お正月祝いに…

お正月の盛り上がりから、少しずつ日常を取り戻しています。

大晦日の日から毎晩流れていた、近所のお宅からの音楽も、鳴り止みました。

 

さて、昨日は、私たちが滞在している場所から10メートルほどの場所にある孤児院に行ってきました。フランス系NGO、Firends International が運営しています。

 

（※今回は、子どもたちの写真はありません）

 

通常は30名ほどが暮らす孤児院ですが、お正月の時期には、その人数が少なくなります。孤児院と言えども、様々な家庭の事情で、普段は自宅にいることができない子どもも預かっているため、お正月のような特別の時期には自宅に戻る子どももいるからです。

 

今回の訪問時には、8名の子どもだけが残っていました。前もって施設長の「お父さん」に訪問の許可を取っていたので、子どもたちも知っていた様子。

 

私たちがゲートに到着すると「来た〜」と子どもの声。

はーい、ポポーおじさんとポポーおばさん、来ましたよ〜！！

 

少ない人数の子どもたちに、山盛り食べてもらおうと思って、たくさん用意していきました。（もちろん食べ過ぎは禁物ですが、お正月くらいいいかな…）蒸しケーキ、焼きドーナツ、クッキーの３種類。どれもカンボジアの米粉を使ったものです。

 

せっかくなので、子どもたちの好みを知るために、まず見た目で好きなものを２つ選んでもらいました。ドーナツが人気。続いてケーキ。クッキーは小さいからか、誰も手に取りませんでした。

 

 

じゃ、残りは好きに食べてください、となったら、一番お姉さんがクッキーをひとつ食べました。「あら、これ美味しい！」とかわいく一言。あとは子どもたち奪うようにしてクッキーを平らげました。

 

 

クッキーはまだ試行錯誤中で、形もそんなに美しくないのですが、子どもたちのお口にはあった様子。

 

本当は、こういう子たちに定期的に私たちのお菓子を届けたいと思いますが、ビジネスとしてやっていくには難しい。この栄養お菓子ビジネスについて考え始めたときに、社会的リターンか経済的リターン、どちらを優先する事業形態にすべきか迷いました。結局、まずは経済的な結果を出し、ビジネスとして機能するようになってから、社会的なインパクトを拡大させようと考えるに至りました。道のりは長いですが、今日の気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。