プロジェクト概要

ご支援誠にありがとうございました!

より多くの方々へ見ていただく機会をつくるために、

ネクストゴール80万円を目指します!


この度は、たくさんのご支援、誠にありがとうございました。多くの方々のお力添えにより、募集期間終了までにお時間を残した状態で、無事達成をすることができました。


今回の刀の修復の完成を多くの方々に見ていただきたいと考えておりますが、大牟田市は刀剣展示用のケース等を持っておりません。


そのため、ここからはみなさんの後押しを力に、今後は資料館などでの展示に加え、地域の方へより知っていただくために、地区公民館の巡回展示等を行うことができるよう、展示ケースを購入し、展示環境を整えたいと考えております。


ここから募集終了までの期間は、ネクストゴールとして、+30万円の80万円を設定し、ご支援いただいた費用は展示環境を整えるための用途として充てさせていただきたいと思います。


どうぞ、最後まで応援、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

<2018年6月19日追記>

 

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錆身となったままの赤羽刀"鬼塚吉国"を蘇らせ、後世へとその姿を残したい

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。福岡県大牟田市の観光をプロデュースする"大牟田たーんとよかとこ協議会"です。鉱工業都市として発展した大牟田市。観光地としての知名度は低いですが、その分まだ知られていない魅力的な場所やストーリーがたくさんあるまちです。

 

そんな大牟田を「多くの人に知っていただきたい!」「来ていただき、大牟田を楽しんでいただきたい!」そんな気持ちで、大牟田が大好きな協議会のメンバーとともに日々活動しています。

 

近年、大牟田は名刀の地として、注目を集めるようになりました。しかし、残念ながらまだまだ日の目を浴びていない、歴史ある刀が存在しています。今回は、その中でも長きに渡って錆びたままになってしまっていた、名刀”鬼塚吉国"を蘇らせ、多くの方にみていただく機会をつくるとともに、美しく蘇った姿で、後世へと残していきたいと考えています。ぜひ、復活に向けて、みなさんのお力をお借りできればと思います。

 

 

 

歴史に翻弄された刀、かつてその名を知らしめた故郷へ

 

今回、修復を行うのは、江戸時代前期に作られた鬼塚吉国の刀です。鬼塚吉国は、新刀期の筑後を代表する刀工です。その抜群の切れ味により、人気鍛冶となったとされています。初代鬼塚吉国は、陸奥国棚倉(福島県東白河郡棚倉町)に生まれ、立花宗茂の家老、由布壱岐守の斡旋で棚倉から筑後国、柳川城下(福岡県柳川市本城町)に移住し、2代目以降もこの地で作刀に取り組んだと言われています。

 

今回修復する鬼塚吉国の刀はいわゆる赤羽刀です。太平洋戦争終結後、GHQ(連合国軍総司令部)の指令により、膨大な数の日本刀が接収され、東京都北区赤羽にあった米軍施設に集積されました。その時の集積場所の地名にちなんで赤羽刀と呼ばれるようになったのです。その多くが廃棄や海外流出の憂き目にあいましたが、関係者の尽力により美術的価値のある日本刀については、旧所有者に返還されることとなりました。

 

しかし、返還のため東京国立博物館に移された刀剣類のうち多くは、旧所有者が判明しないまま事実上のたなざらし状態で長年保管されてきました。その後、戦後50年を経て、旧所有者が判明しない「赤羽刀」については国に帰属させ、全国の公立博物館などに譲渡されることとなりました。

 

このような時代の変遷に揉まれながら、"鬼塚吉国の刀”は柳川藩ゆかりの大牟田市に譲渡されました。

 

書き込まれた数字は、赤羽刀として保管されていた際に記されたものです。

 

 

注目を集める大牟田市の刀の歴史

 

大牟田市への譲渡後、展示の機会がなかなか得られないまま、錆身の状態で保管されてきました。そんな中、昨年になり状況が変わりました。近年の刀ブームもあり、大牟田市は国宝太刀「大典太」を鍛えた平安時代の名工三池典太光世の故地であることから、刀の歴史が見直されはじめ、注目を集めるようになりました。

 

「この機会に、錆身のまま保管されてきた『鬼塚吉国』を研磨し、輝きを取り戻した往時の姿を多くの方に見ていただきたい!」

 

そこで、この想いを同じくする協議会のメンバー、市の職員、刀匠が立ち上がり、プロジェクトチームが結成されたのです。

 

見直されている大牟田市の刀の歴史
※こちらのケースはレンタルのため、ネクストゴールで専用ケースを準備していきたいと思います。

 

 

ー鬼塚吉国の刀の特徴ー

 

この刀は身幅広く、元先の幅差付き、反り浅め、頃合いの寸法で中切先に結ぶ美しい形状で、鍛えは板目肌細かに詰み、刃文は中直刃を基調に、湾れを交え、少しく互目を焼いていますが、帽子は錆のため不明です。

 

「筑州柳河住鬼塚吉国」と大振りの銘がある茎には白エナメルで「三四〇九」の管理番号が記入され、赤羽刀であった来歴を示しています。

 

 

刀銘:筑州柳河住鬼塚吉国

刃長:2尺2寸5分(68.4cm)

反り:5分(1.6cm)

 

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ー刀剣修復の過程ー

 

■修復作業期間:2018年8月〜2019年1月

■修復工程

 

①研磨 下地研ぎ、仕上げ研ぎ、拭い、刃取り、磨き、なるめ、化粧研ぎ

②鎺作成 火造り、固定、鑞付け、鍛造、整形、金着せ

③白鞘作成 木取り、写し取り、削り、接着、外側仕上げ

 

大牟田の現代刀匠一家である「四郎國光」に協力していただき、往時の輝きを取り戻してもらいます。まずは、刀身を研磨していきます。研師の手により、輝きと切れ味を取り戻した刀剣に、白鞘と鎺を着けると完成です。

 

この修復によって、刀身全体にわたって綿密な地刃の観察鑑賞ができるようになるため、地鉄に現れる景色や刃文の構成、働きなど新たな発見が期待できます。

 

 

 

刀とともに大牟田市の歴史に触れてもらう機会に

 

今回のプロジェクトにより、長いこと錆身のまま置かれていた初期新刀が往時の輝きを取り戻し、大勢の方に見ていただけるようになります。私たちは、この「鬼塚吉国」を見ていただくこと、また、大牟田の「刀」にまつわる歴史を知っていただくことで、地域の方も知らなかった地域のストーリーやその魅力を再発見することができると考えています。

 

郷土における日本刀文化の伝統と継承への認識が高まり、日本刀への関心が広まることにより、三池典太光世を生み出し、現在も多くの刀匠・刀職者が活躍するこの地域への誇りの醸成につなげていきたいです。

 

また「刀」をテーマに地域の魅力を再発見し磨き上げることは、地元の方々にその歴史を再発見してもらうだけではなく、市外の方も大牟田に興味を持ち、大牟田に来ていただくことにもつながっていく可能性があると思っています。

 

このプロジェクトは、「刀で大牟田を元気にしたい!」という思いを実現するため、はじめの第一歩なのです。ぜひその後押しをいただければ幸いです。ご支援、応援、よろしくお願いいたします。

 

メンバーも力を合わせて、大牟田の魅力を発信していきます。

 


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