平成11年度に文化庁から赤羽刀を公立博物館等に譲与するという告知がなされ、大牟田市として手を挙げたときに担当しました。

平成2年頃から三池典太光世をはじめ三池派の作品について研究を進めていたため、もし赤羽刀の中に三池派の作品があって、無償で譲与を受けられるなら絶好の機会と捉えて希望したものです。実際に譲与されたのは、鬼塚吉国ほかでした。


鬼塚吉国は、刀剣の世界ではそれなりに有名な割に系統や代襲がよくつかめておらず、研究の余地が大いにある一派であるため、大牟田市に譲与された3振りも、鬼塚吉国を知る上での貴重な資料となっていく価値を秘めていると考えられます。

特にうち1振りは鬼塚茂国と銘する脇差であり、今後研磨に至れれば、その作風の検証から新たな知見に迫れるかもしれません。
市の独自財源では取り組み難い事業であるため、今回のクラウドファンディングの成果には期待するところです。
 

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