厳しい実情

２０２５年１月１７日（金）

日を跨いでしまい昨日になりますが、埼玉県内のとある現場に入りました。昨年末に８０代のひとり暮らしのお爺さんが亡くなり、猫たちがとり残されていました。内外自由な飼い方だったのか、それとも野良猫が崩れた壁の隙間から家の中に入り込んだのか？家主なき廃墟には、３０頭以上（？）の猫がいるとのことでした。

壁に穴が開き、天井も崩れた家は、家主の生前から荒れ果てていてゴミ屋敷化していたのがわかりました。玄関先には懐っこい白黒の猫。穴の開いた天井からは猫が覗いていました。

今日、目視できた猫は５～６頭のみでしたが、家主亡きあと、猫が心配でご飯をあげてくれている人の話によると、２８頭が一度に出てきたのを見たとのことでした。２８頭で全部なのかわかりませんが、相当数の猫が未不妊・未去勢でいることがわかりました。

もうそろそろ盛りの時期が来てしまいます。そして、３月末から４月には子猫が生まれてしまいます。仮に３０頭いるとして、半分が女の子だとすると、６０頭くらいは子猫が生まれる計算になってしまいます。

不妊・去勢手術はマストですが、保護する枠がない。全頭リターンか？亡くなったお爺さんの親族は猫なんか知らない、そのうちいなくなるから放っておけばいいと言っているそうです。この家は、近いうちに取り壊すとも言っているそうです。天井から入り込んだ屋根裏をねぐらとしている猫たち。リターンしたら家の取り壊しに巻き込まれるのではないか？巻き込まれなかったとしても散り散りになり生き残れる猫はどれだけいるのか？

保護枠があれば保護したい案件ですが、シェルターはいっぱいです。。。

保護したら保護したで、お世話はもちろんたいへんですが、保護してあげたいのにできない、この方がずっとつらく苦しいです。

こういう猫たちを救うための新たなシェルター設立のクラウドファンディングをたちあげました。

もし可能でしたら、ご支援をお願いいたします。

https://readyfor.jp/projects/nekokatsu-sherter