プロジェクト概要

プロジェクト概要

こんにちは。このプロジェクトにご興味を持っていただき、ありがとうございます。私は地域の放棄地や荒廃地を整備しながら、ニホンミツバチが元気に生きていける環境を作ることを目的に活動を行っています。そして現在はこの活動が人間にとってもよい環境を作ることにも繋がると強く実感できるようになりました。これまでは個人での活動をしておりましたが、この活動について周囲の様々な人々からの理解を得ることができたため、今後は地域を巻き込みながら、この活動を大きくしていこうとプロジェクトを立ち上げました。お時間ありましたらご拝読頂きまして、ご支援いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 

 

自己紹介

福岡市を中心にニホンミツバチ養蜂をやっていますJBee Farmの桝田孝輔(Sean)といいます。大学卒業後に福岡市の実家を離れ、全国各地で会社員生活をしてまいりましたが、数年前に諸事情により実家へ戻ってきました。福岡市は都会のイメージがありますが、田舎もあります。その田舎には特に何も目立つものありません。しかし、そこには素晴らしい自然や魅力的な人材が多く存在していました。

 

ある時、ニホンミツバチ養蜂をやっている方(ミツバチの師匠)と知り合いになりました。昔からはちみつは好物でしたので、試しに養蜂を始めることにしたのです。師匠からは巣箱作りから飼育の仕方まで一通り教えて頂きまして、1年目は1群、2年目は5群、3年めは20群を捕獲し、順調にニホンミツバチとの程良い付き合い方がわかるようになってきました。

 

 

最初は美味しいはちみつを食べたいとの単純な理由で始めたのですが、ミツバチの生態を知るにつれて、人間と自然との関わり方、自然界の過酷さ、生きることの意味などを考えさせられ、自分自身、人間としての視野を広げることができたのです。現在は、今までの経験をもとに新米養蜂家さんや養蜂に興味ある人々にニホンミツバチ養蜂の魅力をお伝えしています。

 

 

 

知ってますか? 日本に生息するミツバチは2種類あります

日本にははちみつを作るミツバチとして、セイヨウミツバチニホンミツバチが生息しています。

 

セイヨウミツバチは明治時代になってヨーロッパから日本に持ち込まれたミツバチです。アフリカ起源の可能性が高く、その基本的特性は草地と疎林を中心とするアフリカのサバンナで育まれたと考えられます。セイヨウミツバチははちみつをたくさん集めてくるため、現在は、はちみつの国内流通量のほとんどをセイヨウミツバチのはちみつが占めています。また、セイヨウミツバチは主要な蜜源植物の花の蜜を集める傾向が強く、レンゲ蜜やアカシア蜜など比較的、名の知れたはちみつが多いです。

 

一方、ニホンミツバチは太古の昔から日本列島に生息してきた在来の野生ミツバチです。山や谷が多い日本の森の中に咲く多様な花の蜜を集めていたようです。ニホンミツバチは巣の周辺環境が悪くなると突然居なくなったり、集めるはちみつの量が少ないため、商業養蜂としては敬遠されています。しかし、性格が温和なため、趣味養蜂として人気があります。ニホンミツバチは様々な花の蜜を集める傾向が強いため、はちみつは多様な花蜜が含まれた百花蜜となります。我々人間は野生のニホンミツバチに住処を提供する代わりに、そのはちみつの一部を分けてもらいます。

 

出典元 

佐々木正巳、2010年、蜂からみた花の世界、海遊舎、P367

吉田忠晴、2000年、ニホンミツバチの飼育法と生態、玉川大学出版部、P113

厚生労働省、平成30年版、養蜂をめぐる情勢、P3

http://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/sonota/bee.html

     

 

ニホンミツバチ養蜂が面白い理由

ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べ、体の大きさ、行動範囲の広さ、集めるはちみつの量、人間にとっての扱い易さなど、さまざまな点で劣っていると思われているため、近代社会では軽視されてきました。ですが、過酷な野生の世界でも地道に、そして自由に生きるニホンミツバチの姿は私は何とも羨ましく感じます。彼らのことを理解できれば、友達のような関係性を構築できるのが、私がニホンミツバチを面白いと思う理由なのです。

 

 

プロジェクト立ち上げの経緯

私は3年程前にミツバチの師匠と出会い、養蜂を始めました。ニホンミツバチと関わり始めてから、自然の偉大さに感動したり、今まで気にも止めなかったことに気が付いたり、色々な角度から物事を考えたりするようになりました。

 

「人間も自然の一部であると考えると、人間もミツバチも山林も農地もさまざまなこの世の生物はお互いが無視できない関係ではないか?」

 

「人間とはなんの為に生きていいるのだろうか?」

 

などと物思いにふけりました。

 

もちろん、答えは簡単には見つかりません。しかしながら、このように答えがない問いかけを自問自答することによって、モヤモヤしていた自分の頭の中が整理されてきました。人間の視点からではなく、ミツバチを通して社会を思考する視点という、この感覚は面白いと思いました。そして、面白いものは他の人にも伝えたいと思いました。幸いにもニホンミツバチ養蜂は誰にでも趣味で始めることができます。

 

とはいえ、巣箱を準備したり、ミツバチの巣箱を管理したりするのは誰にでも簡単にはできませんので、私は新米養蜂家さんが養蜂を学ぶお手伝いすることにしたのです。最初にお手伝いをした時、皆さんは恐る恐る遠目から眺めることで精一杯でした。「蜂=刺す」と思い込んでますので、当然かもしれません。しかし、ミツバチを毎日のように眺めてると、ミツバチに対しての思いが「恐怖心」から「愛しさ」に変わっていきました。そして、多くの方が家族のようにミツバチに接するようになっていきました。

 

2018年の春に考えさせられることがありました。私はある新米養蜂家さんのご自宅の敷地内にミツバチの巣箱を設置しました。元気なミツバチ群で、毎日たくさんの花蜜と花粉を集めていました。巣箱の入り口付近では、花蜜を集めに出かけるミツバチと花蜜をお腹いっぱいに詰め込んで帰宅してきたミツバチが互いに交差しながら、てんやわんやの状態です。ボーッと眺めるだけで、1時間は見ていられる光景です。

 

新米養蜂家さんはミツバチの活動に非常に感動されていたのですが、その方の80歳を超えたお父様もミツバチが来たことを大変喜んでくれました。ミツバチが来てからは毎朝、ミツバチの様子を見に行かれ、「おはよう」と声を掛けられます。周辺の芝を刈る時は彼らを驚かさないように、そーっと機械を動かして作業します。そして、新たに目標寿命を88歳に設定されたそうで、ミツバチとの共存生活を十分にエンジョイされています。困った事に、彼らの事が気になりすぎて、台風が通過した時には心配のあまり巣箱が倒壊する夢を2回も見たとのことでした。

 

また、私がミツバチの点検に伺う際には、ミツバチの話に始まり、ご自分のさまざまな体験談などをお話をしていただき、いつもあっという間に時間が過ぎてしまいます。私の訪問を大変喜んでいただけるとの事で、いつも感謝でいっぱいになります。

 

とはいえ、この方の反応は私にとって予想外でした。40歳以上の年齢差を超えてミツバチの話題から様々な話に展開するきっかけを作ってくれるミツバチの魅力は、すごいパワーを持ってるのではないかと思えてきました。この方だけではなく、ミツバチを通して繋がる人々とのコミュニケーションの連鎖は、世代間や地域を越え、非常にリアルで、内容が深掘りされていくのを感じています。

 

また、ニホンミツバチは地域環境とも切り離すことはできません。彼らは周辺環境に敏感です。農薬や除草剤が巣の近くに散布されると逃げてしまいます(セイヨウミツバチは逃げません)。また、雑木林や果樹園、川の縁に咲く花などミツバチが花蜜を収集できる場所を我々は蜜源と呼びますが、ミツバチの行動範囲内にある蜜源が少ないと判断すると、別の場所に移動するという事もよく聞かれる話です。つまり、ニホンミツバチが定住しないということは彼らにとっての環境が良くないということであり、このことは人間にとっても良くない環境であると仮定できるかもしれません。

 

別の表現をすると、

 

「ニホンミツバチにとって元気に生きていける環境つくりは、人間にとってもよい環境つくりに繋がる」

 

この定義が本当に正しいかは定かではありませんが、私はこの言葉を自らの活動理念とすることにしました。幸運にも、この理念に賛同してくれるミツバチ仲間が少しづつ集まりつつあります。

 

では、ニホンミツバチが元気に生きていける環境とはどのような環境でしょうか?あまり難しく考える必要はありません。私の経験からいうと、

 

「蜜源が周囲にたくさんあり、適度にお日様が見えて、農薬や除草剤が撒かれない環境」

 

だと思います。

 

山間部の光景がすぐに想像されるかと思いますが、山間部は意外と適していません。なぜなら、日本の山間部には杉や檜などが多く植林されているからです。杉や檜の花は蜜がなく、さらに落ち葉が地面に落ちないため、十分な土壌が形成されていません。さらに、日射不足によって開花する植物が下草として繁茂する状況にはありません。つまり、蜜源としての価値がないのです。さらに、整備されてない人工林の森の中は真っ暗で湿気があり、ミツバチが好んで住める環境ではありません。

(参考情報:玉川大学ミツバチ科学研究センターからの情報)

 

一方、住宅地ではミツバチが巣を作ってもすぐに人間によって撤去されてしまいますし、田んぼや畑の農地では農薬や除草剤を撒かれることがあるので、ここでも最適な環境ではありません。

 

このように絞られてくると、日本国内でニホンミツバチにとって生きやすい環境を探すのは簡単ではありません。

 

このような限られた条件のもと、私は蜜源がありそうな地域の放棄地や竹藪などの荒れ地を整備してミツバチの巣箱を設置する活動を行っています。

 

その結果、今年の晩秋には立派なはちみつが採取できました。その際、少人数での採蜜のワークショップも行いましたところ、参加者の皆さんも感動していただけました。また、採取したはちみつの一部は土地オーナーさんにお分けしたところ、大変喜んでいただけました。

 

 

地域の荒れ地を整備しながらニホンミツバチと共存していく、この活動を今後も長期的に続けて行きたいと思ってますが、一人でこの活動を継続し、財政的にも維持していくことは無理があります。今後は、はちみつなどの関連製品を販売し収益を得ながら、私の理念を実現していく組織体制を作っていきたいと思っています。

 

しかし、活動は始まったばかりです。この活動を財政的にも安定させるまでの手段として、また、多くの人に古来からの日本人が味わっていたニホンミツバチのはちみつの味を知ってもらうために、クラウドファンディングを活用させていただくことにしました。

 

 

プロジェクトの内容

プロジェクト期間内(2019年5月まで)での活動内容は大きく2つの活動です。

 

その1)耕作放棄地や竹藪などの荒れ地の整備活動(1,2箇所)

現在、ミツバチが1年を通して問題なく生息できるエリアに耕作放棄地や荒れ地があれば、整地する作業を行っています。重機が入る場所であれば、比較的簡単に作業できますが、入らない場所では草刈機を使って人力で行っています。

 

巣箱を設置した後も、春から夏に掛けては、雑草が伸びてしまうので、定期的に草刈りのメンテナンスを行います。この活動を続けていくために、地域の人材を雇用して作業してもらう予定です。既に整地が完了し、現在巣箱を置いている場所のメンテナンス作業も行います。以下の写真は2018年冬から2019年春に掛けての実績です。

 

 

 

その2)はちみつ関連商品の商品開発と生産体制の構築

現在、収益源として期待できるものは収穫できたはちみつだけです。お客様にお届けする大事なはちみつですので、はちみつの収穫からお届けまでの工程で十分な品質管理を確保します。そのためのはちみつ簡易濾過設備を準備し、作業者への教育や改善活動を行っていきます。

 

また、はちみつのパッケージの開発を行います。これらのデザインはデザイナーの方にお願いして、我々の活動理念にマッチしたものをデザインして頂きます。最初は、はちみつだけの商品開発に注力し、将来的には蜜蝋などのはちみつ関連商品も開発していきたいと思っています。

 

経費の内訳

上記2つの活動における2019年5月までのおよその経費として、以下を見込んでいます。

 

荒廃地の整地費などの作業賃金(2名x100時間x1000円/時間):20万円

商品パッケージおよびラベルの新規デザイン費用:20万円

クラウドファンディング返礼品発送料(100件分を想定):12万円

はちみつ簡易濾過設備の導入費:10万円

その他の経費:10万円

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合計:   72万円

 

上記、活動資金の一部をクラウドファンディングで募集させていただきます。

 

達成目標金額 50万円

Ready Forへの手数料:7万円

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手元残金    43万円

 

プロジェクトの展望・ビジョン

数年前に福岡の田舎に戻ったあと、ある時、知り合いのおじさんに山頂に連れていかれ、そこから周辺を一望したことがありました。周辺は杉や檜の葉っぱの濃い緑で覆われていました。

 

「やっぱり緑はいいですね。」

 

と知り合いのおじさんに言ったところ、

 

「山が荒れているよ」

 

との答えが返ってきまいた。私は意味がわかりませんでした。その後、江戸時代から昭和期の日本の森林政策について調べてみました。

 

昔は木材需要が多く、慢性的な木材不足が続いており、江戸時代から明治時代までは日本中の山が禿山ばかりだったとのことでした。杉や檜が成木となって出荷されるまでは50年~60年かかります。その為、時の為政者は長期計画でしっかり山林を管理していました。

 

戦後復興の際には、木材需要を賄うために日本政府は杉や檜などの植林を推進する政策を打ち出した結果、多くの山林が人工林となりましたが、海外からの安い木材が輸入されるようになると、国産木材は使われず、競争力を失っていきました。その結果、山林の担い手も減少し、人工林が放置されるようになったのです。

 

唯でさえ、人工林の管理は枝打ちや間伐などの作業で人出が掛かります。管理をしなければ、細長く、根もしっかりと張らない不健全な成木しか育ちません。その結果、集中豪雨や地震の際には土砂災害の要因にもなっています。山林の荒廃は日本中で起きていることであり、日本人全員が考えるべき課題なのです。

 

 

上記で述べたように、ニホンミツバチは太古の昔から日本の森の環境に適応してきました。故に、日本の山林問題もミツバチの生きる環境とは切り離せない問題です。

 

「ニホンミツバチが元気に生きていける環境つくりは、人間にとってもよい環境つくりに繋がる」

 

という理念のもと、

 

「ミツバチにとって元気に生きていける山林環境をつくる」 

 

という活動も今後実行していけば、日本の山林環境は少しずつでも良くなるかもしれません。日本国内の休耕地や荒廃林は国内の至る所に存在していますので、この活動は数十年単位で継続させなければなりませんが、所詮、一人の力だけでは継続できません。

 

しかし、地域を巻き込み、事業として安定した収益を上げながら社会を変えていくという仕組みを構築すれば、実現可能です。まずは「はちみつで収益を上げながら、環境投資に回し、地域環境を改善していく」という社会実験を実行していきます。収益活動と地域改善活動が活動の両輪となり、地域の循環サイクルを回したい。さらに、利益が出れば、地域問題に何らかの形で還元する、そのような体制を築いていきたいと考えています。

 

 

リターンについて

■2018年の秋に福岡県内各地で採取したニホンミツバチの純粋生はちみつ(130g)を用意させていただきます。

 

【はちみつについて】

ここでいう”純粋生はちみつ”とはミツバチの巣箱から取り出したはちみつに添加物や甘味料を加えず、さらに、加熱もしていない100%素のままのはちみつの事です。(一般的なスーパーやコンビニで売られているはちみつは添加物や甘味料が入り、加熱されていることが多いです)。

 

【味の特徴】

ニホンミツバチのはちみつは濃縮された甘みとコクの深みに特徴があります。ミツバチが周辺の草花から集めてきた様々な花の蜜がブレンドされ、春から秋に掛けてじっくりと乾燥・熟成した百花蜜です。その味は周辺の草花の種類によって微妙に異なりますので、その地域の味がはちみつの味になります。ミツバチから分けてもらった希少なはちみつを、そのままの状態で瓶に詰めてお届けします。

 

【生きているはちみつ】

はちみつは生の状態のため、はちみつにはミツバチが自然界から花蜜と一緒に集めてきた酵母などの微生物が含まれています。輸送時に高温状態が続いた場合や保管場所の温度が高い状態が続く場合は、酵母の働きによってはちみつの醗酵が進み易くなります。その結果、はちみつの表面に泡のような物が発生したり、多少の味の変化はありますが、特に問題ありません。気になる方は、醗酵が進んだ部分だけを取り除いてご利用ください。保管は冷蔵庫など涼しい所に保管してください。醗酵現象は、はちみつが生きているという証拠でもあります。

 

ちなみに、はちみつに水分を適量加え、暫く常温で放置しておくと、醗酵現象によりミードというはちみつ酒になります。

 

【注意点】

生のはちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性がありますので、免疫能力が高くない1歳未満の乳児には食べさせないでください。

 

はちみつに混入した細かなゴミや花粉を専用の濾過布で取り除く処理は行っておりますが、微細な花粉は残留しています。花粉は蜂の子(ミツバチの幼虫)にとっては貴重な栄養源でありますので人間が採取しても問題ありませんが、花粉アレルギーの方は注意が必要です。

 

 

 

プロジェクト実施完了条件

以下2つを2019/5/31までに完了したことをもってプロジェクトを終了とする 
①耕作放棄地や竹藪などの荒れ地の整備活動 
活動状況:未着手(着手予定日:2019/02/10) 
整備場所:決定済(住所:〒819-1124 福岡県糸島市加布里780) 
整備者:自身で行う

②はちみつ関連商品の商品パッケージ及びラベルの作成 
ラベル制作枚数:500枚 
制作状況:未着手(着手予定日: 2019/03/01) 
製作者:委託先未定(決定予定日:2019/02/15)

 

 

最後に

最後までご拝読頂きまして、ありがとうございました。熱き思いを伝えるために長文になってしまいましたが、私としては多くの方がニホンミツバチをきっかけとして身近な自然や環境に興味を持っていただき、さらにミツバチがいる場所に足を運ぶきっかけになればと思っています。このプロジェクトはまだまだ道半ばで全てが発展途上の段階ですが、皆様からご支援をいただけました際には、さらに大きく進展できると思います。ご支援を頂けましたら幸いです。


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