A. 日本の20倍治安が良い、安全な国でした。

 

 

私は、2008-10年に青年海外協力隊として、シリア北部の街、アレッポ県マンベジ市に住んでいました。

 

2014年からは難民となったシリアの人たちや支援団体を訪ねて、中東・欧州9カ国、100人以上の人たちから話を聞いてた経験を持っています

(2015年からはシリア国内への教育支援活動もしています)。

 

 

<2016年 平和映像祭で「なんとかしなきゃ賞」を受賞した作品>

 

 

 

 

2011年3月からシリアで始まった騒乱は、

今もまだ治まっておらず、悲しいニュースが日本だけでなく

世界中を駆け巡りました。

 

 

そのため、シリアと聞くと多くの方が、

「戦争」「難民」「テロ」「独裁」といった怖いイメージを

持たれるのではないでしょうか?

 

 

ですが、1999年のデータですが、

シリアの犯罪率は0.04%、殺人件数は0.95件/10万人です。

日本(2002年)は、それぞれ2.3%、1.10件です(ICPO調査)。

犯罪に遭う確率は日本の方が20倍高いのです。

 

もちろん、このデータが完全に信頼できるものかどうかはわかりませんが、

暮らしていると、首都でさえ真夜中に歩いても

身の危険を全く感じませんでしたし、

体感的にも「日本より安全」と感じました。

 

ですが、その頃ですら「中東=危険」のイメージがあり、

私がシリアに住んでいたと聞くと「危なかったんじゃない?」と

よく尋ねられていました。

 

 

夜でも賑わう。スリや暴力などの不安なく歩ける

 

 

実際はどうかというと、街中はひったくりどころか、

落とし物は携帯電話、カメラ、現金の入った手帳まで残らず返って来ましたし、

道に迷うそぶりを見せた途端に、周りから人が集まってきて、

行きたい場所まで案内してくれるほど。

 

挙句、バスで隣に座ったおじさんが、僕のバス代を払って

わざわざ日本から来てくれんだから」と奢ってくれたことは、

一度や二度ではありません。

 

 

同じルートを回る公共交通機関「セルビス」

 

 

 

あるいは、挨拶をしただけのおばさんが

「今日は私の家で昼ご飯を食べに行きなさい」と誘われる、なんてことも。

 

喉が渇いたら、そのあたりの家のドアをノックすれば、水を出してくれます。

そのまま、時間があるならお茶を飲んで行け、と誘われて、ご飯まで出て来て、

「今日は泊まって行きなさい」と言われたことも数知れず・・・。

 

 

 

平和ボケと言われてもおかしくないほどの、

毎日がウルルン滞在記のような日々を送っていたのです。

 

 

 

 

これからもQ&A 形式で、シリアについて、お伝えしていきます!

 

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