【お猿のかごや。】

江戸時代、参勤交代などで移動する時、お偉い人は駕籠を使っていた。それを下々の者が担ぎ、駕籠の中の人は多分そんなに快適ではなかっただろうけど、とにかく途中で団子屋などに寄りながら目的地に到着したのであろう。

…という駕籠に相当するものがルワンダにもあり、王様などやはり偉い人はこれが移動手段となっていた。

見た目にはいわゆる「担架」みたいな感じ。日本の殿様と同じように、これに乗り、ゆらゆら揺れながら目的地に行っていたそうだ。

私はルワンダの田舎の方にあまり行ったことはないのだけど、今でもこの手段は病人を運んだりする時に使われているそうで、やっぱり「担架」なのだと思う。

ちなみに私は時代劇などで、日本のこの駕籠が出てくると、つい「えっさ、えっさ、えっさほいさっさ、お猿の駕籠屋だほいさっさ」と歌ってしまい、そう言えば小田原駅の発着音がこれだよなと思い出すし、小田原提灯をぶら下げた猿を思い浮かべる。