「おみまい装備セット」お届け先の施設様からのお声を紹介

「おみまい装備セット」ご支援者の皆様へ　現場のお声のご報告

 

6月に皆様のご支援のお陰様で、面会を叶えるための一人用防護服セット「おみまい装備セット」のプロジェクトが成功し、無事に全国7箇所の施設・病院に計410セットをお届けすることができました。

この度ご支援くださった皆様、並びにお受け取りくださった施設・病院の方々に深くお礼を申し上げます。

 

 

お届け直後の7月は、まだまだ感染者数が落ち着かない状況ではありましたが、

一部の施設ではセットを利用することで早速に面会を開始いただきました。

その他の施設も、徐々に再開された所や、今後様子をみながら再開予定をされている所があります。

 

この度は、ご支援いただいた皆様に施設の方々からのお言葉を伝えたく、施設にお送りさせていただいたアンケート/お電話でお伺いした内容を共有いたします。私たちは今回のお声を聞き、面会を喜んでいただけたというお言葉や、入居者様の最後の時にセットを利用することで家族が会えたという話を伺い、心動かされました。また、セットを使用することで浮かび上がる社会問題もあり、改めて「個人の心に寄り添うべきか、全体の安全を優先すべきか」という課題を殊更意識することとなりました。

 

 

皆様に現場のありのままの状況を知っていただきたく、以下にお言葉を出来るだけそのまま掲載させていただいています。

 

 

●お見舞いを実施いただいた施設の方からのお言葉

 

⚫︎対面で面会できることをもの凄く喜んでいただいた。

 

⚫︎施設利用者の最後の時、親族の方がおみまい装備セットを利用いただき、ご家族でお会いすることができました。

 

⚫︎マスクごしだと表情がわからず、認知症の高齢者には面会者の見分けがつかず残念だった。

 

⚫︎受付で着用して頂いたが、一人で着用できずアシストが必要でスタッフの手がとられるという意見があった。

 

⚫︎くつカバーは転倒リスクを考慮して使用してなかった。

 

⚫︎実施したが、法人上層部よりしかられた。理不尽で悲しかった。誰のための面会か、ではなく、風評被害を絶対受けたくないことが優先されている世の中で、そこに向き合いうちかっていくのは本当に難しい。このようなセットを送りだしてくださった皆様に感謝いたします。

 

⚫︎今後もコロナが不安な時期はこのセットを活用していきたい。

 

 

●お見舞いはまだ実施できていないが、今後使用予定をされている施設の方からのお言葉

 

⚫︎おみまい装備セットを送って頂き、ありがとうございました。物資が滞り、感染防止物品の確保が難しい中、セットを送ってくださったので、大変心強く、少しでも多くの方が面会していけるように役立てていきたいと思います。

 

⚫︎感染が再び流行った時、地域の方々に使用いただきたいと考えています。

 

⚫︎アクリル越しの面会は再開したが、家族が触れ合うまでの面会はまだできておらず、装備セットはまだ大切に保管し使用出来る時がきたら報告していただける予定です。

 

⚫︎ワクチン摂取を行なっていない方も、セットを利用することで面会いただけるようにしています。

 

 

現在のところ以上のようなお声をいただいています。

重ね重ねとなりますが、ご支援いただいた皆様のお力添えと、今回のアンケートにご協力いただきました施設・病院の方々に、心から感謝申し上げます。

またさらなる進展があれば、今後も情報を共有をさせていただきます。

私たちは今後も、コロナ社会の陰で不安な気持ちを抱えている方々の心に寄り添えるよう、できることを考えて積極的に行動をしていきたいと思っています。

もし些細なアイデアもお持ちであれば、ご連絡大歓迎いたします。

 

 

今後も宜しくお願いいたします。

 

おみまい装備セットチーム

堂領・丸﨑・小林・大道