みなさま　ありがとうございました！

　1月25日にスタートしたクラウドファンディング。本日23時00分で終了します。

　この46日間、想像もしなかった沢山の方のご支援、お力、そしてメッセージをいただいて、大成功の裡に終了することができます。

　本当に、ありがとうございました。

　コロナ禍で、みなさん、色々な意味でこれまでとは違った厳しい状況にあったことと思います。それにもかかわらず、こんなにたくさんの方が貴重なお金を寄せてくださって、言葉にできないありがたさで胸がいっぱいです。

　それだけ、今回の映画製作への皆さんの思いが熱いのだと思います。

　このところ、約１０か月にわたって取材してきた映像の整理をしていますが、その映像と皆さんの声援が重なって見えて仕方ありません。

 

　取材していた日々は決して順風満帆とは言えない日もありました。

　感染拡大への対応に疲弊する保健所の職員からは、「もう撮影はいいでしょう」といわれたこともありました。疲れ切った職員の顔を見るのがつらい日もありました。所内に張り詰めた険悪な空気を感じながらカメラを回すのを遠慮したこともありました。でも、そんな一時期も「保健所の今」です。

　完成する作品が皆さんの期待に応えられる作品に仕上がるかどうか心配ですが、ともかく、このコロナ禍の「保健所の今を」しっかりと伝える作品になるように精いっぱい頑張ります。

　

　この間、お金によるご支援もそうですが、お金には代えられない暖かいご厚意もたくさんいただきました。

　そして今更ながらに人と人とのつながりのありがたさを痛感しています。

　ともすると自己本位にならなければ生きられない今の社会にあって、人が人と繋がって生きることの意味、大切さを改めて考えさせられる毎日でした。

　

　私たち取材班を受け入れてくださった中野区保健所の職員のみなさんと、今回のクラウドファンディングで貴重なご支援をくださった皆さんの思いをしっかりと映像に定着させたいと思います。

　完成する作品の評価には怖いものを感じますが、歴史に残るコロナ禍に、公衆衛生の最前線として奮闘している皆さんの姿を後世に残せればと思います。

　そしてその作品を、沢山の方々の力でつくれることを、私はとっても誇りに思います。

 

　みなさん、本当にありがとうございました。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　監督：宮崎信恵