プロジェクト概要

 

 

 

 

ページをご覧いただきましてありがとうございます.日本古生物学会・広報担当のロバート・ジェンキンズです.


日本古生物学会は,1935年に設立された学術団体です.創立から80年が過ぎ,現在では会員数がなんと1000名をこえ,これまで日本における古生物学研究の軸としての役割を果たすため尽力してまいりました.

 

古生物学研究の発展・普及のために学術大会(年会・例会)の開催や,学会誌(英文誌,和文誌など)の刊行などの事業を行っております.

 

また ,“将来古生物学者になりたい”,“化石研究の最前線を知りたい”,“化石の研究をしたいのだけれど,どうすれば研究ができるの?”そんな人たちたちに向けて,最新の研究成果をお伝えするための和文専門誌「化石」の配布や,不定期ですが講座や研究者との交流会などを実施.「化石友の会」というHPにて情報配信を行なってもいます.    

   

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昨年,日本古生物学会は10月15日を「化石の日」として制定しました.(ニッポニテス属として最初の種であるニッポニテス・ミラビリスが新種として発表された日!)この記念日制定は,「化石」や「古生物学」の認知度を高め,すべての人が化石に親しみ,生命や地球の歴史への人々の興味関心を高めるきっかけになってくれることを願ってのことでした.

 

結果として,たくさんの博物館が化石の日にイベントを開いていただいたり,Twitter上でも化石に関する投稿がたくさんいただきました.(詳しくは#化石の日で検索)

 

この「化石の日」をもっと盛り上げ, すべての人が「化石」に興味を持っていただきたいと思い,今年,日本の名を冠した異常巻きアンモナイトの代表格「ニッポニテス・ミラビリス」の3Dデータを公開サイト・化石図鑑サイトを作りたく,クラウドファンディングに挑戦することを決意しました.

 

今回の挑戦も,多くの方が過去の地球に生きていた古生物の存在を知り,そしてそれを明らかにしていく古生物学という学問を知ってもらうきっかけになればと思っています.

 

 

 

 

日本古生物学会のシンボルでもあるニッポニテスという不思議な形のアンモナイト.この不思議な形をたくさんの方に知っていただきたい.

 

そしてなぜこんな不思議な形になったのか,皆さんと一緒に考え,興味を持っていただきたい!それが私たちの想いです.

 

そしてこのニッポニテスの形を皆さんに伝える上で最適なのが3Dモデルを取得し,それをオープンにすることだと考えました.

 

しかし,当学会は任意団体.各メンバーもイベントを手弁当で行なっていることが多く資金も多くはありません.CTスキャンにかかる費用や,WEBサイト構築にかかる費用合わせて100万円ほどが必要となり,クラウドファンディングに挑戦することにしました.

 

ニッポニテス3D図鑑構想について

 

 

日本のいくつかの博物館に収蔵されているニッポニテス標本の写真に加えて,CTスキャン,そしてフォトグラメトリーで構築した3Dニッポニテスを閲覧できるようにしたいと思います.現在,古生物学会会員がこのプロジェクトに提供可能な標本の探索をしています.最終的にいくつのニッポニテスを利用可能になるかは未知数ですが(すで提供可能とのお返事を頂戴した博物館もあります!),日本にあるいくつものニッポニテスの3Dデータが自由に閲覧できるサイトを制作します.

 

データは誰でもダウンロードできるようにしてご自分のPCでもあらゆる確度から,あらゆる切断面で,複雑怪奇ながら洗練されたニッポニテスのフォルムを楽しめるようにします.また,AR(拡張現実)にも挑戦します.皆さんのスマホで写した風景の中に,ニッポニテスを写し込みたいと思います.

※スマホ(Andoroid, iPhone)への無料アプリCOCOAR(ココアル;スターティア社) のインストールが必要となります.

 

第1目標としている100万円だけでは,ニッポニテスのみの公開となりますが,200万円まで達成した場合には,代表的な"異常巻き"アンモナイトたちを3D化させた異常巻きアンモナイトの3D図鑑ができる予定です.
※この場合,製作期間は来年度10月15日までとします.

 

企画広報担当の私案ではありますが,今回のクラウドファンディング成功のあかつきには各地の博物館や大学と連携した【3D化石図鑑】が実現できればと思います.古生物学にとって標本は何より大事ですので,単なる“デジタルミュージアム”ではなく,博物館にある実物の標本を見ながら,展示ディスプレイでは見えないその標本の裏側や中身の情報をとウェブ上の3D図鑑にアクセスして確認するような,標本とウェブ上データをミックスした企画を考えております.

 

なんでこんな形になっちゃったのか.

-ニッポニテス・ミラビリスとは-

 

1904年の10月15日,異常巻きアンモナイトのニッポニテス・ミラビリス(Nipponites mirabilis)は矢部長克・東北大学名誉教授によって新種記載されました.

 

ニッポニテス・ミラビリスの完模式標本.

こんなにクネクネしていても立派にアンモナイトなんです.

写真提供:東京大学総合研究博物館.

 

アンモナイトというと,平面上の渦巻きを思い出しますが,かつての地球にはとてつもなくへんてこな巻き方をしていた種類も居たのです.中でもニッポニテスは代表格.

 

この“異常な”形態ゆえでしょう.もう100年以上前になりますが,ニッポニテスの新種記載を行った矢部博士がドイツの学会で発表したときにも,単に奇形ではないかと言われたようですが,矢部博士は当時からこの形態が奇形ではなく,この生物本来の形態を見抜いて,こういう形の種がいることを見抜いていました.

 

1926年に清水三郎によって全く同様の巻き方を示す別の個体が発見されるに至って,よう
やく広く種として認識されるようになったのです.

 

このニッポニテスの形は,決して奇形ではなく,この種の持つ形態だったのです.その成長は左らせん巻き,平面巻き,右らせん巻きの巻き方を交互に繰り返しています.
 

ツク之助様 提供

 

 

 

それぞれの古生物は,各時代の環境に適応し,他の生物との共存・競争を経て次世代を残したり,ときには絶滅していったのです.

 

生命40億年の変遷は,これから地球や生命が進んでいく未来に対して人類が進むべき道を考える重要な示唆を与えてくれるのではないかと考えています.これは即座に社会経済に役立つものではないかもしれませんが,我々が生きていく上で重要なことではないでしょうか?

 

基礎科学の研究資金が徐々に細っていく中で,古生物学が発展していくには多くの皆さんからの理解と応援が必要です.

 

我々は少しでもその40億年の生命の歴史を知りたい.そして皆さんとその歴史を知り,我々人類がいま生きている生態系や環境がなぜいまここにあるのかを考えて行きたいと思っています.

 

そのためにも,少しでも多くの方に関心を持っていただくきっかけをつくりたいのです.どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします.

 

古生物学会広報担当 ロバート・ジェンキンズ

 

 

 

■国立科学博物館 重田さんからの応援メッセージ

私が大学院生の頃,同じ研究室の先輩に岡本隆さんがいました.岡本さんは,博士課程でニッポニテスの形づくりについて研究を行っている最中でした.

 

来る日も来る日も,手の中でニッポニテスをぐるぐる回しながら,色々と悩んでいる姿が印象的でした.その後,岡本さんのニッポニテスの形づくりに関する画期的なアイデアは古生物学に衝撃をあたえたことは周知の通りです.

 

岡本さんの研究の進展を間近で見ていた者として,彼のアイデアの源になったのは「ぐるぐる回す」ということではないかと思います.ニッポニテス3D図鑑を利用して,多くの方がニッポニテスをぐるぐる回し,形づくりについての新しいアイデアを思いつくことを期待しています.

 

 

 

最後になりましたが,今回の挑戦を応援してくださった方にしっかりをお返しをしたく,リターン品に超・人気イラストレーターのツク之助様にご協力いただいております!

 

いずれもほとんどのリターンがこのクラウドファンディングでのみ入手できる特別品です.どうぞお好きな物をお選びください!

 

ステッカー
Tシャツ
タオル
サーモボトル
ネクタイピン
ピンバッチ
土屋健著:『しんかのお話』

 

土屋健著:『しんかのお話』.サインをもらえるのはこちらの5名以上から.その他,ニッポニテスの3D模型や,ご支援者様限定色のニッポニテスARなどを用意しております!

 

【8月30日:追記】

皆様からの熱い期待に応えたいと再度ツク之助様にご協力いただき,リターン追加をしました!クラウドファンディングだけで受け取ることができる限定品をお見逃しないように!

 

①全リターンに「ステッカー」を追加

②5000円以上の全リターンに「ニッポニテスキーホルダー」を追加

 

 


本プロジェクトのリターンのうち,【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については,リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください.


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