支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 150人
- 募集終了日
- 2012年6月14日
頼りになる仲間。
今回は、このプロジェクトを一緒に動かしてくれる、
現地のパートナーについて紹介したいと思います。
こちらが、現役大学生パートナーのハニーンです。
本名はHanean Hlewa。19歳
ヨルダン大学外国語学部の2年生で、イタリア語と日本語を勉強しています。
アラビア語はもちろん、英語と併せて4カ国語を操る才女です。
おしゃべりと楽しいことが大好きで、いつも明るく、私達に元気をくれます。
彼女もまた、パレスチナ難民キャンプの家に育ちました。
現在ドラゴン桜を実施しているバカアの学校は、実はハニーンの母校です。
ハニーンは1年生から10年生まではUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の
学校に通っていましたが、UNRWAの学校は11、12年生がないため
公立の学校に転校し、奨学金をもらいながら勉強をしていました。
7人兄弟の長女であり、塾や予備校に通えるような家庭環境でもなく、
タウジーヒの受験料20JD(約2500円)も校長先生からの借金です。
”たった20JDなのにね、こんなのも払えないなんておかしいでしょ。
でもここではそうなの”とハニーンは言います。
そんな環境でも、持ち前の根気強さと一日最低8時間以上の勉強を毎日続け、
休むことなく勉強した結果、見事ヨルダン大学に合格しました。
しかしその裏では、毎日のハードな勉強とストレスが相まって、
試験期間中にはみるみる体重が減り、途中で病気にかかってしまい、
最後の科目では自己最低点をとってしまったそうです。
(それでも合計93%というとても優秀な成績でしたが。)
何がそこまで彼女を努力させたのでしょうか?
まず一つ目は「ヨルダン大学に行くのが15歳の時からの夢だったから」
そしてもう一つが「将来、絶対にキャンプの外に住みたいから」
「教育を受けることなくして、この貧しい状況は変えられないわ。
私はキャンプの外に住みたいの。それにはどうしてもお金が必要でしょ。
そしてそのためにはきちんとしたお給料のもらえる仕事に就かなきゃ。
私達の住む社会では、普通、女の子はウェイトレスや美容院等で働くけど、
それでは十分な収入は得られない。
キャンプの外でより良い生活を送るためには、良い仕事に就けるような、
より良い教育を受けることが必要なの!」
と熱く話してくれました。
また
「キャンプから、自力で必死に勉強して大学に行くのは10人に1人くらい。
UNRWAの学校からだと受験はできないし、転校するのも勇気がいるわ。
それにまだまだ、早くして結婚・出産する子もいるの。」
「キャンプに住んでいるから、何もしなくても他の国や団体が援助してくれて
お金や物が入ってくるという状況に甘えてしまっている現実もあるわ。」
と資金や物資の援助の、弱い部分についても話していました。
ハニーンは、
『これは本気で人生を変えようとしている自分のような生徒にとって
素晴らしいプロジェクトだわ』
と言って、私達の活動をサポートしてくれています。
今は私と校長先生の間に入って交渉を進めてくれたり、
生徒の良き相談相手、ヨルダン大学へ行った憧れの先輩として
生徒の面倒も良く見てくれています。
そんな彼女の夢は外交官になること。
外交官になって、パレスチナ問題の解決に貢献したい、と言っています。
ヨルダンで育ち、ヨルダン大学に通って、ヨルダンの良い仕事についたとしても
パレスチナのことは忘れていません。
むしろ、パレスチナの為に役に立つ人間であろうとする姿勢すら感じます。
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ハニーンとは3月末から、プロジェクトや私生活でも
多くの時間をともにしていますが、彼女のパワーには私も驚かされます。
アジア最貧国ドラゴン桜、バングラデシュでのマヒンのような存在になっていく
ハニーンを見るのが楽しみです。
伊賀
リターン
1,000円+システム利用料
*難民キャンプの生徒からのサンクスレターをお送りいたします。
- 支援者
- 48人
- 在庫数
- 制限なし
5,000円+システム利用料
*キャンプの生徒からのサンクスレターをお送りいたします。
*プロジェクトフォトブックをお送りいたします。
- 支援者
- 30人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円+システム利用料
*キャンプの生徒からのサンクスレターをお送りいたします。
*プロジェクトフォトブックをお送りいたします。
*パレスチナ難民に伝わるエピソードブックをお送りいたします。
*税所篤快主催の特別イベントにご招待します。
- 支援者
- 73人
- 在庫数
- 制限なし