「骨折治れば、痛さを忘れる」とならないように。

骨粗鬆症患者さんは国内に1,280万人いると言われています。

なんと、10人に1人は骨粗鬆症です。
でも実際に治療されている患者さんは20%もいないと言われています。
骨粗鬆症だけでは痛みなどの症状がなく、気づかれないことが多いのです。

 

そのため、骨折して初めて骨粗鬆症に気づかれる方も多いです。

骨折の治療とともに、骨粗鬆症の治療も開始する場合がよくあります。

 

骨折が治り、痛みがよくなると来院されなくなってしまう患者さんがいます。

骨折が治るまでの期間だけでは、骨粗鬆症の治療は不十分です。

 

骨折が治った後も、骨粗鬆症の治療は続きます

 

「喉元過ぎれば、熱さを忘れる」と言いますが、

「骨折治れば、痛さを忘れる」から、二度目、三度目の骨折につながらないように、治療の大切さを伝えていきたいと思います。

骨粗鬆症の大切さを伝えたり、来院されなかった患者さんに連絡を取って受診を促したりすることも、骨粗鬆症マネージャーの力を発揮できる場面です。

 

プロジェクトページのトップ写真の患者さんは、脊椎椎体骨折（いわゆる背骨の骨折）で来院されたときは本当につらそうでした。
骨折が治った後も、骨粗鬆症治療のために笑顔で外来受診してくださった際に一緒に写真を撮らせてもらいました。

 

健康長寿と笑顔のために

 

引き続き、ご支援よろしくお願いします。