プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

障害者の自立を!

ネパール・ポカラに自立生活体験室をたちあげるための資金を届けたい!

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。沖縄県自立生活センター・イルカ代表の長位鈴子です。母親のお腹にいるときから、関節拘縮(かんせつこうしゅく)という関節の可動域が制限されてしまう症状をもっていますが、これまで長く障害者の自立生活のための活動を行ってきました。

 

研修生を迎えたことをきっかけにネパールとの交流が始まりました。そして、地震や現地の障害者の現実を目の当たりにし、ネパール・ポカラに、障害者の自立生活体験室をつくり、多くの被災障害者や困難に直面するネパールの障害者が地域で生きていけるようにしたいと考えました。

 

ネパールの建物は一般的に多くのバリアがあるため、障害者が居住するためには多くの改修が必要です。そして可動式ベッドや福祉用品も必要です。しかし、立ち上げにあたっての資金の一部が足りていません。

 

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Independent Living Society(ILS)Nepallメンバーと

 

 

2015年の地震によって、ネパールの障害者の置かれる環境はより厳しいものに。

 

2015年4月と5月にネパールを二度襲った地震では、多くの建物も倒壊し、その下敷きになった多くの人が障害を負いました。この地震での被害の少なかったボカラへは、多くの人が避難してきました。しかし被災地から避難してきても、戸籍を新しい居住地に移すことができず、障害福祉制度を利用することができない現実があります。

 

また、そもそもの問題点として、障害年金のような制度はありますが、大変重い障害で1級、下肢のみ上肢のみ聴覚・視覚どちらか一方の障害だと2級となり、金額も1級で2,000ルピー(日本円にして2170円程度)、2級で600ルピー(640円程度)しか受給することができません。ネパールではランチが1食300~600ルピー程度なので、生活が保障される金額ではありません。

 

さらに大きな問題は、障害をもって生まれたことに対して、「前世で悪い行いをしたから」という偏見があり、地域に暮らしながら外出する機会をつくれないでいるという現実も見えてきました。 そこで、過酷な環境に置かれている障害者が地域で自立生活を行えるようにするため、ネパールの障害者に対する意識を変えていくための拠点となる自立生活体験室をつくりたいと考えたのです。

 

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ネパールの一般的な住宅、計画停電の様子

 

 

ネパールとの関わりのきっかけとなったボカラから来たアンジャナ・KCさん

そして、今回のプロジェクトのスタートのきっかけとなったスーリアさん

 

2013年、ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業でネパール・ポカラから来た障害当事者アンジャナ・KCさんを研修生として受け入れました。彼女は帰国後、ポカラにおける障害当事者による地域活動を実施し、私たちも支援・激励を続けてきました。

 

これをきっかけに、2014年5月、私はネパール・ポカラを訪問し、そこにいる障害当事者の置かれている状況を目の当たりにしました。その後もポカラに設立された障害者団体Independent Living Society(ILS)Nepalの事務局長であるヘム・グルンを日本へ招へいする等、現地からの要請を受けて、ネパールで障害当事者が暮らしていける基盤整備支援を行ってきました。

 

地震が発生して2年ちかい2017年1月に再度ネパール・ポカラを訪問した際には、ピア(同じ背景を持った仲間)カウンセリングや自立生活プログラム、啓発活動や行政との話し合い、バリアフリーの整備要請等を継続し行っていました。

 

そんな活動の中、出会った、Surya Bahadur Tamang(スーリア)さん

 

スーリアさんは19才、生まれつき脳性麻痺で四肢に麻痺があり、言語障害もあります。今回の地震により、山岳地域の村にあったスーリアさん家族の家は倒壊し、命からがらポカラに避難してきました。彼は教育を受ける機会がなく、介助は母親が一手にになっており、その母親も生活のためお店をしており、日中は介助ができないため、全介助の必要な彼は部屋にこもるようになっていました。

 

しかし、今回の訪問をきっかけに日中は(ILS)Nepalの事務所に通うようになりました。今後彼のような人が「自己選択」「自己決定」「自己責任」をできるような環境をもっともっと整えていくことが必要だと、彼を通して非常に強く感じました。

 

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被災した障害者訪問活動の様子(Suryaさんは左上の写真の右側)、セミナーの新聞記事

 

 

ネパール・ポカラで、障害者の自立生活体験室の設置を行います。

 

今回のご支援は、現地団体(ILS)Nepalが体験室を立ち上げるために、現地で部屋を改修する費用や可動式ベッド、福祉用品を購入するための資金提供というかたちで使わせていただきます。

 

運営に関しては現地(ILS)Nepalが行い、私たちは適切に運営されているか、報告を受け、助言や指示を行います。今回の資金についても同様のかたちで行います。

 

■資金使途

・施設改修費

・可動式ベッドや移乗のためのリフト用の設備

・その他福祉用品

 

また運営費としては、家賃や水道高熱費が月4万円などかかってきますが、継続的な運営は、障害者団体のネットワークによる支援や国への制度化も含めた働きかけを行っていきますが、まずこのプロジェクトを通して初期費用を捻出し、体験室の運営を開始したいと思います。

 

自立が進むことで、障害者自身がまちづくりの主体となっていきたいと考えています。

 

 

障害者自身が町づくりの主役となって復興の原動力に、

そしてネパールがバリアフリー先進国となるように。

 

日本では、長年当事者により行われてきた自立生活運動と、経験により培われてきた自立生活プログラムがあります。そのノウハウと理念を、ネパールの障害当事者に伝えることで、ネパールの障害者や彼らを取り巻く社会のエンパワメント(影響し合い成長し合う)が期待されます。

 

また、本プロジェクトに関わる日本の障害者にとってもより過酷な環境にある現状を見聞きすることで、日本の現状をよりよい方向に変えていく力をもらい、エンパワメントされる事ができると考えます。

 

そして、重度の障害者が地域の中で自立生活を営むモデルケースとしての実績を積み重ね、ネパール政府に粘り強く報告し、働きかけを続けることで、ネパールの重度障害者をはじめ、多くの社会保障が必要な人たちの施策が徐々につくられ、発展していくことが期待できます。

 

このようなかたちで障害者自身が活動できる土壌をつくり、国にも訴えていくことで、それぞれが復興していく街づくりの主役となって、バリアフリー先進国への道を歩む後押しをしていきたいと思います。その第一歩となる今回の取り組みへ、ぜひ皆さんのお力をお借りできればと思います。

 

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ポカラ政府関係者との意見交換の様子

 

ネパールを訪れたときの様子

 

リターンとして、ネパールの名産品などをお送りします!

 

今回のプロジェクトご支援頂いた皆さんにネパールからの名産品などのリターンをお送りしたいと思います。

 

ネパールのTシャツ・ショール・ネックウォーマー・ポーチ等

 


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