飛行機制作研究会albatross 2020年度活動報告
クラウドファンディング支援者の皆様
この度は私たちのクラウドファンディングへご支援頂きありがとうございました。部員一同皆様から頂いた活動資金でしっかりと成果を残せるよう努力してまいります。今回は私たちの昨年の活動内容と寄附金の用途、リターンの送付状況についてご報告させていただきます。
<昨年度の活動内容について>
ここでは昨年度の活動内容について月ごとに簡単にご報告させていただきます。
・1月
1/15からクラウドファンディングの募集期間が開始しました。初めての試みでしたのでどれだけの方に支援していただけるのか、リターンの内容に不足はなかったかなど心配しながらのスタートでした。しかし開始三日間で1stゴールの45万円を達成し予想を上回るご支援の数に驚きました。本当にありがとうございました。
また一月から鳥人間コンテストの書類審査へ向けアピール文と三面図を制作し始めました。このアピール文の内容で出場の可否が決まるためしっかり部員内で話し合い修正を加えていきました。
・2月
2月19日にクラウドファンディングが終了し総額1,074,000円のご支援を頂きました。この時期は書類作成に追われる日々でしたので応援していただける方の存在が励みになりました。。
審査書類はしっかりと提出出来ました!
二月末には2020年度の鳥人間コンテストへ向けテストフライトを行いました。この時点では二回目のテストフライトということもあり飛行機がきちんと走行できるかの確認にとどまりましたが鳥人間コンテストで長距離飛行を実現するため機体の調整をおこないました。
・3月
3月初めごろにコロナウイルスの感染拡大を受けて大阪大学から課外活動の禁止を言い渡されました。3月はテストフライトや新歓に向けた準備などを進めようと予定していただけに不安を感じつつtwitterなどのSNSを利用しながら新歓活動を始めていきました。
・4-6月
緊急事態宣言などが発令されて大学の授業が完全オンラインとなり、新歓のイベントなどがすべて中止となりました。また鳥人間コンテストの中止も決定し、これからの活動をどうしていくのか、新入生が入らなければ廃部しなければならないのかなど様々なことが不安な時期でした。新入生に向けてはサークルの活動内容の解説動画をYoutubeで公開するなどweb上での情報発信を行っていました。
・7月
大学の授業が実験の一部のみ対面となるなど、少し元の授業形式が戻りました。大学の友人とも久々に話しました。
また新部室建て替えに伴って旧部室を仮移転しました。仮移転先では作業環境が屋外から半屋内になるなど大幅に改善したため、この時はまだ活動できませんでしたが、これからの活動へ向け少し希望が湧いてきました。余談ですが3か月翼が保管されている箱を放置していたところハチの巣ができていました。。。
広々とした仮部室
コロナウイルスへの対策を行いサークル合同説明会が行われました。新入生が興味を持って話を聞きに来てくれてとても楽しい説明会でした。個人的にはとても緊張しました。
・8月
8月半ばからサークル活動が一部可能となり少しずつではありますが活動を再開していきました。新歓活動としても部室見学会や紙飛行機制作会などを行い多くの新入生に来ていただけました。後輩がいて一緒に作業することの楽しさを改めて実感しました。
・9月
活動に来てくれる固定メンバーも現れ、いよいよ活動再開しました。初めは新入生に組みあがった飛行機を見せるべく破損個所の確認や修正を行いました。
・10月
大学のグラウンドで飛行機を一度すべて組み立てる全組試験を行いました。昨年と比べ作業人員が多かったためとても速く組みあがり感動しました。
また入部希望者が続々と集まり15人ほどになりました。新入部員がいなかった昨年に比べにぎやかになりとても楽しく活動しました。
・11月
10月に引き続き機体の改善を続けました。僕の班はフレーム班でしたので飛行機の座席を改善し、背もたれを包み込むような形にしたところ飛行時の振動を減らすことに成功しました。そのほかの班も機体の修理や新入生への技術継承などを行いました。
↓フレーム班は下のようなコックピットの作成を担当します。
・12月
いよいよクラウドファンディングで頂いたお金を使ってテストフライトを行いました。私たちのサークルではテストフライトの際のドライバーの不足が問題となっていたので今回は業者の方に運転をお願いしました。このことにより部員全員が飛行機の組み立てに参加することができ一人一人の負担を軽減することが出来ました。
テストフライトの成果は残念ながらタイヤや電装部品、駆動部品などに不具合が発生し機体を滑走させるだけにとどまりました。しかし現在の機体の問題を把握することが出来たので現在これらの問題を解決するため部品の交換や修繕を行い本番でフルスペックを発揮することを意識して活動しています。
<寄附金の使用用途について>
皆様にご支援頂いた107万円のうち30万円をテストフライト(トラックとマイクロバスのレンタル代、運転手の人件費)に、15万円をスポットクーラーと会議テーブルを購入するために使用させていただきました。また残りの52万円についてはこれからのテストフライトのために使用させていただく予定です。ご支援頂き誠にありがとうございました。
テストフライトについては部員の負担が少ない今までとは異なる体制で行うことが出来ました。またスポットクーラーにつきましては部室の温度が外気温に近く真夏と真冬の作業環境が長年問題となっていたため購入させていただきました。
<リターンの発送状況について>
リターンについては一部の方を除きほとんどの方へは2020/12/30に発送済みです。またその他の方につきましてはこちらの不手際により一度送り返されてきてしまったため2021/1/7に再度発送いたします。誠に申し訳ございませんでした。
1月半ばになりましてもリターンが届かない場合などはお手数をおかけしますが私たちのメール(albatross2005@gmail.com)へご連絡いただきますようよろしくお願いいたします。
昨年はコロナウイルスの影響で思わぬ障害にぶつかり苦しみましたが、皆さんのご支援によりテストフライトを行い機体の問題点の洗い出しを行うことが出来ました。私たちのクラウドファンディングのプロジェクトとしてはこの成果報告で一区切りとなりますが、私たちの無尾翼飛行機で琵琶湖上空を飛ぶという夢はまだまだ続きます。これからテストフライトを重ね今年の鳥人間コンテストで皆さんに私たちの飛行機が飛ぶ姿をお見せできる日を楽しみに、一同精いっぱい活動していく所存です。私たちの活動をtwitterなどで発信しておりますのでご覧になっていただけると幸いです。
最後となりますが、この度は私たちの活動を支援していただき誠にありがとうございました。
albatross部員一同