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「より早く、正確に」吃音治療を変える音声認識AIを開発したい

許恵介(POSTプロジェクト代表)

許恵介(POSTプロジェクト代表)

「より早く、正確に」吃音治療を変える音声認識AIを開発したい

支援総額

574,000

目標金額 1,000,000円

57%
支援者
62人
残り
13日
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目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(AllorNothing型)。支援募集は11月27日(水)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

吃音者の現状:
日本の成人吃音者、約
100万人。自殺に追い込まれる人も。

 

2013年夏。北海道である吃音の男性看護師が自殺しました。

 

病院勤務を始めてから僅か4ヶ月後だったそうです。仕事でうまく説明することができず、吃音で悩んでいた彼のノートには、「言葉が足りない」と書いてあったそうです。

 

このニュースを聞いて、皆さんはどう感じたでしょうか。「どもるくらいで、自殺なんて。」そう思った方も少なからずいらっしゃるでしょう。しかし、吃音というのは想像以上に辛いものです。当事者だからこそ感じる辛さ、苦しさ、悲しみが吃音にはあるのです。

 

周囲からの偏見、理不尽な嘲笑、思ったことが言えないストレス等々、大きな重荷を背負っているのです。実際、成人吃音者の約40%は社交不安障害を発症するというデータもあり、吃音が原因で自殺を考える人もいます。(出典:日本小児耳鼻咽喉科学会

 

2014年10月22日:読売新聞朝刊より

 

 

吃音当事者の抱える課題:治療者の不足

 

これだけ多くの苦しんでいる人がいる一方で、吃音業界は大きな問題を抱えています。それは、吃音治療を行う言語聴覚士が不足しているということです。

 

実際、私も吃音で苦しんでいた際に、地元の耳鼻咽喉科に行きました。その時に私を担当した言語聴覚士から、

 

「この病院ではちゃんとした吃音治療はできない」

「ただでさえ、吃音治療ができる言語聴覚士は限られていて、近くに紹介できる病院は存在しない」

 

と告げられて、ショックを受けた記憶があります。

 

後日、遠方の吃音治療を行える病院を見つけましたが、そこは3ヶ月先まで予約で一杯でした。このように、日本では吃音治療を行う言語聴覚士が圧倒的に不足しています。深刻な人手不足が起きているのです。裏を返せば、ごく少数の吃音治療が可能な言語聴覚士に、とても大きな負荷がかかっているという現実があるのです。

 

 

 

私たちの役目:
まずは「吃音自動検出AI」で吃音治療を効率化すること。

 

皆さま、こんにちは。POSTプロジェクト代表の許恵介(きょ けいすけ)と申します。私も吃音者の一人です。

 

POSTプロジェクトでは、吃音症状(どもり)を自動検出、分析する音声認識AIを開発しています。慶應大学内のビジネスコンテストにて、審査員特別賞とオーディエンス賞を獲得したことからスタートしました。

 

 

この「吃音自動検出AI」が完成すれば、吃音の治療者にとって、これまで手間暇がかかっていた吃音症状の臨床作業(症状を把握すること)を、大幅に効率化できる可能性があります。そうすれば、多忙な言語聴覚士の負担が減り、より多くの吃音者が治療を受けられるようになるかもしれません。

 

吃音自動検出AIのイメージです。

 

現在は、吃音治療者に臨床(症状を把握すること)で使って貰えるような精度を目指して、音声認識AI開発に取り組んでおります。今回は、AIの開発資金を補填するためにクラウドファンディングに挑戦させていただきます。開発にあたり、300万円の資金が必要です。まずは第一目標として100万円を目指します。

 

また、クラウドファンディングを通じて、言語聴覚士や吃音者などに吃音自動検出AIの存在を知っていただき、是非応援していただきたく思います。私は未熟な大学院生ですが、これは本気の挑戦です。どうか応援のほどよろしくお願いします!

 

 

 

吃音治療の課題:
症状を見極めるため、労力のかかる作業が必要です。

 

そもそも吃音症を治療する際、患者がどのような吃音症状を持っているかを見極めるのはとても重要です。その人の症状に合わせた訓練を行うことで初めて、改善を始めることができます。

 

しかし、吃音症の厄介な所は、症状の見極めが非常に困難な所にあります。そもそも、吃音症状は人それぞれ違います。例えば、人によって吃りの種類、頻度、どもりやすい言葉などが違うのです。

 

「こ、こ、こんにちは」という人もいれば、「こーんにちは」と言う人もいたり、「こんにちは」は言えても「さようなら」が言えない人もいたり、1分間に10回吃る人がいれば、1回しか吃らない人もいたりと千差万別です。

 

こうした症状を見極めるために、現場では大変労力のかかる作業をしています。

 

例えば、吃音者との数十分の会話データを録音し、それを何回も聞きながらスクリプトを書き起こし、どもった箇所をチェックして集計する作業は、非常に手間がかかります。

 

また、人の耳によるチェックは正確性に欠けるという欠点もあり、実際担当する言語聴覚士によって、結果が変わってくるということも起こってしまいます。

 

吃音症状の検査の例(『吃音検査法第2版解説』学苑社より)

 

 

プロジェクト詳細

 

私たちの目的はこうした問題を音声認識AIによって解決することにあります。AIに任せれば、吃音症状の特定時間は大幅に短縮でき、更には従来より圧倒的に正確で詳細な分析も可能になります。


つまり、音声認識AIを使えば「より早く、より正確に」吃音症状を見極められます。

 

 

今回いただいたご支援で、音声認識AIのプロトタイプを開発いたします。AIの開発状況に合わせ、PC用アプリかWEBアプリにするかを決定します。(進捗はSNSや新着情報にて適宜更新いたします。)

 

<スケジュール>

開発開始:2019年9月1日

プロトタイプ完成:2020年1月上旬

リリース予定:2020年3月上旬

 

▼HPはこちら▼

 

 

目指す未来:
治療者だけでなく、研究者、当事者にも革命を

 

この音声認識AIが実現すれば、吃音症状の臨床が効率化されるだけでなく、以下のような様々な変化が起こると予想しています。

 

①吃音治療が変わる

この音声認識AIが実現されれば、吃音治療がこれまで以上に効率的になります。これによって言語聴覚士などは、一度にみれる患者数が増えることが推測されます。また、より正確な臨床が可能になるため、より効果的な治療を提案できる可能性があります。

 

②吃音研究が変わる

吃音治療のみならず、この音声認識AIによって吃音研究のスピードも大幅にアップするでしょう。また、音声認識AIを用いれば吃音症患者の症状をリアルタイムで把握できるため、これまでにない研究成果が生み出される可能性もあります。

 

③吃音当事者の心の負担が減る

吃音治療者、研究者のみならず、吃音当事者にもメリットはあります。この音声認識AIは将来的にスマートフォンなどのデバイスにも搭載可能です。個々人の吃音症状をリアルタイムで「見える化」できたら。自分がいつ、どのタイミングで、どの言葉で吃るのか全て可視化することができたら、吃音に対する不安も軽減することができると考えています。

 

さまざまな吃音の専門家やAIエンジニアの所へヒアリングに行きました。そして私自身も音声認識AIを開発しているベンチャー企業でインターンを始め、このアイディアを磨き続けてきました。

 

そして、今やっと、吃音AI開発をしてくれるエンジニアの方と出会い、プロジェクトは順調に進みつつあります。あとは資金のみです。開発のために借り入れを行なっていますが、それでも資金が足りていません。

 

どうか皆さまのお力をお借りしたいです。ご支援と応援のほど、どうかよろしくお願いします!

 

 

最後に:私も吃音で苦しんだ人間の一人です。

 

私も幼い頃から吃音症でした。昔からどもりが原因でバカにされたり、悔しい思いをたくさんしてきましたが、耐えられないほどのことではないと思っていました。

 

しかし、大学4年の春、私は初めて自分の吃音が原因で死にたいと思いました。

 

その日は就職試験の面接でした。緊張を必死にこらえ、声を詰まらせながらも、堂々と志望動機と自己PRを述べた私はなんとかやりきったと思っていました。そのとき、私の受け答えに対して、ある面接官が発した言葉は今も忘れません。

 

「君、結構どもるよね。会社に入ったらバカにされるけど、大丈夫?耐えていける?」

 

その言葉は衝撃的でした。その瞬間、初めて吃音というのは悪いものだと思いました。自分は他の人間よりも劣っているんだと、話すという当たり前のことが思うようにできない自分は一体何者なんだと思いました。

 

それからというもの、私の世界が一変します。

 

人と話すのが怖くなったのです。みんな吃る自分をバカにしているのではないかと思うようになりました。かつてないほど吃ることへの恐怖を覚えました。結果、私は一言も喋れなくなりました。私は自分の吃音を呪うようになったのです。

 

吃音者は程度の差こそあれ、辛い経験をする方が多いと思います。そして、成人の100人に1人、この日本には約100万人もの成人吃音者がいます。現時点で吃音の根本的な治療法はなく、我々は一生この吃音を背負っていく運命にあります。

 

この現状をなんとか変えたい。テクノロジーの力で、苦しんでいる人の助けになりたい。そんな思いで始まったこのPOSTプロジェクト。必ず成功させて、どの吃音者も笑って過ごせる未来につながる第一歩になればと願っております。

 

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【ホームページの記名】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

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プロフィール
許恵介(POSTプロジェクト代表)
許恵介(POSTプロジェクト代表)
慶應大学院経営管理研究科2年。慶應大学在学中に吃音が原因で引きこもる。以降、吃音のために何かできないかと考え、現在のプロジェクトを開始する。

リターン

2,000

応援コース

○お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
23人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

5,000

POSTプロジェクトを全力応援

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

10,000

吃音者交流会参加権

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待
○吃音者交流会参加権(希望者のみ)

※開催場所は東京都内を予定しています。
※具体的な場所や日時は後日メールにてご案内させていただきます。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

10,000

POSTプロジェクトを全力応援

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

20,000

吃音自動検出AIデモンストレーション会参加権

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待
○吃音自動検出AIデモンストレーション会参加権

※開催場所は東京都内を予定しています。
※具体的な場所や日時は後日メールにてご案内させていただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

30,000

HPにお名前掲載(小)

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待
○HPにお名前掲載させていただきます(小)

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

50,000

HPにお名前掲載(大)

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待
○HPにお名前掲載させていただきます(大)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する

100,000

POSTプロジェクトを全力応援

○お礼のメール
○非公開facebookグループにご招待
○HPにお名前掲載させていただきます(大)
○許恵介が直接お礼にお伺いいたします。

※場所は東京都内限定とさせてください。
※具体的な場所や日時は後日メールにてご調整させてください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年1月
このリターンを購入する
プロフィール
許恵介(POSTプロジェクト代表)
許恵介(POSTプロジェクト代表)
慶應大学院経営管理研究科2年。慶應大学在学中に吃音が原因で引きこもる。以降、吃音のために何かできないかと考え、現在のプロジェクトを開始する。

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継続会員数
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