大谷美術館 プロジェクト終了報告
東京は桜も満開になり、春の陽気となりました。
昨年行われました大谷美術館クラウドファンディング「文化財を未来に託す。大谷美術館、石塀修繕と計画策定にご支援を。」では、多くのご支援をいただきまして誠にありがとうございました。
事業終了報告をさせていただきます。
ご支援をいただきました3,932,000円のうち、レディーフォーシステム利用手数料と返礼品送付に係る費用を除いた金額を、予定通り銅御殿大谷石塀安全対策工事と保存活用計画策定に充てさせていただきました。
活動報告https://readyfor.jp/projects/otanimuseum2023/announcements/303055ですでにお知らせした通り、大谷石塀安全対策工事(施工費 7,099,100円)を寄付募集終了のすぐ後、11/27(月)~12/22(金)に実施しました。
2024年が明けてすぐには能登半島地震が起き、日本中が地震大国であることに震撼しましたので、その前に工事が終えることができ本当に良かったと思っております。
本プロジェクトに応援メッセージを寄せてくださった能登在住の建築家萩野紀一郎先生は大きな地震被害に遭われました。ご自身の設計した自宅は無事でしたが、古民家を再生したアトリエ(仕事場)は倒壊しました。謹んでお見舞い申し上げますとともに、私たちの携わる「歴史的建造物」は幾多の困難を乗り越え、大勢の人の力で現在の姿があることに感謝の気持ちを新たにしました。
また銅御殿保存活用計画は2年計画のうちの1年目が終了いたしました。
委託先の株式会社文化財保存計画協会による中間報告書を文化庁に提出しております。

令和5年度は建造物敷地現況調査や保存管理計画を中心に行い、有識者会議(藤井惠介先生、藤田香織先生、萩野紀一郎先生、森本英裕先生)は2回行われました。
引き続き令和6年度は環境保全計画や防災計画を中心に進めてまいります。
尚、寄付の返礼品(ギフト)の対応は旧古河邸プライベートツアー1件の実施を残して、全て完了しております。
万が一、ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
いつもあたたかいご支援をいただき、ありがとうございます。心より御礼申し上げます。
今後とも、大谷美術館の活動を、見守っていただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
大谷美術館




















