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\かけはしサポーター/難聴者の「学ぶ」「働く」を応援する社会づくり
大阪聴覚障害児交通事故死の判決、賠償金は一般の85%
皆さんこんにちは。
岩尾です。
今日は、かけはしを応援してくださるみなさまには知ってもらいたいことがありましてご紹介です。
既にご存知の方も多いと思いますが、大阪で起きた難聴児交通事故死の裁判の判決がでました。
自分の持病を隠してショベルカーを運転していた人が歩道に突っ込み、当時11歳の難聴の子が亡くなられた事故です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/564daf080a5fe9347e07bc2958b726f8deed0530
この賠償金をめぐり、加害者と加害者の入っている建設会社が、聴覚障害があるから、一般の人の平均給与の60%で賠償金を設定すべきだと主張。
ご遺族は当然全額を希望され今回の裁判になったわけですが、その判決は、85%という結果となりました。
ただただ、悔しいし、悲しいし、怒りもあります。
ご遺族の気持ちはいかばかりか、同じ難聴の子を持つ親としても想像しきれるものではありません。
ご遺族も、お金の問題ではない、ただ、娘の11年間の努力を認めてほしいだけだと言われていました。
それが認められなかった。
聞こえないという理由で、15%が減額されたのです。
60%が85%になったから前進じゃないかという意見もあります。
でも、それは違います。
根本的に、差をつけること自体がおかしいんです。
人の命に、差をつけるのが妥当ですか?
そんなことを、人が人にできるものなんですか?
何が誰一人取り残さない社会を目指そうですか。
持続可能な社会をつくろうですか。
取り残してるじゃないですか。
人の命に差をつける世界が続くんですか?
「娘の11年の努力を認めてほしいだけ」
この思いが伝わらなかった。
悔しくてたまりません。
この一つの判例は、最愛の娘さんを亡くされたご家族に更に追い打ちをかけるでしょう。
何でこんな仕打ちができるんですか?
自分には遠い世界のこととして向こうから眺めてるだけだからできる所業でしょう。
海外では、田舎のコミュニティバスの廃止が決定されて、存続させてほしいというデモに裕福な人も普通に参加するようです。
なぜかと聞くと、「だって必要な人は困るでしょ」と言うようです。
こちら側に回って見れているのです。
もちろん、日本でもそういう方はいます。
でも、こちら側に回って見れない人が多いんです。
実は、この問題は、働く現場でも、教育の場でも、地域でも、多くの人の無意識下にあります。
日本では、障害者雇用になると、なぜかほとんどの場合給与が減ります。
同じような職種での採用でです。
この時点で、差別を容認しているんです。
そして、聴覚障害に関して言えば、補助業務が大半を占める現状がある。
できないと思ってるんです。
でも、それは間違っています。
できますよ。
多くの企業さんが思ってる以上に、できることは多くあります。
聞こえる人間以上にできることも、多くあるんですよ。
意思疎通できない、コミュニケーション取れないと思っているかもしれません。
それは、お互いの協力がなければ確かにできません。
でも、お互いの協力があればできるんです。
できますよ。
話したいと思えば、できます。
みんな、知らないだけなんです。
この件で、更に強く誓いました。
聞こえない「けど」採用しましょう
から、
難聴者の強みを活かして事業をより発展させる雇用へ!
かけはしが目指しているものです。
聞こえないがゆえに突出した力はあります。
その人個別の能力もあります。
そして、お互いの協力とちょっとした工夫があればコミュニケーションは取れます。
これを全国の企業が知っている状態に絶対にします。
まだまだ1社も働きかけられてないですが、絶対にやります。
こんな悔しい思いをする人をもう絶対に出したくない。
今は情けないぐらいに無力ですけど、絶対にこの社会をつくります。
孫の代に受け継いでも絶対につくる。
できることから一つずつ、精一杯やります。
コース
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