としては、

＊HIV/AIDSについて
＊性行為のリスク
＊中絶の仕組み
＊避妊の方法・演習 等です。

 

思春期にある子ども達なので、少し恥ずかしそうにする場面は見られますが、

年々子ども達の積極性は増していっているように感じます。

最終段階であるエンパワメントに向けて、ますます子ども達が成長していけるよう全力でサポートしていきたいと思います。

残り、一週間となりました。
今後とも、お力添えのほどお願い申し上げます