【終了まで残り４日】　保健ボランティアという大事な役割。

　

途上国の僻地にある保健センターと呼ばれるところでは、基本的にはお医者さんはいません。

 

 

そんな中で、村人から構成される保健ボランティアという仕事がとても、大事になってきます。

 

 

　

　

赤ちゃんやお母さんの命を守るとても大事な役割をされている方がいるので、ご紹介させて頂きます。

 

カンボジアでは、VHSG（Village Health Support Group）と呼ばれる日本で言えば、民生委員の様な存在なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

村の中で、人望、読み書き、やる気等から二人のVHSGが選抜されます。

 

出産後１週間後に、母親宅を訪問し、へその緒の状態の確認、尿が出るか、出血がないか、腫れがないか、衛生状態の確認、栄養状態の確認、ワクチンのスケジュール、生後半年は完全母乳で育てているか、熱があれば保健センターに行くように指示したりと、母子の健康にとって重要な役割を果たしています

 

 

保健センターでは、ワクチン摂取と同時に、出生時、1.5ヶ月、3ヶ月、9ヶ月に体重を量り、母子手帳に記載し、体重増加が適切かチェックします。

 

 

ワクチンスケジュールは母親が自分でチェックしますが、病院からもリマインドがあり、忘れた場合はVHSGのが訪問してくれます。

 

 

　

 

Q.モチベーションは何か

コミュニティを支えたい

 

Q.期間はあるか

期間はない。

やめたい時はチーフに伝えるが、やめないと思う

ここにいて、ここで働くので、どこにもいかないと思う。

 

Q.VHSGとして活動する頻度は。

週に１度、毎週違う母親を訪問する

Q.現在の担当数

妊娠中の方が４名、授乳中の母親が3名

コミューンには300家族いる。

 

Q.いつまで訪問するか

出産後6ヶ月まで

それ以降も尋ねるが、頻繁ではない

 

 

 

「写真提供：国際NGOワールド・ビジョン」

 

 

 

基本的に、女性のVHSGは、出産されたお母さんの家庭を訪問し、男性のVHSGは結核などの患者さんを担当されるそうです。

 

 

新しい病院が建った後も、こういった方の大きなサポートがあり、赤ちゃんやお母さんの命が守られます。

 

 

以上は2017年7月に僕が現地で伺ったお話から構成しています。

 

 

 

 

クラウドファンディング終了まで残り４日となりました。

 

ご寄付して下さる方も、もちろんですが、このページをご紹介して下さる方も多く本当に感謝しております。

 

 

そして色々とありましたが、あと４日で終わりと思うと少し寂しい気持ちになります。

 

 

大変恐縮ですが、子供たちが健やかに成長できる様、引き続き、あたたかいご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

「写真提供：国際NGOワールド・ビジョン」

 

 

 

葉田甲太