卒園式～3人の仲間が社会へはばたく

3月20日、さくらホールを会場に平成28年度広尾フレンズ卒園式が開催されました。3人の男の子たちが巣立つ今年度の卒園式には、後援会会員様や卒園生を知るかつて職員だった方々など、たくさんの方が祝福にかけつけてくださいました。

はじめに太田孝昭理事長が「50年前の自分の高校卒業時を思い出した。ここに居たことをいい経験だったと思って旅立ってください」と激励しました。

来賓の方からの心のこもった温かいメッセージを頂戴した後、それぞれの担当職員から卒園生が紹介され、全員就職が決まっていて一人暮らしをはじめること、定時制高校へ通いながらアルバイトで無遅刻無欠勤を続けた卒園生がいることや、資格を取って海外で仕事をしてみたいという夢を持つ卒園生の話などに、涙を浮かべながら聞き入る出席者の方もいらっしゃいました。

最後に3人の卒園生自身から、「施設（の子どもである）ということを気にしていたけれど、自分のために泣いてくれる人がいる、退職した後も来てくれる職員の方がいる」などと挨拶がなされ、彼らの成長した姿と旅立ちに、会場から惜しみない拍手が贈られました。（文責：阿部浩一）