鬼塚吉国修復レポート その4

お待たせいたしました!


仕上げ研ぎが終了し、とうとう修復が終了いたしました!

というわけで、最後のレポートは、仕上げ研ぎの様子をお届けいたします。

 

さて。

今回のレポートの「仕上げ研ぎ」と、以前ご紹介した「下地研ぎ」との一番の違いは…砥石です。

普通砥石というと、下地研ぎで見た直方体の形状のものを想像しますが、仕上げ研ぎで使う砥石は、薄く削った石に、漆で和紙を貼ったものです。

 

大きさの比較のため、ティッシュの箱を置いています。

 


左側の砥石は地艶(じづや)。鳴滝砥(なるたきと)を薄くしたもので、地金をきれいに見せるために使います。

右側の砥石は刃艶(はづや)。内曇砥(うちぐもりと)を薄くしたもので、焼き刃をきれいに見せるために使います。

ティッシュの箱と、大きな砥石の間の小さなカケラがありますが、研ぎで使用するのはこの小さなカケラです。

 

使いやすいよう、カッターで適度な大きさに調整します。

指先ほどのサイズに切ったものを使います。1~2センチ位の大きさでしょうか。

 

まず、刃艶で全体を磨き、その後地艶で磨いていきます。「地を起こす(たてる)」と表現するそうです。地を起こすことで、刀の肌合いが見えるようになるのだとか。その後、刃の部分を再度刃艶で磨き終了。

 

 

砥石が小さいので、刀の上を指だけが往復しているように見えます。天然石なので、同じ砥石でも、場所によって硬い部分と柔らかい部分があるのだそうです。どの石を選んでどのように刃に当てていくかは経験と感覚の世界です。

 

今回は、展示が主な用途になるので、刃文そのものが美しく見えるという「差し込み研ぎ」をしていただきました。

拝見させていただいたのですが…初めてお目にかかった錆身の刀とは全く別の刀のようで感動しました!

 

 

 

 


今後の展示計画ですが

 


まずは5万円以上の支援をいただいた方への特別鑑賞会を行い、皆様へのお披露目を2月に予定しています。

 


お披露目が決定しましたら、また情報をアップしていきます。

ぜひ蘇った「鬼塚吉国」に会いに来てくださいね!

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