科学は集団的な活動です！

▼ プロジェクト内容説明において訳者、早川健治さんも動画コメントでふれられていましたが、この翻訳本では、オレスケスさんの早川さんによる特別インタビューが掲載されています。そのほんの一部からもオレスケスさんの思想がよくわかるので、ちょこっとご紹介の第三弾！

オレスケスさん：ところで、私たちは過度に個人主義的な社会に暮らしていますよね。日本では状況が異なるかもしれませんが、少なくとも欧米では、個人の科学者が持ち上げられ、脚光を浴びる傾向があります。例えば、BBCのようなテレビ番組のインタビューを見ると、そこにはいつも一人の科学者が出演しています。しかし、これでは科学という営みについて誤った印象を与えかねません。というのも、科学はかなり集団的な活動だからです。他の人たちと一緒に共同作業をし、他の人たちが提示する証拠や見解に開かれているからこそ、科学者は同僚や新情報から学ぶことができ、新たな情報に基づいて見解を更新し、うまく研究が進んだ際には、信頼性のある結論を導き出せるわけです。

いかがでしょう。

本の完成を楽しみにお待ちください。