ねこハウスのハク君

保護以前より慢性の下痢に悩まされていたのは、ハク君です。

ストラバイト（膀胱に砂が溜まる病気）もありましたが、元飼い主さんが、療養食を食べさせ続けていてくれたおかげで、保護した時点ではストラバイトは完治しておりました。

しかし、元飼い主さんは多頭飼育状態でハク君を飼育しており、慢性の下痢は改善する事もなかったそうです。

ハクは飼い主さんが亡くなったことによってねこ友会に保護となりました。

ハクは人慣れしており、人間が大好きです。しかし、慢性の下痢があることで里親さんを探すこともできないことから、下痢が治るまで、ねこハウスで飼育することとなりました。

お尻からポタポタ便が垂れてしまうため、朝にハウスのお世話ボランティアさんが行った時には、ケージ内も体も便にまみれてしまっており、清掃や清拭には多大な労力がかかりました。

現在も、獣医さんとともに下痢の改善に向けて取り組んでいます。
療法食や下痢止めでも治らないことから、アレルギーの可能性も考えてアレルギー食に挑戦しています。

少しずつですが、改善も見られてきています。
人馴れもしておりだっごが大好きなハク君。下痢さえ治れば、いずれずっとのお家を見つけてあげたいと願っています。

体重も徐々に増えてきて、元々特徴的で愛くるしい模様で、可愛さにも磨きがかかっております。
ねこハウスのお世話ボランティアさんたちは、手のかかるハク君にも根気よく向き合い愛情を注いでいます。

いつかハク君の下痢が治り、人間が大好きなハク君がずっとのお家で幸せになれるように願いながら、今日も明日もお世話を続けています。