【メッセージリレー】 愛玩動物看護師、老犬介護士　田仲一美様からの応援メッセージ

いただいた応援メッセージのご紹介

私が土井さんと出会ったのは12年前、ペットシッターとして土井さんのご自宅に入らせていただいた時です。当時土井さんのお家には猫ちゃんは１匹でした。

その後ミルクボランティアを始められた土井さんから仔猫の相談を受けたり、譲渡会をする事になったりと気がつけば11年。ずっと猫達のために走り続けている土井さんを応援し、私ができるお手伝いをしてきました。

ただ、全てが順調だったわけではありません。譲渡がうまく行かなかったり、別れがあったりする度に感情の波に揺さぶられました。でもだからこそ1匹1匹の出会いと旅立ちが今でも心に深く残っています。

現在私はNPOメンバーからは一身上の都合で脱退しておりますが、少し距離を置くようになった今、改めて思うのは「続けることの大切さ」と「多様な関わり方がある」ということです。情報を発信したり、物資を届けたり、関心を持ちつづけることも立派な支援だと思います。

そしてなにより「自分が無理をしないで関わること」が長く続ける秘訣なのだと感じております。

年齢を重ねる中で、「もし自分に何かあったら、この子はどうなるのだろう」と不安を抱える飼い主さんが増えています。実際に、飼い主を失って行き場をなくす猫たちも少なくありません。そんな猫たちを守るために、保護や譲渡そして事前に相談できる場所を整え、高齢者が安心して飼える環境を支えることも大切だと思います。

人と猫がずっと幸せに暮らせるように、地域の支え合いや、やさしいつながりを広げ、「人と猫に優しい拠点」としてこの「ねこまち長屋」も、その1つになれれば素敵なことだと思います。ひとりでは難しいことも、みんなでやればできるんだと。