健康な体と安全な寝床を！烏の餌になるために生まれた訳じゃない

おはようございます、実行者のつかはらです。

 

プロジェクトの内容やＳＮＳ、新着情報などで発信し

だんだんとこちらの真剣さが伝わってきている感覚がありとても嬉しいのですが

 

真剣、というよりは必死や焦りというニュアンスに近いと自分では思っています。

 

今日はそれがなぜなのか、というお話をしたいと思います。

 

 

今回のプロジェクト対象になっている猫ちゃんたちは10匹ですが

実際には近隣にそれ以上の数の猫ちゃんが生息しています。

 

猫ちゃんたちが生息する地域は人間の手の入っていない雑木林や山のため、

正確な数はわかりません。

ただ、かなりの数が暮らしていると思います。

 

なぜそうなってしまったのか。

 

 

【問題①】おじいさんが亡くなったら？

 

この猫ちゃんが活動拠点にしている家（私の職場の隣家）のおじいさんによると

数年前にある家族が、引っ越しの時に猫ちゃんを山に捨てたんだそうです。

 

おじいさんは面倒を見る気はないつもりだったけれど、

家の敷地に来るので餌をあげていたそうです。

 

生き延びたその猫ちゃんは子孫を残すことに成功して今に至り...

 

おじいさんは80歳を超えていて、

「動物を人間の手で手術し、生殖機能を奪う」

ということにとても抵抗があるようでした。

 

ただ、自分が善意でしていたことが

たくさんの猫ちゃんを産ませてしまうことに繋がるとは考えもしなかったようで

 

気づいたら、10匹も餌をもらいに来るようになっていて、

月の餌代が自分の食費を越えている、ということに頭を抱えていました。

 

おじいさんは一人住まいで、目がほとんど見えません。

身寄りもなく、高齢なので病気もあります。

 

現在はおじいさんの家の小さい庭を餌場にしており

わたしは毎日出勤するとそこで猫ちゃんにごはんをあげて

おじいさんと少し世間話をするのですが

 

問題①おじいさんが亡くなったら？

 

自由に出入りしていいと言われているおじいさんの敷地に

わたしが入れなくなったら、猫ちゃんの餌やりをどこでするか

わたしがいない間誰に餌をあげてもらうか。

今までどんぶりで折半していた餌代や治療費、私一人で負担できるのか。

 

自分が死んだら猫たちをどうしたらいいのか、

おじいさんも懸念しています。

 

あと何年あるか、何か月もないのかわかりません。

ただ、この件についてはあまり猶予がないと考えました。

 

 

【問題②近所の猫嫌いの高齢夫婦】

 

自分が好きなものって、嫌いな人がいることを忘れてしまいがちだと思いました。

まさか、自分が好きなものを嫌いな人がいるとはその時考えもしておらず

猫ちゃんはみんな好きなものだと私は思っていたんです。

 

すごい剣幕で猫ちゃんを箒で叩いている、その近所のおじさんを見た時

何が起きているのかわかりませんでした。

 

それからすぐ人づてに、わたしとお隣のおじいさん宛にクレームが入ったと聞き

すぐそのご夫婦からだとわかりました。

 

「害獣（猫）に悩まされているから餌をやるな」

というご夫婦に、話をしに行こうと思いました。

 

ちょうどクラウドファンディングを開始すると決めたタイミングだったので

 

今どういう状況で

こういうことをしようとしているから

いつまで時間をほしい

 

そういうお願いをするために行きました。

 

 

真っ白な髪を後ろで結わいたおばさんは、信じられないことに

「本当は猫が好き」だと言いました。

 

だけど、

・庭を荒らされる

・鳥用の水を飲む

・鳥が来なくなる

・糞尿が臭い

・家に入り込む

・家にノミが落ちる

 

これだけ嫌なことがあるから好きだったのに嫌いになりそうだと

言われました。

 

だから、

おじいさんと協力して野良猫を減らす努力をしている。

今いる子たちは手術もして里親を探し来年の春にまた増えないよう、

進行中だから春まで時間をくれ

 

とお願いしました。

 

許可してもらえたものの、

顔を合わせるたびに猫たちのことは今どうなっているのか聞かれます。

 

春までになんとかできなかったらどうなるのか・・・

 

こちらもリミットが迫っている問題です。

 

 

次回に続きます。