絶滅の危機|日本生まれのゾウによる繁殖成功の第一歩へ!

絶滅の危機|日本生まれのゾウによる繁殖成功の第一歩へ!

支援総額

21,016,000

目標金額 30,000,000円

支援者
1,493人
募集終了日
2023年7月12日

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皆さまのご協力が力になります!よろしくお願いします

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日本でゾウに会えなくなるかもしれません——

 

絶滅危惧種であるアジアゾウは、海外からの導入も厳しくなっており、数十年後には日本の動物園でゾウに会えなくなるかもしれないと言われています。

 

国内での繁殖をしていかなければ、日本の子どもたちがゾウに触れ合える未来もなくなってしまいます。私たち市原ぞうの国では、これまで「海外からやってきたゾウ」による7例の出産がありましたが、将来的に海外から導入が途絶える可能性を考えても、「日本生まれのゾウ同士」での繁殖が重要になります。

 

しかし、日本生まれのゾウによる繁殖例は未だありません……

 

皆さまからのご支援とともに、元々繁殖が難しいゾウにとってより適した園内環境を整え、日本生まれのゾウによる新しい命を未来に繋げられたらと思っています。

 

今回は、未来まで日本にゾウを残すために、繁殖に適した園内環境整備の費用を、皆さまにご協力いただければと思います。

 

 

 

|目次

 

ゾウたちに会える、ゾウと共生する未来を

プロジェクトの目的・背景

 

数十年後も子どもたちがゾウたちに会える未来を残すために

 

当園生まれの4姉妹 左から りり香(9歳)、ゆめ花(15歳)、もも夏(4歳)、ら夢(4歳)

 

日本の動物園でゾウが暮らし始めたのは1888年のこと。

 

それから約135年の歴史の中で、アジアゾウの繁殖、出産例は24例のみ、このうち生育個体はわずか11頭です(※)

 

市原ぞうの国では、2007年~2019年の間で7例の出産があり、このうち5頭がすくすくと成長しています。今まで日本生まれのゾウによる繁殖例は1例もありません(※)

(※)参照:日本動物園水族館協会(2023年3月)

 

現在、絶滅危惧種となっているアジアゾウは海外からの導入が難しく、数十年後には日本の動物園でゾウに会えなくなるとも言われています。

 

日本生まれのオスゾウ「結希」は立派に成長しており、パートナー候補にも恵まれています。「結希」のお家の環境を整えることによって繁殖が実現すれば、未来の子どもたちが動物園でゾウに会えることにもつながります。

 

このクラウドファンディングを通して、ゾウの現状や日本生まれのゾウたちの繁殖の大切さを多くの方に知っていただき、オスゾウ「結希」が暮らす環境整備のための資金の一部を皆さんにご協力いただけたらと思っています。

 

ゾウは水遊びが大好き(左から もも夏4歳、ら夢4歳)

 

 

ゾウの繁殖が難しい理由

 

ゾウはとても頭が良く、感情が豊かで繊細な動物。繁殖を成功させるためには、オスとメスの相性(パートナーへの気持ち)だけでなく、「ここで子孫を残しても大丈夫」と思ってもらえるようなゾウたちが安心できる環境を整えることが必要です。

 

 

|ゾウの妊娠と出産

 

メスゾウは年に数回の繁殖期を迎えます。妊娠期間はおよそ20~24か月。授乳期間はおよそ2年間。メスゾウが妊娠可能となるのは、10歳ころから。10歳代で初産を経験すれば、30歳代位までは母子共に安全に出産可能と言われています。

 

 

|出産、子育ても難しい

 

自然界では、ゾウは10頭~20頭位のメスゾウを中心とした群れで暮らします。群れの子ゾウは、メスゾウたちで協力して子育てをします。若いゾウは、群れの中で先輩のゾウたちの出産や子育てを見ながら学んでいきます。子ゾウは2歳頃まで母ゾウからお乳を吸って成長します。

 

しかし、動物園で幼少時から暮らしているゾウは、群れの中での子育ての学びと経験の機会が得られないため、出産することができても、育児放棄をしてしまうことが多いと言われています。

 

また、母ゾウから授乳ができないと子ゾウは生存率が低くなってしまいます。

人が母ゾウの代わりに育てる人工哺育はとても難しく、残念ながら日本の動物園での成功例は1例もありません。

 

自然哺育では、母ゾウと2~3歳くらいまで常に一緒にいます。子ゾウの順調な成長には、子ゾウが母乳を飲みたい時に飲めることと、母ゾウと一緒にいることで安心して眠ることができる環境が欠かせません。

 

当園では、ぞう使いと母ゾウが一緒に子育てをし、母ゾウの負担を軽減しています。

 

 ゆめ花は母ゾウ「プーリー」の母乳をたっぷり飲んで安心して眠ることができました

 

 

|当園のアジアゾウ繁殖・出産実績

 

 

 

市原ぞうの国における出産例

 

※ ③⑤は他園より依頼を受け当園にて出産、哺育をサポートしました。

 

アジアゾウ「マミー」が第3子を妊娠中(出産予定は2024年春) 

 

 

 

 

 

より安心して出産・子育てができる環境を作るために

皆さまのご支援で実現できること

 

自然界では、メスゾウは大人になっても10頭~20頭位の群れで暮らします。一方、オスゾウは、10歳前後で繁殖可能となると、群れを離れて単独で暮らすようになります。

 

当園のオスゾウ「テリー」も、専用の象舎で単独で暮らしています。繁殖期を迎えたメスゾウと時々同居することによって、繁殖に成功し、「ゆめ花、りり香、もも夏、ら夢」の4頭の父ゾウになりました。オスゾウ「結希」が父ゾウになるためにも、同様の環境を整えることが必要だと考えています。

 

「結希」は、母ゾウ「ズゼ」から育児放棄をされましたが、幸いなことに、その時9ヶ月先に生まれた「りり香」の子育てをしていた「プーリー」からお乳をもらうことができました。乳兄弟の「りり香」とお乳を分け合って成長した、世界でも稀な ”乳母” による哺育により成長しました。

 

りり香(左・プーリーの実子)と結希(右・養い子)に同時にお乳を与えているプーリー

 

今年2023年で9歳になる結希は、日に日に立派なオスゾウへと成長しています。これまで暮らして来たゾウ舎が少しずつ手狭になって来ています。今後、さらに大きくなる結希が安心して暮らすためには、これまでより広く、自然に近い単独で暮らせる環境を整えることが必要です。

 

そして結希が安心して快適に暮らせる環境を整えることが、今後の繁殖にもつながると考えています。

 

「りり香」と一緒に、生まれて初めてぐっすり眠る「結希」

 

同じ「プーリー」のお乳を飲んで育った結希(左)とりり香(右)

 

 

\「結希」の成長はこちら/

 

 

結希は、繁殖を目指して、昨年11月から定期的に「ゆめ花」と一緒に運動場で仲良く過ごしています。大好きなゆめ花と一緒に過ごしている結希はとても楽しそうで、将来嬉しいご報告ができると確信しています。

 

結希(左)とゆめ花(右)2022年11月撮影

 

<1st GOAL>

目標金額:3,000万円

資金の使い道:

・オスゾウ「結希」が暮らす環境整備のための資金(約8000万円)の一部として大切に使わせていただきます

 ①寝室

 ②運動場

 ③水浴び場

 

※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行いたします。

 

今回のクラウドファンディングにより、資金面でも皆さんにサポートいただき、皆さんと一緒にアジアゾウ繁殖のための環境を整えていきたいということだけでなく、次の世代にゾウという生き物を伝えていくための意味、取組みを理解していただきたいという願いも込められています。

 

現在、ゾウは全種がIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「EN(絶滅危惧種)」に分類されており、絶滅の危機が非常に高い状況といわれています。そのため、国内におけるゾウの継続的な繁殖に私たちがより力を入れなければと、このプロジェクトに本気で取り組んでいます。

 

 

|未来へ、希望を結ぶ

 

 

「結希」のパートナー候補は、当園生まれの4姉妹 ゆめ花(15歳)、りり香(9歳)、もも夏(4歳)、ら夢(4歳)。

 

「結希」と4姉妹との間に赤ちゃんが誕生していったら、きっとこんな園内になるのではと思い描いた絵です。

 

当園のゾウたちの世話をして頂いているタイの「ぞう使い」は何世代にもわたり、親から子へと、ゾウと共に生きてきました。当園もぞう使いと同じように、結希の子どもたちやゾウたちと一緒に日々過ごしていけたらと心から願っています。

 

 

 

 

ゾウと人が共生する国

市原ぞうの国について

 

ゾウと人とが共生する国

 

市原ぞうの国」は、千葉県房総半島の中央に位置する私設の動物園です。1989 年に「山小川ファーム動物クラブ」として開園してから35周年を迎えます。

 

“日本中のぞうを幸せにする” という理念を掲げ、1996年に園名を「市原ぞうの国」に変更し、2000 年(公社) 日本動物園水族館協会に加盟致しました。

 

1995 年からアジアゾウの繁殖に向けて取り組みをスタートしました。そして、2007年に当園で初めてのアジアゾウ の赤ちゃん(ゆめ花)が誕生しました。国内で初めての自然哺育に成功したことにより、(公社)日本動物園水族館協会から「アジアゾウ繁殖賞」を受賞しました。

 

現在、当園生まれの5頭の他に、サーカスやサファリパーク、インドからやってきたアジアゾウ、動物園の閉園に伴い来園したアフリカゾウを含む10頭のゾウが暮らしています。ゾウの飼養頭数としては日本最多です。

 

ゾウたちは、タイから来た11名のぞう使いと共に暮らしています。自然豊かな園内は、山の形状をしています。坂を上った一番上に象舎があり、ゾウたちの寝室の裏にぞう使いたちの寮があり、何かあった時でもすぐに駆け付けられるようにゾウの声が聞こえる距離で暮らしています。

 

子ゾウたちは、ぞう使いさんのことが大好き!

 

 

1年365日ぞう使いはゾウと共に暮らしています

 

 

ゾウと共に生きるぞう使い

 

市原ぞうの国の一番の特徴でもあり、強みともいえるのが、タイ人の「ぞう使い」の存在です。

 

市原ぞうの国で暮らすゾウには、1頭ずつ専任の「ぞう使い」が付いています。彼らはタイにあるゾウの村の出身で、親子代々ぞう使いをしており、生まれた時からゾウをパートナーとして共に暮らしてきました。

 

ゾウの繁殖においては、ゾウがストレスなく暮らし、「ここで子孫を残しても大丈夫だ」と感じてもらうことが重要です。そこで、市原ぞうの国では、ゾウの「人・食・住」を大切にしています。ぞう使いたちの存在なくしては、日常の体調管理やゾウとの強い信頼関係のもとに成り立つパフォーマンス、そしてゾウの自然繁殖も成功しなかったでしょう。  

 

椅子を分け合って座る子ゾウとぞう使いさん
ゾウの背中の乾草を掃除するぞう使い
ゾウたちのお肌の手入れは欠かせません

 

|ゾウとぞう使いの一日

 

❶ 毎朝の体調管理・ケア

 

 

毎朝、ぞう使いは担当のゾウの体を洗ったり、爪のお手入れをします。ゾウの目を見るだけで体の不調や機嫌等を把握できると言います。

 


 

❷ 好みに合わせた食事

 

 

果物や生草、干し草、おからなどの食事以外にも、毎朝採りたての竹や笹などを与えています。大人のゾウだと、一日に竹、草、干し草、果物、野菜、ご飯、固形飼料等約100kgほどを食べます。

 

ぞう使いたちは敷地内の裏山から竹や笹などを取ってきて与えます。しかも、ゾウによって柔らかさや部位の好みが異なるため、ゾウの好みや体調を考慮して与えています。

 


 

❸ ゾウの素晴らしさを知って頂くために

 

 

ゾウたちは賢く、いろいろなことをこなしていきますが、中でも鼻で筆を握って絵を描くパフォーマンスはゾウの頭の良さやコミュニケーション能力の高さが伺えます。当園のゾウたちは大好きなぞう使いと一緒でないと絵筆を動かしません。信頼関係がしっかり構築されて、ゾウ自身が絵を描くことを楽しみながら絵の練習に励んでいます。

 


 

❹ 住み良い環境づくり

 

 

象舎は冬でも常に室温をゾウに合わせて18℃に保っています。何かあったらすぐ駆け付けられるように象舎の隣の寮でぞう使いたちが暮らしています。

 

普段から気兼ねなく過ごせるよう1頭ごとに専用の寝室があります。園内にはゾウたちが遊べる水場も設置しています。また、妊活をしやすいような居住空間を設けています。年老いたゾウや休養が必要なゾウがのんびり過ごすための施設「勝浦ぞうの楽園」もあります。

 

繁殖のためには、仲間のゾウがたくさんいること、信頼できる人が世話をしてくれること、オスゾウは普段は単独で暮らせること、メスゾウは安心・快適に暮らしつつ定期的にオスゾウと交流ができること などの環境が必要です。

 

今回のクラウドファンディングでは、繁殖可能な年齢になったオスゾウ「結希」のための住環境を整えることで、日本生まれの4姉妹の妊娠・出産に繋げ、日本生まれのアジアゾウの継続的な繁殖を目指しています。 

 

 

 

「日本のぞうさんを幸せにする研究会」の設立

 

この研究会は、「日本で暮らすゾウたちが少しでも楽しく良い環境で暮らせること」、「多くの方がゾウに関心を寄せて、ゾウを好きになってくださること」を目標として2022年6月に設立しました。

 

 

市原ぞうの国では、ゾウの知られざる身体能力・知的能力・感情・社会性などを検証し、ゾウの心身の健康管理および治療・飼育展示方法・飼育環境・馴致訓練等について研究しています。

 

そして、この研究会の活動の一環として、ご来園いただいた方を対象に「ぞうを学ぶ勉強会」を開催しています。また、この研究会は、動物園及び研究者に、研究や情報共有の場を提供していきたいと考えています。

 

2023年3月10日開催「ぞうを学ぶ勉強会」。ゾウの体を目の前で計測し大きさを実感していただきました。

 

■研究により目指す方向
・ゾウの健康管理、治療方法の向上
・ゾウの繁殖の向上
・ゾウの身体機能能力の解析
・ゾウの知的能力の解明
・ゾウの生活の満足度の向上
・ゾウ同士のコミュニケーション解析
・ゾウと人とのコミュニケーション解析
・飼育施設の環境整備のあり方
・お客様の満足度・ゾウへの理解度の向上
・各施設、研究者との情報共有
・海外の施設および研究

 

 

市原ぞうの国のゾウさんたち

 

市原ぞうの国に住んでいる個性豊かで魅力的なゾウさんたち。当園生まれの5頭とそのファミリー、なかまたちをご紹介します。

 

 

 

当園生まれのゾウたち

 

長女☆「ゆめ花」☆(ユメカ)☆

 2007年5月3日生まれ(父:テリー 母:プーリー)
名前の由来:夢が花ひらきますように

 

ゆめ花は、当園で初めて生まれたゾウさんです。ゆめ花は、日本で初めての母ゾウによる子育て「自然哺育」が成功した日本生まれのアジアゾウ最年長です。3頭の妹たちにとても慕われています。また、お絵描きや文字を書く事が得意で、大好きな担当のお兄さんと一緒に描く作品はとても人気です。

 

 

 

 

次女☆「りり香」☆(リリカ)☆

2013年9月3日生まれ(父:テリー 母:プーリー) 

名前の由来: 夢の花の香りが広がりますように

 

当園で2番目に生まれた「りり香」は、予定日よりも少し早めだったこともあり、仲間のゾウに見守られながら誕生しました。スタッフがかけつけた時にはちょこんとプーリーママの足に隠れていた「りり香」です。生後9か月の時は、母ゾウから乳をもらえなかった「結希」を優しく迎え入れ、自分のママのおっぱいの吸い方を教えてあげていた心の優しい子です。今は妹ゾウたちが可愛くてショーの合間でも妹たちの傍にいて可愛がっている様子が見れます。

 

 

 

 

 

 

☆「結希」☆(ユウキ)☆
2014年6月12日生まれ(父:マック 母:ズゼ)
名前の由来: 希望を結ぶ

 

当園で3番目に生まれた「結希」は、神戸市立王子動物園で暮らす「ズゼ」の第4子。母ゾウに乳をもらうことができなかったため、当園の「プーリー」が乳母となり実子「りり香」と一緒に育てました。一緒に育った「りり香」が大好きな結希です。日に日に大きく成長する体つきは、きっと将来日本で一番大きなオスゾウになるのでは?と期待しています。

 

 

 

 

三女☆「もも夏」☆(モモカ)☆

2018年7月31日生まれ(父:テリー 母:プーリー)
名前の由来: 桃の長寿にあやかり、夏の日差しのように元気に健やかに育ちますように

 

「もも夏」が誕生した時、それまで何頭ものゾウの出産に立ち会ってきたタイ人ぞう使いから、大きな歓声が沸き上がりました。後で聞いてみると、もも夏の肌色が黒かったことに喜んでいたとのことでした。タイでは、百頭に一頭くらいしか生まれることのない肌の黒い赤ちゃんゾウは、とても良いゾウに育つのだそうです。2023年で5歳になる「もも夏」は、全く物怖じしない、人見知りしない、愛嬌たっぷりのゾウに成長しています。当園一のおてんば娘です。

 

 

 

 

 

四女☆「ら夢」☆(ラム)☆

2019年1月15日生まれ(父:テリー 母:マミー)
名前の由来: 良い夢のように日々過ごせますように

 

当園で7番目に生まれた「ら夢」は、アフリカゾウの「サンディ」が見守る中誕生しました。今では、5か月先に生まれた「もも夏」よりも背が高くなりましたが、まだまだ甘えん坊の「ら夢」です。パフォーマンスタイムでは、姉の「りり香」と共にキレッキレのダンスを披露しています。腹違いの姉「もも夏」と一緒に水遊びに興じる姿は、日本では当園でしか見ることのできない微笑ましい光景です。

 

 

 

 

当園生まれの子たちの次は、当園で暮らした年数が長い子順でご紹介します。

 

☆ミッキー☆

1978年(推定)
出生国:タイ

 

当園で40年暮らしている「ミッキー」は、ファミリーのリーダーであり、小百合園長の右腕的な存在です。新しく来たゾウたちを出迎えるのは、いつもミッキーの役目です。小百合園長と秘密の会話ができているようなのです。ミッキーと園長がお話すると落ち着きがなかったゾウも冷静になってしまうほど。市原ぞうの国の中心的なぞうさんでもあります。

 

 

 

 

☆ランディ☆

1980年生まれ(推定)
出生国:タイ

 

当園で36年暮らしている「ランディ」は、映画「星になった少年」のモデルになったゾウです。撮影のお仕事が大好きで数えきれないほどの作品に出演しています。撮影クルーが来ると「私の出番ね!」と言わんばかりに顔がキラキラします。また「ランディに会いに来ました」というお客様もとっても多いです。

 

 

 

☆テリー☆

1992年生まれ
出生国:インド

 

当園で22年暮らしている「テリー」は、「ゆめ花」「りり香」「もも夏」「ら夢」のお父さんゾウです。大人になった野生の雄ゾウは単独で暮らすため、当園でもテリーはオスゾウ専用のゾウ舎で暮らしています。娘たちの成長をあたたかく見守ってくれているお父さんです。

 

左から、テリー・ゆめ花・プーリー・りり香(2014年4月撮影)

 

 

☆マミー☆

1998年生まれ
出生国:インド

 

当園で21年暮らしている「 マミー」は、「ら夢」のお母さんです。子供が大好きなマミーは、ゆめ花やりり香たちをとっても可愛がってくれるゾウさんです。第1子「ソラ」を死産で亡くした時は、涙を流しずっと動かない「ソラ」を見つめていました。第2子の出産で元気いっぱいの「ら夢」が誕生し、ようやくマミーの顔に穏やかな笑顔が戻った日を忘れません。今は、2024年春頃、第3子出産に向けて娘のら夢や仲間のゾウたちと一緒に穏やかな日々を過ごしています。

 

 

☆サンディ☆

1986年生まれ(推定)
出生国:アフリカ

 

当園で26年暮らしている唯一のアフリカゾウの「サンディ」です。北海道の動物園の閉園を期に来園しました。来園当初は、みんなと一緒に園路のお散歩に行くこともできませんでした。今では、パフォーマンスタイムでハーモニカを吹いたりフラフープを回したりと大活躍です。アフリカゾウの仲間はいませんが、アジアゾウの仲間として子ゾウたちにも慕われています。

 

 

 

 

 

応援してくださる皆さまへ

メッセージ

 

坂本 小百合

市原ぞうの国 園長

50年ほど前モデルの世界にいた頃、いつもこの言葉を考えつらいときも楽しい時も過ごしました。

 

「誰でもやれることで、一番になるのは難しい」

「誰もやらないことで、一番になることはもっと難しい」

 

動物と共に楽しい動物園を皆様に見ていただく夢を持ち続けて、35年頑張ってまいりました。今、日本生まれのオスゾウとメスゾウのかわいい赤ちゃんの誕生を目指しています。

 

もしかしたら、私の最後の「夢」になるかもしれません。

 

どうぞ、皆様のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

 

 

小竹 隆

市原ぞうの国 相談役
(長崎バイオパーク 元園長)

ANIMAL WONDER REZOURT「市原ぞうの国」は、ゾウが健やかに暮らせるユートピアを目指しています。現在、ゾウの生息地では人口の増加による宅地や農地への開発がすすみ、自然環境の消失することにより個体数が減少してきております。


そのため、国際自然保護連盟(IUCN)では大型草食動物「アジアゾウ」を絶滅危惧に選定しています。このような状況の中で、日本で生まれ育ったアジアゾウ達が繁殖に成功する事は、ゾウのユートピア創出に大きな一歩を踏み出すことになります。


「ゾウと一緒に生きる未来をつくりたい!」プロジェクトに是非ご賛同をいただきたいと思っています。皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

いただいた応援メッセージ

 

 

岩井雪乃様

早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター 准教授

私は、タンザニアのセレンゲティ国立公園という動物保護区で、アフリカゾウが農作物を荒らしてしまう「アフリカゾウ獣害問題」に20年以上取り組んでいます。その活動の中で、「野生ゾウ」と「飼育ゾウ」では、人間との関わり方を変える必要があることを学びました。

 

セレンゲティに数千頭もいる野生ゾウに対して、畑や人間を襲わないように調教することは不可能です。そのため、むしろ人間を恐れて近づかないようにする「距離をとった共存」が必要です。その一方で飼育ゾウは、しっかり人間が関わって、危険な行動を予防したりストレスを緩和したりする「管理された共存」が必要です。

 

市原ぞうの国は、ぞう使いのみなさんが生活を共にしながらゾウを見守っていて、飼育されているゾウにとってすばらしい環境です。ここでなら、人間の支援を受けながら繁殖能力を発揮して、日本初のプロジェクトが成功できると思います!野生ゾウは野生のまま人間とは関わらずに、飼育ゾウはしっかり人間の支援を受けながら共生して、これからも子どもたちに夢と学びを与えてください!

 

 

花木久実子様

神戸市立王子動物園 元副園長

2014年6月12日、市原ぞうの国で結希は生まれました。結希の母親は人工保育で育ったために子育ての方法がわからないゾウでした。このため、ぞうの国でプーリーの子育てを見て勉強するために神戸から来ていたのでした。しかし産んではみたものの授乳の方法がわからず途方に暮れる母ゾウと寂しさと空腹で泣き続ける結希・・・。困りきった私たちに手(鼻)を差し伸べてくれたのがプーリーと娘のりり香、そして市原ぞうの国スタッフの皆様でした。

 

プーリーは自分の子のように結希に乳を与え、慈しんでくれました。ゾウの優しさ、絆の深さ、スタッフの皆様がゾウに向ける愛情にとても感銘を受けた出来事でした。

 

結希はゾウの群れの中で、プーリー親子と市原ぞうの国の皆様に守られてすくすくと立派に成長しました。そして今回、園長は結希に日本生まれのゾウ同士の繁殖という試みに挑戦する機会を与えてくださいました。ゾウという偉大で素晴らしい生き物を絶滅させてはなりません。命を未来に続ける市原ぞうの国のチャレンジを心より応援いたします。

 

鏑木 一誠様

千葉市動物公園 園長

野生動物の展示を通して、命の煌めきや動物生態の魅力を伝えるとともに、命を取り巻く様々な課題に自らが対峙し、生物多様性の大切さへの理解促進と、野生動物をふくむ自然環境、ひいては地球全体を守ることへの関心とその為に必要な行動変容に繋がる、新たな気づきと学びの機会を供するのが動物園の使命です。

 

ゾウの日本最多飼育数を誇り、これまでも海外生まれのゾウの繁殖で“種の保存”に貢献されてきた「市原ぞうの国」様には、ゾウの飼育展示をはじめ当園と様々な連携を頂いております。

 

坂本園長と職員の皆さんで今回取り組まれる日本生まれのゾウによる初繁殖への挑戦は、“種の保存”にとって、またゾウとの共生未来の構築という意味においても、極めて意義深いものだと思っております。

 

“希望を結ぶ”という思いが込められ名付けられた日本生まれのゾウ『結希(ゆうき)』が、親ゾウになる為のこの取り組みを応援しています!

 

荒井 賢治さま

宇都宮動物園 園長

私たちの動物園にいる1頭のゾウ。名前は宮子、彼女とはすでに30年のつきあい。当時はあまり感じてはいなかった宮子の飼育環境があまりよくないことを。それを補うために飼育員が一生懸命彼女のストレスを緩和するために努力していたこと。お陰様でこのような飼育環境の中でも精神面や健康面特に問題はありません。

 

しかし、宮子がいなくなった時、現状では新しいゾウを飼うことはできないでしょう。例え飼育する空間の環境整備をしても日本には移動できるゾウに限りがあるからです。長い間、繁殖していなかったゾウが近年漸く増え始まりましたが、まだまだ余裕があるとは言えません。

 

こうした長年の経験から考えても結希の寝小屋整備することは日本のゾウを守るためにもとても大切なことだと思います。映像技術がどれだけ優れたとしても、本物を見せることは動物園の役割としてはとても大事なことだと考えています。

 

ゾウをいつまでも私たちが身近に感じることができるためにも、市原ぞうの国の今回のプロジェクトを達成することは重要ではないのでしょうか。皆さんも私たちと一緒に応援していきませんか。

 

宮子がいつまでも健やかでいられるためにたくさんの方に応援してもらったからこそわかるご支援の大切さ。皆様に助けられた園館としてこのプロジェクト全力で応援させて頂きます。

 

乙津 和歌さま

(公社)日本動物園水族館協会 アジアゾウ種別担当者

子どもたちが「ゾウさん」をいつまでも見られるように、多くの動物園がゾウの赤ちゃん誕生に取り組んでいます。ゾウの場合は頭数が少ないオスが活躍してくれることがとても大切です。


結希が快適にすごせる環境をつくってあげることで、本来のオスの行動がより発揮できるはずです。立派に成長した結希の今後に期待しています。

 

 

楠田 哲士さま

岐阜大学応用生物科学部 教授(動物繁殖学研究室)

日本生まれのゾウの未来プロジェクト、応援します!!

 

私はゾウが好きで、20年前から繁殖の研究を続けています。市原ぞうの国との出会いは、今は亡きプーリーの妊娠診断からで、2007年のゆめ花が生まれた時です。GW中の出産だったこともあり、てんやわんやの動物園をお手伝いしながら、園内で寝泊まりし、母子を観察したことを思い出します。

 

市原は,難しいゾウの繁殖を日本一多く成功させています。さらに、人工哺育の問題に直面していた日本の複数の動物園の悩みを、坂本園長が一手に引き受け、市原のゾウの大家族の中で育てることで、結希も立派に成長しました。いよいよ次世代の繁殖を準備する時です。

 

日本初の挑戦、期待しています!皆様も応援よろしくお願いします。

 

 


ご留意事項

※このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。

 

※リターンについて:やむを得ない事情によりご利用いただけなくなった場合でも返金はいたしかねます。


※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

※銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

 

プロジェクト実行責任者:
佐々木 麻衣(市原ぞうの国)
プロジェクト実施完了日:
2023年7月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

オスゾウ舎の環境設備を整える(寝室・運動場・水遊び場等)

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
自己資金

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リターン

3,000+システム利用料


<7/12NEW>グッズ応援|サバチョビ実行委員長 アクリルキーチェーン

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●お礼のメール
●サバチョビアクリルキーチェーン
※画像はイメージです

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年10月

12,000+システム利用料


<7/12NEW>グッズ応援|もも夏5歳記念ぬいぐるみ+チケット2枚/バッジ

<7/12NEW>グッズ応援|もも夏5歳記念ぬいぐるみ+チケット2枚/バッジ

●お礼のメール
●ホームページにお名前掲載<1年間|希望制>
●市原ぞうの国の1日入園チケット2枚(+支援者証明「パートナー缶バッジ」1個)※1

●もも夏5歳記念ぬいぐるみ
●5歳記念缶バッジ

- - - - -
※1
・年齢区分はございません。
・有効期限:発行から6ヶ月
・転売はできません。プレゼントなどの譲渡は可能です

申込数
4
在庫数
96
発送完了予定月
2023年9月

3,000+システム利用料


<7/12NEW>グッズ応援|サバチョビ実行委員長 アクリルキーチェーン

<7/12NEW>グッズ応援|サバチョビ実行委員長 アクリルキーチェーン

●お礼のメール
●サバチョビアクリルキーチェーン
※画像はイメージです

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年10月

12,000+システム利用料


<7/12NEW>グッズ応援|もも夏5歳記念ぬいぐるみ+チケット2枚/バッジ

<7/12NEW>グッズ応援|もも夏5歳記念ぬいぐるみ+チケット2枚/バッジ

●お礼のメール
●ホームページにお名前掲載<1年間|希望制>
●市原ぞうの国の1日入園チケット2枚(+支援者証明「パートナー缶バッジ」1個)※1

●もも夏5歳記念ぬいぐるみ
●5歳記念缶バッジ

- - - - -
※1
・年齢区分はございません。
・有効期限:発行から6ヶ月
・転売はできません。プレゼントなどの譲渡は可能です

申込数
4
在庫数
96
発送完了予定月
2023年9月
1 ~ 1/ 97

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