支援総額
目標金額 1,550,000円
- 支援者
- 191人
- 募集終了日
- 2023年10月19日
ときに、科学(者)も間違う!?
▼ちょこっとご紹介の第五弾は、編集の白崎が面白いと思った本書の一部を以下にご紹介します。福島原発事故後の処理をめぐっても「科学的」という言葉が飛び交っていますが、さて、その「科学」とやらも「間違う」という歴史のお話です。
▼ ときに科学(者)は間違う!?
<以下、本書の一部抜粋、スティーヴン・マシードさんによる、「まえがき」より>
それでもなお、科学者は時として間違える。(中略)――――
オレスケスは科学が脱線した事例を5つ熟慮している。では、この5つの例の共通点は何であり、そこから私たちは何を学び取ることができるだろうか。
1つ目は「エネルギー制限論」だ。19世紀後半に人気を博した理論だが、そこでは勉学にエネルギーを費やすと生殖機能に支障が出るという理由から、女性は高等教育を受けるべきではないという主張がなされた。この理論はメアリー・パトナム・ジャコビ博士から痛烈に批判されたが、本節で示されたとおり、それは男性科学者に対してほとんど即効性がなかった。
もう一つの例として、大陸移動説の却下が挙げられている。特にアメリカでは多くの科学者が同説に敵対的な態度をとり、これが「ヨーロッパ流」の欠陥方法論に基づくと主張した。
3つ目の実例は優生学だ。昨今ではナチズムにしばしば紐付けられる考え方だが、当時はアメリカを始め西洋諸国でも実に様々な人たちが優生学を支持し実践していた。オレスケスはここで、アメリカやヨーロッパにおける優生学をめぐる複雑な政治を巧みに解説してみせた。
オレスケスの第4の実例はホルモン性受胎調節と、それが往々にしてうつ病の原因となることを示す証拠だ。特定の受胎調節薬の服用を始めた後、多くの女性がうつ病の発現を経験している。オレスケス教授もまた自身の体験を語っている。しかし、数百万人もの女性から寄せられた自己報告を、医学界は「信が置けない」として長らく軽視していた。
最後の例として、オレスケスはデンタルフロスを取り上げている。フロスの使用の有効性を示す確固たる証拠はないという報道が、当時は大々的になされた。オレスケスは問題を深く掘り下げ、フロスの使用を検定するためのランダム化試験の欠如は、証拠の欠如を意味するわけではまったくないと論じた。ーーーーー
いかがですか?
本の完成をお楽しみに。
リターン
5,000円+システム利用料
純粋応援コース
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 53人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年1月
10,000円+システム利用料
書籍先取りコース
◇ 完成書籍を発売前にゲット
・2023年12月に発送予定
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 124人
- 在庫数
- 75
- 発送完了予定月
- 2023年12月
30,000円+システム利用料
科学への情熱コース
◇ 書籍へお名前記載(ペンネームまたは匿名も可)
◇ 完成書籍を発売前にゲット
・2023年12月に発送予定
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 86
- 発送完了予定月
- 2023年12月
100,000円+システム利用料
会心の一押しコース
◇ 訳者・出版社との編集会議へご招待
・ビデオ通話形式(音声のみも可)
・2023年11月以降に開催予定
◇ 書籍へお名前記載(ペンネームまたは匿名も可)
◇ 完成書籍を発売前にゲット
・2023年12月に発送予定
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 19
- 発送完了予定月
- 2023年12月