支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 152人
- 募集終了日
- 2018年9月21日
【OKARAの歩み(2017年2月〜)】
クラウドファンディング終了30時間を切りました!
OKARAプロジェクトのこれまでを振り返りたいと思います。
応援していただいているみなさまに、これまでのことを一通り読んで、楽しんでいただけたら嬉しいです。
0.人懐っこいとある物件との出会い(2017年2月)
OKARAに生まれ変わる前の建物は、10年の間空き家でした。十字商店街に店を構えるお豆腐屋さん「さとみや」の八木さん一家が、リノベーションスクールという空き家活用を実行するワークショップに物件を提供したのです。駒井がリノベーションスクールに参加し、のちにOKARAとなる建物との運命的な出会いを遂げたのでした。(なんとオーナーの八木さんと駒井の父親は高校の直属の先輩後輩だったのも不思議なご縁です。)
1.強力な仲間が電撃加入(2017年7月)
駒井は、この物件を生かしてなんとか事業を始めたいと思ったものの、スクールのメンバーは本業が忙しく、なかなかプロジェクトは進みませんでした。しかし見切り発進で休学をしていた駒井は、何としても前に進めたい。そう考えて、建築の勉強に精力的に取り組み、気が合う友人木村を初期のDIYに誘いました。
ブロック塀を壊した後に、一緒に建物の中を見て回りました。おばあちゃんの家のような雰囲気に、どこか茶目っ気のある壁紙や家具、昔の住人の痕跡が随所にある家。しかも、この家を自由に改装していいという条件。木村は、その日のうちに「俺も休学して、プロジェクトをやりたい!」と言って、駒井と握手を交わしたのでした。
2.ここでしかできないこと、僕たちだからできること(2017年7月~9月)
空き家をどんな形で活用すればいいか、駒井の家に連日泊まり込みで、様々な案を出しては検討を繰り返しました。自分たちのやりたいこと。東長崎に必要なこと。いまの時代に求められていること。ある程度カタチになったら企画書にまとめ、建築家の宮崎晃吉さんに何度もフィードバックをもらいました。
僕たちが一番の魅力だと感じた人情味あふれる地域性と、事業性を両立する立案はなかなか難しく、満足いくモデルを考案するまでに、二か月近い時間がかかりました。最終的には、域外の人がご近所とのつながりを持ちながら生活を送れるような、まちに開いたシェアハウスのモデルが生まれました。
3.まちにダイブ(2017年8月~)
まずは東長崎というまちを知り、まちに溶け込むことが何より大事だと思い、ご飯屋さんを巡ったり、若者の集まりに出向いたり、ときには建物の前を通りかかる方に挨拶をしたりして、このまちがどんな歴史、文化をもち、どんな人が住み、どのように暮らしているのかを体感しました。その過程でたくさんの方とのご縁に恵まれました。特に服部たまいさんとのご縁は本当に大きなものでした。おなかをすかせた僕たちに温かいご飯をくださったり、ソファや机、食器などをご提供いただいたりもしました。たまいさんが「あんたらみたいなバカは応援したくなるわ」と言ってくださるのが、大きな励みになったことを今でも覚えています。
4.法律や契約と格闘(2017年10月~12月ごろ)
非定住シェアハウスという前例の少ない形態を法律的にどう扱えばいいのか、必要な工事について、何にもわからなかった僕たちは、弁護士、区役所建築課などの専門家への相談を重ねました。また、ひょんなご縁から知り合った千駄木の不動産屋の徳山明さんに物件の契約についてお手伝いいただきました。借り手側でのリノベーションということもあり、複雑な要件を何度も打ち合わせながら、まとめていただきました。僕たちの想像を超える膨大な作業量で本当にお世話になりました。
5.第1回クラウドファンディング準備(2017年11月ごろ)
法律や契約の整理に並行して、僕たちは随分前にクラウドファンディングの準備をしていました。またまたひょんなご縁から、blockというレコード屋さんをつくるクラウドファンディングを成功させた鈴木宏明さんにお会いして、Ready forのことを知りました。すぐに準備を始め、ページも作りリターンも考えて公開直前までいったのですが、ある事情により公開を断念することになったのでした。。
6.頓挫の危機!!!(2017年12月~1月ごろ)
OKARAプロジェクトは一度、頓挫の危機を迎えました。物件の権利上の問題で、物件が借りられないかもしれないということになったのです。僕たちは二人とも、半年間ほとんど休みなく動き続けてきたこともあり、心身ともにへとへとになっていました。そんなタイミングでこの話があり、もういっそやめようかとも話しました。同時に、どうしても諦めきれない気持ちもありました。
7.再起(2018年1月)
お世話になっていた不動産屋さんの徳山明さんにも「この物件に固執していては、君たちの貴重な時間が溶けるだけだ。今回はあきらめた方がいいと思う。」というアドバイスをいただき、本気で悩みました。しかし、OKARAのことを考えれば考えるほど、諦めたくないという気がしてきたんです。僕たちは、あのまちのあの場所にあるあの建物が好きで、他の場所で同じことができる気はしませんでした。休学中に時間はあるし、だめでもやれるだけやってみようと考え、活動を再開したのでした。
8.契約(2018年1月~4月)
まず大変だったのは、賃貸借契約書を自分たちで作成しなくてはいけなかったことです。隣駅の椎名町でゲストハウス「シーナと一平」(豊島区リノベーションスクールの先輩です)の代表日神山晃一さんや、地元の不動産会社の方にアドバイスをいただきながら進めました。結構な時間を使いましたが、最終的には無事契約を結ぶことができました。
9.チェック・設計・見積もり(2018年2月~4月)
駒井が契約を進める間、木村は建物のリノベーションの検討をしていました。しかし、建築学科所属とはいえ、どんな工事ができるのか見当もつきません。そこで助けていただいたのが、フリーランス大工としてご活躍の丹羽芳徳さんでした。丹羽さんは、必要な工具の洗い出しから、建物がどういう風にできているかの説明、大工さんのみが知る実用的なアドバイスなど、本当にたくさんのことを教えていただきました。そのアドバイスをもとに、駒井や学科の友人とともに設計をすすめ、必要な材料の値段を全て調べて見積もりを出しました。一学生がいきなり不動産・設計・工務店の仕事を全部やることになるとは!
10.資金の捻出(2018年4月ごろ)
大学生風情が、貯金を崩し、バイト代をつぎ込んでも、一軒家を改築するにはとても足りません。見積りで出た金額は300万円越え…これを一気にやるのは無理だと考え、コミュニティスペースとなる一階を先につくりきることにしました。それは、1階に広がるコミュニティこそが、このプロジェクトの最大の魅力であると考えたからです。親に頭を下げ借金をしながら、なんとか1階工事の資金を用意したのでした。
11.工事に次ぐ工事(2018年3月~6月)
この期間は、ひたすら工事をしていました。来る日も来る日も、2人で木材を切ったり、ペンキを塗ったり、床をはったり。間取りの変更もしたので、かなり大掛かりな工事になりました。土日には友達も手伝いに来てくれ、ひたすら工事をしました。地道なことこそ、一番大変なことだと体感しました。
12.森さんの入居(2018年6月~)
OKARAの最初の決定的な進歩は、住人の森三成子さんが入居したことでした。森さんはいまも住人兼管理人として、こまやかな気配りと愛を注いでくださるキーマンで、OKARAの3人目の運営メンバーでもあります。森さんとの出会いも偶然でした。ご近所のplanet handという雑貨屋さんでお会いし、OKARAという場所をつくろうとしてますとご挨拶したことを今でも覚えています。
目指すものが近かった森さんと意気投合し、入居が決まりました。
ただ、大変なのはそこからでした。各所にガタが来て埃の積もる空き家を、人が入居できる環境にまでもっていくのはなかなかに難しいことなのです。5月の終盤は本当に死に物狂いで工事をし、生活に必要な家電や什器、食器を各地から集め、6月序盤には無事に森さんの引っ越しが完了したのでした。
13.OKARAのオープンと「僕たち、怪しいものじゃありません」(2018年6月~)
OKARAは、コミュニティスペースとして運営を開始しました。一階のスペースを開け放って、だれでもきていいですよ~という看板を出しても、最初はほとんど誰も来ません。怪しげにこちらをみながら通り過ぎる人たちに声をかけて、OKARAという新しい概念の場所をひたすら説明しました。
その甲斐あってか、オープンから4か月経った現在、OKARAは常連さんに恵まれています。文字どおり、小学生からおじいおばあまで。いつでも誰かがいて、お互い自由にすごしたり、話をしたり。タイミングが合えばご飯を食べたり、特技を教えあったり。僕たちが1年前から描いていたコミュニティの姿が、現実になろうとしています。
そして、9月17日。クラウドファンディングを達成しました。
ご支援、本当にありがとうございます。
2階を完成させ、ご近所がつながっているコミュニティを、まちの外ともつなげてまいります。
引き続き、OKARAを見守っていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
リターン
5,000円
【少しでも心が動いた方へ】サンクスレター
◆クラウドファンディング限定のポストカードに、御礼のこころを込めて、お送りします。
※デザインは変更の可能性があります。
※カエルは付属しません。
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年10月
10,000円
【OKARAに来てみたい方向け】感謝パーティーにペアでご招待!
◆報告会を兼ねたクローズなパーティーに、ペアでご招待させていただきます!
まちの魅力を存分に味わえる内容です。
OKARAに訪れる人は、年齢も分野も価値観も多種多彩です。思いがけない出会いを楽しみましょう。
※10月開催予定。
◆クラウドファンディング限定のポストカードに、御礼のこころを込めて、お送りします。
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2018年9月
5,000円
【少しでも心が動いた方へ】サンクスレター
◆クラウドファンディング限定のポストカードに、御礼のこころを込めて、お送りします。
※デザインは変更の可能性があります。
※カエルは付属しません。
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年10月
10,000円
【OKARAに来てみたい方向け】感謝パーティーにペアでご招待!
◆報告会を兼ねたクローズなパーティーに、ペアでご招待させていただきます!
まちの魅力を存分に味わえる内容です。
OKARAに訪れる人は、年齢も分野も価値観も多種多彩です。思いがけない出会いを楽しみましょう。
※10月開催予定。
◆クラウドファンディング限定のポストカードに、御礼のこころを込めて、お送りします。
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2018年9月
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