ネパールポカラに自立生活体験室をつくるプロジェクトのご報告
この度は私たちのプロジェクトへご理解、ご支援賜り、誠にありがとうございました。
今回のプロジェクトは、現地のパートナー団体であるILSネパールにより、障害が有る人が使える部屋を探すことからはじまりました。
バリアフリー住宅がまだまだ少ない中で条件に合う物件を探す作業は本当に大変だったそうです。実際ネパールの住環境は段差や階段が多く、トイレも一般には障害者に使いづらい形です。その中で、二つの候補を見つけ出し、最終的に条件などから現在のところに決定しました。
2017年6月22日に契約を交わし、その次には、改修を行いました。玄関横スロープ、トイレの改修、細かい段差のスロープ化。そして医療ベッド、生活に使う洗濯機、冷蔵庫などを整えていきました。
いよいよ7月から体験室が始動し始めます。
現在は2名の脊髄損傷者が使っているということです。その中の一人からのメッセージをいただいたので、のせます
Brief statement of Mr. Subas Paudel after performing ILP at "Experience Home"
My name is Subash Poudel. I am 16 years old. Currently, I am staying and studying in grade 9 at Kathmandu. It has been three years since I became spinal cord injury due to falling down from tree on 2014 March 19. I am an earthquake affected person. My home was destroyed by big tremor of huge earthquake in 2015. I nearly escaped from that big disaster as my parents' quick response on time made my life safe.
I visited Pokhara at the start of October and met with ILS-Nepal team. ILS-Nepal offered to participate in independent living program (ILP). I started to live in 'Experience Home' from 5th to 20th October, 2017 established by ILS to practice independent living skills for people with disabilities. I learned and did many things like cutting vegetables, cooking, washing utensils, cleaning clothes/rooms, etc. It was first time I had washed utensils and it was difficult. I was sweating during washing utensils and doing other tasks. I visited to Lakeside, Fewa Lake as a part of outdoor program to sell handicrafts made by my fellow Mr. Ramchandra Pariyar; who was also a disabled person practicing IL skills together at 'Experience Home'. He has a good skill of making handicraft (flowers using colorful thread). After participation in various activities at 'Experience Home", it helped me to build up my confidence to interact with people which I can take off my sunglasses. Friends motivated me to dance without any hesitation as it is my hobby. I danced with Hayasaka san at ILP house when they visited once with Ikeda san and Maruko san. I got chance to make friends, express feelings and learn good things useful for life. During my stay at 'Experience Home" I have learned defying my disability and acquiring new skills to do many things by myself.
I used to depend upon my mother and my family members to carry out most of my daily activities while living at the home. Before I lacked confidence to interact and couldn’t make eye contact with people. I used to wear sun-glasses to avoid eye contact. Now, I had made many friends, shared my feelings with them and thus gained self-esteem to cope up with new environment and people.
「自立生活体験室」で 自立生活プログラム をしたスバシュ・パウデル
スバシュ ・ パウデルと申します。私は 16 歳です。最近まで、私はカトマンズに滞在し 9 年生として勉強していました。私は木から落ちて 2014 年 3 月 19 日に脊髄損傷になって3 年が経ちました。私は地震の影響を受けました。私の家は、2015 年に大地震の大きな揺れによって倒壊しました。私は私の両親が大きな災害から短い時間で脱出させたことで、いのちが助かりました。
10 月の始めポカラを訪れ ILS ネパール チームに会いました。ILS ネパールが提供する自立生活プログラム (ILP) に参加します。障害を持つ人々の自立生活のスキルを高めるためにILS によってつくられた自立生活体験室でまず2017 年 10 月 5日~20 日に自立生活体験をします。学び、料理、お皿を洗う、服の洗濯、客室掃除など野菜をきるなど多くのことをしました。食器を洗ったのは初めてだったし、大変でした。私はお皿を洗う作業でも汗をかきました。私は私の仲間のラムチャンドラ・パリヤー氏が作った手工芸品をフェワ湖、湖畔を訪れた人に販売する屋外プログラム。彼とは一緒に自立生活のスキルを練習しています。彼は工芸 (花のカラフルな糸を使用して) を作ることの良い技術を持っています。様々な活動への参加の後、自立生活体験室、私は私のサングラスを取ることができる人々と対話し私の信頼を構築する助けをいただいています。友人は、私は私の趣味といえるダンスを躊躇することなくしました。自立生活体験室で早坂さんは踊った。彼らは池田さんとまる子さん(ツァイの愛称)と一度訪問したとき、友達をつくるチャンスを得た、感情を表現し、生活で役立つ良いことを学び。滞在中に体験室で私の障害に挑む、自分で多くのことを行うに新しいスキルの獲得を学びました。
私は自宅で日常生活のほとんどを営んでいて、私の母と私の家族に依存しています。 以前はやり取りをする自信に欠けていたし、人と視線を合わせることができなかった。目が合わないようにサングラスを着用するために使用していました。今は、多くの友人を作った、私の気持ちを共有して、こうして新しい環境や人々 に対処する自尊心を得ました。
【収支報告】
支援金はゆう貯銀行を通じて現地に送金しました。
readyforさん手数料、送金手数料、現地銀行のチャージを引かれて、残りの661,514ネパールルピーが現地に届きました。(1 ネパール ルピー = 1.0903 日本 円 (2017/10/31 時点))
上記のような使い道で使われます。すでに払ったお金については領収書も確認してきました。
予想外だったのは、ネパールでは家賃の1割が税金として取られるという事で、家賃が25,000ネパールルピーなので2,500ネパールルピーが毎月家賃に上乗せになると言うことでした!大きいですね。
半月ごとに家賃(+税金)と電気代、水道代、ネット代を支払いなので、実質的には今回の支援金は来年の1月と7月の支払いまで、ということになります。
【リターンの発送状況】
リターンの発送は2017年10月31日付けで発送いたしました。
ショールやネックウォーマーはこちらのお店で購入しました
【今後について】
今回のReadyforさんでのプロジェクトはこれで一区切りがつきますが、
待ったなしで1年目の支払いが終わった後どうするか、という事が待っております。
理想的なビジョンとしては、ポカラ地方政府に今回の事業の実効性をモデルとして示し、また、介助者の制度運用がはじまって行くように、それに向けて現地当事者がアドボカシーや運動を推し進める必要があり、その助言や支援をしていきます。
今後も私たちはネパールの仲間たちと歩んでいきます。
※新着情報にて、10月の訪問時のご報告や今後の運動についても更新していく予定です
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。