【プロジェクト終了報告】
終了報告『カンボジアの孤児院にビニルハウスを寄贈したい』
ご支援者の皆様方におかれましては、ますますご健勝のことと喜び申し上げます。
この度は、本プロジェクト『カンボジアの孤児院にビニルハウスを寄贈したい』にご支援いただきまして本当にありがとうございました。
100万円を目標として行った本クラウドファンディングは、皆様お一人お一人のお陰で無事達成することができ、集められた107万円は、すでに建設費用としてすべてビニルハウス建設に遣わさせていただきました。
以下、詳細についてご報告させていただきます。
PreyChum孤児院
・コンポンスプー州ウドン郡プレイチュム村
・在籍数:約80名
・先生数:約10名(ボランティア含む)
ビニルハウス建設までの状況
ハウス建設までの道のりは、活動報告でもご紹介させていただきましたが、以下の通りとなっております。4月中旬のクメール正月期間がありましたので、工期が少し後押しされました。
3月中旬 土砂搬入、地盤整地
4月初旬 ハウス業者との折衝
(クメール正月休業期間)
4月下旬 水道管(灌漑設備)の設置
5月初旬 ハウス資材搬入
5月9日 ビニルハウス本体組み立て完了
5月10日 種苗の購入
5月15日 ソーラーライトの設置
実際にハウスを目の前にしますと、10m×25mは、小学校のプールほどの大きさで、かなりの量の野菜が栽培できそうに思います。
灌漑用の取水は、横のため池と50mほど離れた井戸からポンプで送ります。
リターンについて
現在、発送準備中で、5月末日までに全ての発送を完了する予定です。ご支援者には、発送と同時にメールにてご報告をさせていただきます。もうしばらくお待ちください。
収支報告
以下がビニルハウス建設にかかった費用の詳細となります。
【収入】
クラウドファンディング寄付 1,070,000円
【支出】
建設費用:合計7,194$ 日本円 1,093,488円
*1$=152円として(4月末日ドル円レート基準 海外送金手数料込み)
◎支出内訳
土砂(トラック150台分) 1,500$
ビニルハウス(本体、灌漑配管設備一式、施工費用含む)3,875$
ソーラーシステム 87$
腐葉土(300袋) 260$
農業用土 50$
噴霧器 10$
種苗 25$
外部配管 30$ ☆
天井グリーンネット 48$ ☆
支援プレート(石板) 75$ ☆
リターン費用 120$
レディフォーのシステム使用料 1,114$(164,780円)
☆については、見込みです。
セメント、石材、砂利、砂、板、釘、レンガ等は、孤児院にあるものを使用させていただきました。また、ハウス本体以外の設置に関する作業は、孤児院内の職員の奉仕作業で行っておりますので、工賃の持ち出しはありません。
*石板プレート、グリーンネット、外部配管は、現在発注中です。

23,488円は、JECSAカンボジアから拠出させていただきます。
上記の通り、皆様方からご支援いただいた資金は、全額、孤児院の子どもたちの栄養摂取のために使わせていただきました。また、現場では、子どもたちや職員が進んで作業を手伝ってくれ、建設にかかる費用が大幅に削減されていることも併せてご報告させていただきます。
本当に多くの皆さまからのご支援をいただき、スタッフ一同心から感謝しております。改めて厚く御礼申し上げます。
ビニルハウスの完成は、まだ一つの通過点です。これから、子どもたちの手で野菜を育て、自ら栄養を取得する姿を実現していかなければなりません。日本国内ではなく、熱帯モンスーン気候下でのハウス栽培です。おそらく、今後も様々な困難が待ち受けていることでしょう。
でも、我々は、決めたことを必ずやり遂げます。
困っている人々を見て見ぬふりをしない。
小さなことに大きな愛を持って取り組む。
併せて、PreyChum孤児院では、現地で活動する短期・長期ボランティアを募集中です。子どもたちの未来を創る活動をしたい方は、ぜひともお問い合わせください。
【孤児院滞在 / カンボジア】英語指導ボランティア/インターン募集

JECSAカンボジアは、子どもたちの明るい未来のために、今後も活動を続けてまいります。また、支援活動を継続しながらも、我々もさらに成長して行かなければならないと考えております。これからも皆様方からの温かなご支援をお願いする次第です。
最後に、皆様方の末永いご健康とご活躍をお祈りいたします。



















