人類・鉄創世記 ―宇宙の賜物・隕鉄を素材とする、原始鍛冶の復活へ―

人類・鉄創世記 ―宇宙の賜物・隕鉄を素材とする、原始鍛冶の復活へ―

寄付総額

9,050,000

目標金額 4,800,000円

寄付者
301人
募集終了日
2024年4月26日

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プロジェクト本文

第二目標を達成しました。心より感謝申し上げます。

 

3月7日(木)に開始させていただいた本プロジェクトは、4月13日(土)に第一目標を達成しました。ご支援いただく方々のご期待に沿うべく、さらにプロジェクト活動のコンテンツを充実させようと第二目標を設定しましたところ、本日それを達成することができました。

 

あらためてご支援に対する感謝の気持ちを強くし、同時にプロジェクトで納得いく成果をあげなければならないと身の引き締まる思いです。

 

終了日の4月26日(金)までにいただくご支援も、プロジェクトを充実したものとすべく大切に活用させていただきます。また今後も活動報告などを通じて皆様にプロジェクトの進捗などをお届けしたいと考えております。

 

引き続きこのプロジェクトに対する応援を心よりお願い申し上げます。

 

愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター
村上恭通

2024年4月22日追記

銅鉄複合器の復元への挑戦

 

前期青銅器時代の隕鉄製鉄器は、しばしば銅器と組み合わせた「銅鉄複合器(bi-metallic tools)」として存在します。

 

人類・鉄創世記プロジェクトにおいて、その銅器も復元することができれば、隕鉄製鉄器と結合させることで、ウクライナ、ロシアで発見されている遺物を復元することができます。

(※最終的なご寄付総額に応じて、実施内容の詳細を検討いたします。)

 

人類・鉄創世記プロジェクトのコンテンツをより充実させるために、4月16日(火)にネクストゴール(第二目標)を700万円と設定いたしました。

 

人類・鉄創世記プロジェクト
― 人類史最古の鉄器は、いかに作られたのか? ―

 

人類が鉄鉱石と木炭を炉の中に入れ、風を送って鉄塊を獲得できるようになってから三千数百年になります。

 

しかしその前から鉄の製品は存在していました。人類と鉄との出会いは、今から約4000年前とも5000年前ともいわれ、その素材の一つが、宇宙からもたらされた隕鉄(メテオライト:Meteorite)です。

 

宇宙の産物・隕鉄(鉄を多く含む隕石:愛媛大学AIC所蔵)

 

ときは前期青銅器時代。隕鉄はその時代の炉の中で熱せられ、銅の鍛造技術によって鍛え上げられました。黒海および地中海沿岸地域では、各地で前期青銅器時代以降の隕鉄製鉄器が発見されています。また中国でも殷代から西周代にかけての遺跡で、隕鉄を刃部に備えた青銅利器の出土が知られています。

 

これらを追い求めてきた考古学研究者が、日本刀の刀匠をはじめとする鍛冶師とともに、本クラウドファンディングにより皆さまからいただくご寄付を活用し、隕鉄製鉄器を復元・分析しながら、世界最古の隕鉄鍛造技術の特徴を明らかにすることを目指します。そしてできあがった隕鉄製鉄器の形・色・模様を実感し、多くの皆様と共有することも、大きな目的としています。

 

人間と鉄の歴史に新しい息吹をもたらす、人類・鉄創世記プロジェクトへのご寄付を心よりお願いいたします。

 

愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター・センター長

プロジェクトリーダー 村上恭通

 

 

人類と鉄との関係を追跡する
― アイアンロードをめぐる、これまでの調査から ―

 

日本人のみならず、世界中の人々を引きつける日本刀は、現在、島根県奥出雲の日刀保たたらで生産される玉鋼で作られています。一子相伝の秘技ともいわれる日本刀のたたら製鉄技術は、その起源を今から約1500年前の古墳時代に遡ることができます。

 

日本の鉄づくりや鉄の文化は、それらが古く起こった朝鮮半島、中国の影響を受けていることはいうまでもありません。そして、東アジアの鉄の技術や文化は、さらにそのルーツを中央アジア、黒海沿岸地域へと追うことができ、その源流は中近東(西アジア)にいたります。

 

              古墳時代の製鉄炉の復元実験
(アジア産業考古学研究センターと備中国新見庄たたら伝承会とのコラボレーション)

 

アジア産業考古学研究センター(AIC)は、日本や韓国の鉄生産・鉄器生産遺跡の発掘調査に多々関わってきました。中国においては四川省で前漢代、後漢代の製鉄炉や精錬炉(炒鋼炉)を発見しました。

 

三国時代には蜀が起こりますが、その勃興を支えた製鉄遺跡として注目されます。中国の製鉄技術や鉄の文化もその起源を探ると、新疆ウイグル自治区や甘粛省などの西部からさらに西方に求めなければなりません。その地域はいわゆる遊牧社会の舞台となった中央アジア、北アジアです。

 

モンゴル、ロシア・アルタイ共和国、カザフスタンで行ってきた調査では、紀元前3世紀から紀元後5世紀にいたる数々の製鉄炉を発掘してきました。そのなかで、カザフスタン中部で発見したアラト遺跡の製鉄炉は後期青銅器時代の紀元前13世紀まで遡ることがわかっています。後期青銅器時代の製鉄炉といえば、ウクライナを含む黒海沿岸地域で点々と見られます。

 

そして、さらに古い前期青銅器時代に、鉄鉱石を溶かしてできたと考えられる鉄塊や鉄滓(てっさい:製鉄の際に生ずる不純物)が中近東で発見されています。ただし現在までのところ前期青銅器時代の製鉄炉は明らかではありません。近い将来、中近東や地中海沿岸地域でこのような鉄塊や鉄滓を生成した製鉄炉が見つけられることでしょう。

 

古石山遺跡の製鉄炉の残骸。三国時代の蜀が建国される前夜の鉄生産を支えた。
古代遊牧民の製鉄炉が22基発掘されたグング遺跡(左)と約70基発見されたハルハリート遺跡(右)
バリクトゥユル遺跡。20世紀の10大発見の一つ、パジリク古墳群に至近の製鉄遺跡。
中央アジア最古級の製鉄炉が発見されたアラト遺跡

 

ところが、このような前期青銅器時代の鉱石から作られた鉄以前にも「鉄」が存在していました。それが宇宙からもたらされた隕鉄です。

 

 

隕鉄製鉄器という、未知の領域への挑戦
― 人類が隕鉄に出会い、鉄の文化が幕を開けた ―


宇宙から地球に落ちてきた隕鉄を鍛えて装身具(ビーズ)を作る・・・これが人類と鉄との最初の出会いでした。今から約5000年前のできごとです*。

 

氷河期に氷床に覆われなかった中近東の山々は激しい風雨・風雪に削られました。そして、約一万年前、氷河期が終わると、新品の10円玉のようにキラキラ輝く金属が地表に露出しました。銅分を含む石から生まれた自然銅です。人類がそれまで経験したことのない光、色、質感をもつ自然銅は、すぐに装身具として権力者の身を飾ることになりました。

 

今から約7000年前、銅鉱石の製錬が始まりますが、おそらく地表の自然銅が枯渇したため、銅製錬の技術が開発されたのだと考えられます。そして、今から5000年前、人類は銅とは異なる輝きの金属、すなわち鉄に出会います。ただし、その鉄は地球で育まれたものではなく、宇宙からもたらされた隕鉄だったのです。

 

すでに銅の鍛造を経験していた前期青銅器時代の人々は、隕鉄も炉で熱して鎚で鍛えて鉄器を作りました。しかし、当時は銅あるいは青銅の時代です。鎚は鉄製ではなく、当時の鍛冶工人は青銅製の鎚あるいは石製の鎚を使ったことでしょう。一体どのような種類の鉄器が作られたのでしょうか。

 

(* 出典:Thilo Rehren, et al., 5,000 years old Egyptian iron beads made from hammered meteoritic iron, Journal of Archaeological Science, 40-12, 2013)

 

ボリショイ・ボルディレフスキー古墳で発見された隕鉄製鉄器(6.11.12)と銅器・石器

(出典:Ludmila Koryakova, Andrej Epimakhov.,The Urals and Western Siberia in the Bronze and Iron Ages, Cambridge University Press,2006

 

ウクライナからロシアのウラル地方にかけて広がった前期青銅器時代のヤムナヤ文化の遺跡では、さまざまな形態の隕鉄製鉄器がみられます。ウラル地方のボリショイ・ボルディレフスキー古墳では、棒状に鍛えて一端に刃を付けた鑿(上図6)、小型銅器と組み合わせた鉤状鉄器(11)、円盤状鉄器(12)が発見されています。かの有名なゴードン・チャイルドが、ヤムナヤ文化に円盤状銅器が存在することを指摘していますが、12はそれを隕鉄に置き換えたものと考えられます。円盤状鉄器は、実際に見てみるとその薄さに驚かされます。約4000年前、この地域で鉄の鍛冶が行われたと証拠といえるでしょう。 

 

その後、隕鉄を鍛える技は次第に巧妙になっていきます。著名なエジプトのツタンカーメン王の墓にも、絢爛豪華な副葬品に混じって、隕鉄製鉄器が10点ほど副葬されていました。それだけの数でも、鉄は稀少品として相当な価値を持っていたといえます。隕鉄製短剣は、金などで装飾された水晶製の柄を外して全体を見ると、その加工の巧妙さに驚かされます。

 

A)ツタンカーメン王墓出土隕鉄製短剣(全長34.2cm)実測図(出典:Katja Broschat, et al., Iron from Tutankhamun‘s Tomb, AUC PRESS, 2022.)
B)ツタンカーメン王墓出土隕鉄製短剣復元品(三上貞直刀匠作・愛媛大学AIC所蔵)

 

 

人類・鉄創世記プロジェクトで何をあきらかにするのか

 

隕鉄はいかにして鍛えられたのか?

 

上段に示したツタンカーメン王墓出土の隕鉄製短剣はプロジェクト・メンバーである三上貞直刀匠があくまでも試験的に鍛えたものです。三上刀匠は、日頃鍛えている玉鋼(たまはがね)とは鎚の感触が違うと語っています。その感触の違いを刀匠の作業に密着して記録していきたいと思います。炎の温度も重要です。そして何よりも本プロジェクトが青銅器時代を対象としていることが重要で、青銅の鎚で鍛えることにも挑戦したいと考えています。当時の鍛冶技術に迫ります。

 

鋼を鍛える三上貞直刀匠

 

隕鉄製鉄器に科学的なメスを入れる

 

人類はいつから鉄を利器として使用しはじめたのか。人類にとっていつから真の鉄器時代なのか。この問いは人類と鉄との関係を考えるうえで極めて重要です。鉄の発祥地の一つとしてしばしば語られるヒッタイトも青銅器時代の王国です。鉄が利器として機能を発揮するためには鍛えて刃を付けるだけではなく、焼き入れなどの熱処理が必要でした。その痕跡は切断するなどして金属学的な分析をしなければ観察できませんが、遺跡から発見された稀少な隕鉄製鉄器にそのようなことは許されません。今回は復元した隕鉄製鉄器に対してさまざまな分析を行い、硬度や組織を明らかにし、焼き入れが可能なのかどうかを検討します。

 

輝き・色を再現し、共有する

 

ツタンカーメン王墓の出土品を除くと、世界の隕鉄製はすべて赤銹(さび)に覆われ、当時の姿をのこしていません。今回の復元では当時の人々が目にした隕鉄製鉄器の輝き、色を再現し、それらを多くの方々と共有したいと思います。

 

 

プロジェクトメンバーからのメッセージ

 

このプロジェクトでは、考古学研究者3名が集います。そして、世界最古級の鉄器をモデルに復元品を鍛造するうえでなくてはならない存在が、伝統的な技術を継承した鍛冶師です。刀匠、鍛冶師と考古学者のコラボレーションが本プロジェクトの大きな特徴です。

 


考古学者

 

津本英利

古代オリエント博物館・研究部長

研究テーマ:古代西アジアの金属器文化

 

隕鉄は人類が最初に出会った鉄であり、古代メソポタミアのシュメール語史料に言及される「天から降った金属」は隕鉄を指すと思われます。しかし、実際どのように加工され利用されていたのかは、発見数が限られていることもあり、謎に包まれています。このプロジェクトにより、人類と鉄の関わりの端緒が具体的に解明されることを期待します。

 

 

河江肖剰

エジプト考古学者/名古屋大学高等研究院准教授

研究テーマ:古王国時代のピラミッドの構造解析と建造方法の解明

 

古代エジプトでは鉄は「天からの金属」として神聖なものとして扱われてきました。4500年程前に建造されたクフ王の大ピラミッドの玄室では「鉄の板」が発見されており、さらに3300年程前のツタンカーメン王墓からも隕鉄製鉄器が見つかっています。しかし、現在でも古代人が隕鉄をどのように加工したのかは明らかになっていません。今回の実験考古学プロジェクトで、実際にその生産工程を見ることで、これまで知られていない古代の職人たちの技に迫れることを期待しています。

 


刀匠・鍛冶師

 

三上貞直

刀匠

全日本刀匠会顧問・(公財)日本刀文化振興協会理事・(社)全日本伝統文化後継者育成支援協会理事・日本美術刀剣保存協会広島県支部理事・日刀保たたら村下代行

 

〜天から下された鉄への憧れ〜 太古の昔、人類が鉄と初めて出会ったのは、天から降ってきた隕鉄であったという。滅多に出くわすことのない珍しいその塊は、粘りがあり、打って形作ることが出来、研げば不思議な文様が見て取れた。神が天から下された隕鉄を用いた剣や斧は、人を王として認めさせた証となったに違いない。やがて、土塊や石から鉄を取り出す技が生まれ、農具や武器、様々な形の道具が生まれ、人類は、地球上の生物の覇者となる。今回、隕鉄を用いて鉄の道具を作りはじめた人類の原点に立ち返り、新たな考察を加えて太古の物作りに挑戦しようというお誘いは、鍛治としてドキドキ・ワクワクさせる。神々の住む太古の時代に想いをはせ、一緒にドキドキ・ワクワクしてみませんか。

 

明珍宗敬

鍛冶師

2021年、53代明珍宗敬を襲名。

ミラノ国際博覧会 日本館に明珍火箸を展示。国立劇場邦楽公演日本音楽の流れ「琵琶」で明珍火箸・チタン楽器響鉢使用。北京国際園芸博覧会に明珍火箸を展示。

 

現代社会は、科学の力によりAI・宇宙開発等、日々新たに発展進化している。その発展の源は、人間の自らの考えを元に手業を駆使することから始まり、試行錯誤を何世代にもわたり繰り返しながら現代に至っている。今回の「隕鉄プロジェクト」は、紀元前の当時の人々によって試行錯誤された手鍛冶の歴史の再現です。そして、隕鉄を素材に制作する明珍火箸では、どのような音色になるのか、宇宙の鉄でそもそも音色は生まれるのか、紀元前の鍛冶仕事への挑戦です。紀元前の鍛冶職人の想いを音色に変えて現代に繋げていければ職人の生きがいを感じます。考古学の貴重な研究に参加させていただける機会を設けていただき、大変感謝しております。

 

明珍宗裕

刀匠

受賞歴:兵庫県芸術奨励賞受賞、「お守り刀展覧会」文部科学大臣賞、姫路市芸術文化奨励賞受賞、「平成の名刀・名工展」奨励賞 ほか

 

人類が初めて出会った鉄は隕鉄と言われ、私も初めて扱わせて頂く素材となり、どの様になるか分からない未知の世界に足を踏み入れる気分でいます。また、実際に隕鉄を鍛える事になると、今までの経験では対処できない出来事に遭遇する事になるのだろうと想像しています。ただ、好奇心をもって、様々な困難を乗り越えてきた人類の歴史を思い、その事を見習い楽しみながら、このプロジェクトの一員として協力させて頂きたいと思います。

 

| 明珍火箸風鈴に宇宙の音を聴く

 

プロジェクトメンバーである明珍宗裕氏、宗敬氏はわが国の伝統技術を今に伝える鍛冶師です。明珍家は平安時代より続く甲冑師の家系であり、12世紀半ばに近衛天皇よりその技を賞賛され「明珍」の姓を賜りました(https://myochinhonpo.jp/)。時代の移り変わりとともに鉄製品の需要も変化し、明珍家は火箸を鍛えるようになりました。「明珍の火箸を買って来て呉れと頼まれた。」これは志賀直哉の『暗夜行路』(1921~1937年)の一節ですが、それほど明珍火箸は有名だったのです。

 

高度成長期における生活様式の変化の中で火箸の需要が激減しますが、明珍家52代宗理氏が、触れあう箸の醸し出す美しい音色に光明を見いだし、試行錯誤を重ね、1965(昭和40)年、ついに「明珍火箸風鈴」が誕生しました。今この火箸風鈴の技は、現在、53代宗敬氏に引き継がれ、その音色も生き続けています。

 

涼やかな音色を響かせる明珍火箸風鈴


この明珍火箸は、その澄んだ音が注目され、SONYのマイクの音質検査にも採用されました。2015年にはミラノ国際博覧会で日本館に展示され、また同年、冨田勲作曲「源氏物語幻想交響絵巻」が関西フィルハーモニーによって演奏された際には楽器として使用されました。かのスティービー・ワンダー氏が「東洋の神秘」と評したことも知られています。


2020年、宗敬氏は米国マサチューセッツ工科大学(以下、MIT)に招聘され、火箸風鈴の技術を講じ、教員・学生を前にしたワークショップではその技術を披露しました。その技に魅了された参加者からは質問が絶えることがなく、最先端技術に挑むMITが、明珍風鈴火箸の技術と音色に対して高い関心をもっていることがわかります(八木良平『チタン』Vol.69No.1、2021年)。


このプロジェクトでは宗敬氏が宗裕氏と協力して、隕鉄を素材に明珍火箸風鈴の製作に挑戦します。どのような音色が響くのか、期待に胸膨らみます。

 

火箸風鈴を鍛える明珍宗敬氏

 

人類・鉄創世記プロジェクトの詳細について
― ご寄付の使いみちなど ―

 

 

クラウドファンディングの詳細

これまでに収集した黒海および地中海沿岸地域の隕鉄製鉄器を復元し、隕鉄素材ならではの鍛造の特質を解明します。また素材と製品を金属学的に分析し、成分・組織・強度を明らかにし、通常の鋼を素材とした際の製品との比較を試み、その相違点を明確にすることを目指します。遺跡の土中から発見される鉄器はほとんどが銹による劣化で旧状をとどめておらず、隕鉄製鉄器もその例を免れません。隕鉄製鉄器の当時の色、模様を可視化し、共有することも大きな目的としています。

 

クラウドファンディングの目標金額(480万円)の内訳

材料調達費 160万円/燃料費 10万円/鍛冶具復元費 15万円/鉄素材初期鍛工費 15万円/金属分析費 50万円/素材・製品運搬費 35万円/記録費 40万円/その他

リターン製作・発送費用、クラウドファンディング手数料など

 

プロジェクト実施期間(予定)

〜2025年12月まで

 

 

ご寄附をいただいた方への優遇措置について

 

本プロジェクトへのご寄附は愛媛大学へのご寄附となり、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。
 

領収書の発行日とお手元に郵送される予定月


領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。
 

寄附者が個人の場合


個人が行った寄附金については、一定額を所得税の課税所得から控除することができる「寄附金控除」の制度が設けられています。


本学へ寄附をされた場合は、(1)所得控除制度が適用され、寄附金額(総所得金額の40%を上限)から2,000円を差し引いた額が課税所得から控除できます。
※詳しくは文部科学省HPをご確認ください。
 

個人住民税の軽減について


○愛媛県にお住いの方(寄附された翌年の1月1日現在)
個人住民税の寄附金控除が受けられます。
本学に対する寄附金は、愛媛県及び県内全ての市町村において寄附金税額控除の対象として条例で指定されています。
控除対象額=(寄附金額-2,000円)×(4%[県民税]+6%[市町村民税])

 

○愛媛県以外にお住まいの方(寄附された翌年の1月1日現在)
個人住民税については、お住まいの都道府県・市区町村の税務担当へお問い合わせの上、申告手続を行ってください。
 

寄附者が法人の場合


本学へのご寄附は、法人税法第37条第3項第2号により、寄附金の全額を損金として算入できます。
※詳しくは文部科学省HPをご確認ください。

 

 

ご寄付にあたってのご注意事項

 

・ご寄付の前に、READYFOR利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。目標金額達成後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。ご寄付に関するご質問はヘルプ・お問い合わせ(https://faq.readyfor.jp/)をご覧ください。

 

・本プロジェクトでは、必ずしもスケジュール通りに進行できるとは限りません。大幅な変更が生じる場合にも、活動報告などを通じてお知らせしながら、皆さまのご寄付を大切に活用して関連する活動を継続いたします。

 

・ご寄付のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

ギフト・領収書についてのご留意事項

・領収書(寄附金領収証明書)のお名前は、ギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。ご寄付後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただきます)のでご注意ください。

 

・本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」にある「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

プロジェクト実行責任者:
村上恭通(愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター)
プロジェクト実施完了日:
2025年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

愛媛大学アジア古代産業考古学研究センターを中心に、隕鉄製鉄器を復元・分析しながら、世界最古の隕鉄鍛造技術の特徴を明らかにすることを目指します。そしてできあがったばかりの隕鉄製鉄器の形・色・模様を実感し、多くの皆様と共有することも、大きな目的としています。

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ギフト

5,000+システム利用料


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「人類・鉄創世記」プロジェクト A:5千円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝のメール

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

寄付者
56人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

10,000+システム利用料


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「人類・鉄創世記」プロジェクト B:1万円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝のメール
●プロジェクト成果パンフレット(PDF)
●プロジェクト成果パンフレットへのお名前掲載(希望制)

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

寄付者
164人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

30,000+システム利用料


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「人類・鉄創世記」プロジェクト C:3万円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝状
●プロジェクト成果報告書(PDF)
●プロジェクト成果報告書へのお名前掲載(希望制)

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

寄付者
40人
在庫数
60
発送完了予定月
2025年12月

50,000+システム利用料


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「人類・鉄創世記」プロジェクト D:5万円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝状
●プロジェクト成果報告書(PDF)
●プロジェクト成果報告書へのお名前掲載(希望制)
●隕鉄鍛造工程記録ビデオ(DVD・非売品)

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

寄付者
20人
在庫数
30
発送完了予定月
2025年12月

100,000+システム利用料


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「人類・鉄創世記」プロジェクト E:10万円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝状
●プロジェクト成果報告書(PDF)
●プロジェクト成果報告書へのお名前掲載(希望制)
●隕鉄鍛造工程記録ビデオ(DVD・非売品)
●愛媛大学における隕鉄製鉄器の内覧会(実物に触れていただけます)へご招待

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

※内覧会は2025年秋以降、愛媛大学にて2回開催予定です。詳細は2025年10月頃までにご案内いたします。なお、現地までの交通費等は、寄付者様にてご負担ください。

寄付者
12人
在庫数
18
発送完了予定月
2025年12月

300,000+システム利用料


alt

「人類・鉄創世記」プロジェクト F:30万円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝状
●プロジェクト成果報告書(PDF)
●プロジェクト成果報告書へのお名前掲載(希望制)
●隕鉄鍛造工程記録ビデオ(DVD・非売品)
●愛媛大学における隕鉄製鉄器の内覧会(実物に触れていただけます)へご招待
●小型隕鉄製品(3cm大程度。鍛造時に出る隕鉄の端材から、復元品とは異なる工程にて製作)  

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

※内覧会は2025年秋以降、愛媛大学にて開催予定です。その際に小型隕鉄製品をお渡しする予定です。詳細は2025年10月頃までにご案内いたします。なお、現地までの交通費等は、寄付者様にてご負担ください。

寄付者
4人
在庫数
6
発送完了予定月
2025年12月

500,000+システム利用料


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「人類・鉄創世記」プロジェクト G:50万円コース

●寄附金領収証明書
●プロジェクトリーダーからの感謝状
●プロジェクト成果報告書(PDF)
●プロジェクト成果報告書へのお名前掲載(希望制)
●隕鉄鍛造工程記録ビデオ(DVD・非売品)
●プロジェクトリーダーによる出張講演(復元品を持参し、事業成果について直接ご報告 国内限定・交通費込み)
●小型隕鉄製品(3cm大程度。鍛造時に出る隕鉄の端材から、復元品とは異なる工程にて製作) 

※領収書(寄附金領収証明書)の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より愛媛大学に寄附金が入金される6月10日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆様のお手元に届くのは、2024年7月末頃を予定しております。

※プロジェクトリーダーによる出張講演は2025年秋以降に開催予定です。その際に小型隕鉄製品をお渡しする予定です。詳細は2025年10月頃までにご案内いたします。

寄付者
5人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2025年12月

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