
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 249人
- 募集終了日
- 2020年10月30日
私たちが活動を続ける理由(Piece of Syria代表 中野貴行)
この度は私たちの活動について訪問してくださり、ありがとうございます。
Piece of Syria理事長の中野貴行と申します。
2016年から教育支援の活動を継続しており、
日本人が入れないような場所にあるシリアの幼稚園の子ども達・先生達を支え続けており、のべ1300人以上の子ども達に教育を届けてきました。
「なぜ続けられるんですか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、
コロナ禍の今、そしてなぜ続けるのか、ということをお伝えできればと思います。

【国際協力で行ったはずなのに助けてもらうシリアの日々】
「中東シリア」と聞いて、皆さんは、
どのようなイメージをもたれますでしょうか?
戦争、難民、テロ…のようなニュースが頭をよぎる人も多いのでは?と思います。
たしかに現在、世界で最も多くの難民を出している国がシリアです。

UNHCR(Figures at a Glance 2019)
シリア国外に出た「難民」以外にも、
シリア国内で「国内避難民」という人たちもいて、
合わせると、2011年3月のシリアの戦争前の人口から
国民の半分が元いた場所を去っています。
しかし、私は青年海外協力隊としてシリアに住んでいた2008-10年までは、
夜中に出歩いても危険を感じないほど治安が良く、
食料自給率が100%を超えて、安く美味しい野菜・果物があり、
医療・教育は無料で、教育レベルの高さが有名でした。
宗教対立はなく、難民を受け入れていた国でした。
私が歩いていると声をかけられ、お茶をご馳走になったり、ご飯をご馳走になったり、そのまま泊まっていけ、と言われたり、
バスで隣に座った人がいつの間にかバス代を奢ってくれることも、シリアのよくある話。
国際協力で訪れたはずのシリアでしたが、
かえって助けてもらうばかりの時間を過ごしました。
【難民になっても変わっていなかったもの】
2011年3月、東北大震災と同じ頃、シリアで戦争が始まりました。
「すぐに終わる」
私だけでなく、シリアの人たちもそう思っていました。
しかし、終わる気配どころか、大国が大きく関与してきて、テロリストも続々と活動を活発化させ、終わりが見えないような泥沼になってきました。
ニュースでは分からない彼らの現実にどうしていいか分からなかった私は、
まずは話を聞きに行こうと、シリア周辺国やヨーロッパを訪れて、シリアの人たちや支援団体から話を聞き始めました。
ニュースでは分からなかった現実を目の当たりにする日々の中、訪れたヨルダンの難民キャンプ。

キャンプ内の通りを歩いていると、「どこに行くんだい?」と声をかけられ、
自分のために入れていたであろうコーヒーを「私の部屋に入って飲んでいきな」と誘ってくれたり、
「今から昼ご飯なんだ、食べていきなよ」と別の家に招待されて、遠慮しながら少しだけ食べていた僕の皿に大きな鶏肉をのせて「しっかり食べるんだよ」と笑顔で歓迎してくれました。
トルコでは、シリア難民でありながら、難民支援の仕事をしているスタッフの一人とご飯を食べに行った時に、
こっそりと会計を済ませたら,大慌てで会計のところで値段を聞いて支払った分を返して「君たちはゲストなんだ!」と私たちにお金を払わせてくれませんでした。
私は彼らのように自分が大変な状態になったら、
こんな風に目の前の人のために何かできるだろうか?
シリアに住んでいた時も、そして難民となった彼らを訪れた時も、
やっぱり彼らにはお世話になってしまっている自分がいました。
「自分に何ができるんだろう?」
ただ、そのことをひたすら考えながら、2016年3月、日本に帰ってきました。
【続けないことを目指して始めた】
帰国後、各地で講演する機会をいただいたのですが、
「知ることができてよかったけど、聞いた私たちは何をしたらいいですか?」と
お客さんの一人から声をかけられました。
様々な団体の活動を見させていただき、どこの本当に素晴らしかったので、
「どこの団体に寄付していただいても良いと思います」とお答えしました。
一方で、「手が届いていない地域がある」という想いも拭えていませんでした。
それが、シリアの国内です。
政治的な複雑さゆえに、国連や大きいNGOでは、支援が届いていない場所があり、そこへの支援を続けていたシリア人と、私はトルコで出逢っていました。
彼は時に自分の貯金を切り崩してでも、シリア国内の教育支援の手を止めず活動をしていました。
そんな本気の彼の想いに触れて、彼の活動を応援することを通じて、
他からの支援が届いていないシリア国内の教育支援をすることを決め、
2016年にPiece of Syriaを立ち上げました。
クラウドファンディングでお金を集めることなんて出来るんだろうか?
そんな不安の中、たった一人でスタートしました。
無事に目標金額を集めることができ、「何か手伝おうか?」と言ってくれる仲間も出来ました。

シリアは元々、教育レベルも高く、戦争さえ終われば支援など必要なくなるはず。
「私たちの活動も、いつでも終われるように」と思いながら続けていました。
しかし、戦争は終わらないまま、もうすぐ10年。
戦争の結果、かつては100%近かった就学率も6%まで下がった地域もありました。
(今シリア全体で60%ほど)
教育が受けられない時期が3年続くと学校に戻らなくなり、そうした世代を「失われた世代」と呼ぶそうです。
そんな世代を一人でも少なくするために、「戦争が終わるまで」と、毎年活動を続けてきました。
「続けないことを目指して始めた活動」でしたが、
報道こそ減ってはいるものの、シリアの状況はまだまだ大変で、
戦争が終わっても、支援が必要な状況が続くことも見えてきました。

【活動を辞めない理由】
私たちは、シリアの人たちが「かわいそうだから」支援するわけではありません。
シリアという国の歴史や文化、シリアの人たちの人柄や優しさを伝えることを大切にし、「そんな素敵なシリアの人たちを一緒に応援しませんか?」というご提案をさせていただいています。
活動を「続ける理由」よりも、「辞めない理由」があるんだと思います。
シリアの人たちは「困った人たち」ではありません。
ほんの10年前まで、私たちと同じような日常を過ごしていた人たちです。
そして、戦争の中で「困った状態」に陥ったりしているのです。
彼らの重い障壁を取り除けば、彼らは日常を取り戻す力がある、と私は信じています。
支援の対象ではなく、彼らが創っていく平和で豊かな社会に、是非遊びに行きたいですし、皆さんと一緒に行きたいなぁって思っています。
【Piece of Syriaという名前に込めた想い】
私たちの活動の目標は、いつか皆さんを平和なシリアにお連れして、
皆さんと一緒に支えてきた子ども達と交流をしていただくことです。
戦争による破壊は一瞬です。
ですが、平和とは一瞬で築けるものではありません。
一人ひとりの力を、想いを重ね合わせて、時間をかけて紡いでいくものだと思います。
Piece of Syriaの「Piece」が、平和のPeaceではなく、カケラのPieceなのは、
一人ひとりの力は小さいものかもしれませんが、
それをパズルのように合わせていきながら、平和をつくる大きなチカラになっていけるように、という想いを込めました。
ご寄付をいただくこと、
身近なご友人に教えていただくこと、
SNSでシェアしていただくこと、
それら全てが私たちの力に、シリアの子ども達への希望になります。
「ささいなこと」の積み重ねが、平和に至る大きなチカラとなります。
どうぞお力添えをお願い致します!
Piece of Syria 代表
中野 貴行
Facebook: www.facebook.com/profile.php?id=1051130611
Twitter: www.twitter.com/hemuri_
Instagram: www.instagram.com/hemuri.syria.love/
リターン
1,000円
感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)
●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます
●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像
★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。
★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。
★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。
- 申込数
- 122
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
1,000円
感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)
●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます
●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像
★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。
★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。
★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。
- 申込数
- 122
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月

児童労働をゼロに!都市へ働きに出される子どもを地方部で防ぐ
- 現在
- 2,849,000円
- 支援者
- 211人
- 残り
- 1日

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 222,273,000円
- 支援者
- 13,072人
- 残り
- 28日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,224,000円
- 支援者
- 340人
- 残り
- 5日

たんぽぽの里サポーター募集中!保護活動に必要な費用にご支援を
- 総計
- 122人

貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い
- 総計
- 77人

【緊急支援|大分市 大規模火災へのご支援を】
#医療・福祉
- 現在
- 4,154,000円
- 寄付者
- 500人
- 残り
- 40日

奨学金の原資が不足しています│未来応援奨学金にいがた2025
- 現在
- 1,775,000円
- 支援者
- 94人
- 残り
- 28日

日本の近代化と感染症対策の原点、適塾の建物を後世に守り伝えたい!
- 寄付総額
- 10,958,000円
- 寄付者
- 237人
- 終了日
- 11/30

被災した子ども達が、山と海でのびのび遊べる夏を創ります!!
- 支援総額
- 1,447,000円
- 支援者
- 139人
- 終了日
- 7/12

「輪島塗」の一家に生まれた若者の思いから始まる地方再生を支援
- 支援総額
- 388,000円
- 支援者
- 23人
- 終了日
- 12/14

郡山市を音楽の力で盛り上げる。第8回まちなかうたふく開催!
- 支援総額
- 255,000円
- 支援者
- 28人
- 終了日
- 8/31
介護士さん100人に無料でリフレクソロジーをしたい!
- 支援総額
- 695,000円
- 支援者
- 36人
- 終了日
- 8/11

学ぶ青春意気高く|30周年記念事業~KJ探究基金創設へご支援を!
- 支援総額
- 3,364,000円
- 支援者
- 108人
- 終了日
- 6/18
水の都大垣市にキャンプ好きが自由に過ごせるキャンプ場を作りたい!
- 支援総額
- 231,000円
- 支援者
- 7人
- 終了日
- 3/16










