コロナ禍でも子どもたちに学ぶ場を。インドの無償の学校からのヘルプ

支援総額

3,009,000

目標金額 2,200,000円

支援者
309人
募集終了日
2021年1月21日

    https://readyfor.jp/projects/premametta2020?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2020年12月09日 18:57

私とプレマメッタスクールの出逢い

ナマステ!(こんばんは)

 

このプロジェクトが開始してから明日で3週目に入ります。

たくさんの方のご協力のおかげで2週間の間に目標金額が84%まで届きました。

ここまですごい勢いで進み、驚いています。喜びと同時に、この勢いがどこまで続くのか?という不安もあるのが正直な気持ちですが、みなさまのご厚意に報いるためにも全力で頑張ります。

今日の新着情報は私とプレマメッタスクールとの出逢いについてです。

 

2011年 出逢い

 

私がプレマメッタスクールの存在を知り、支援活動に携わったのが2011年でした。ボランティアや社会奉仕活動などに興味があったわけではなく、2009年にはじめてインドを訪れたのも「ヨガ」をしたかったからです。一緒に旅をした友人が「教育」に関心があり、いくつか公立学校を見学させてもらいました。学校に通えている子も、そうでない子も、きらきらと瞳が輝いているインドの子どもたちがとても印象に残りました。義務教育なのに、学校に通えない子どもがたくさんいることや、貧富の差、貧困について考えるきっかけとなった旅でもありました。他にも様々な理由はあるのですが、この時から「私に何かできることがあればインドにお返しをしたい。」と漠然と決めていました。その頃は平日は仕事をしていたので、仕事が終わってからか、週末の休みを利用して友人などに声をかけてチャリティーヨガクラスを開催していました。私の活動に協力してくれる人たちのためにも「支援先はその支援の行方が明確にわかり、きちんと活用されるところ。」にしたいと考えていたのですが、調べれば調べるほど「インドで騙された」という情報ばかりが目につき、いったいインドのどこに寄付をしたら安全なのか見当もつきませんでした。そんな時に、1カ月間行わるTTC(ヨガ指導者認定コース)でボランティアスタッフをすることになり、ボランティア通訳で参加していた女性と親しくなり、プレマメッタスクールの話を聞いたのです。その友人は実際に学校も訪問し、有志で支援活動をしていたので私も参加させてもらうことにしました。ようやく支援先が見つかったのです。

 

2011年は、ブラジル人の支援者さんから学校にPCが寄贈されました。いまでもこのPCを使わせてもらっています。そのおかげで当時の写真も残っています。

寄贈されたPCを持つアヌープと初めて見るPCに興味津々の児童たち。

 

2011年の教室。

2011年には、すでに校舎はありましたが、教室が1つあるだけの建物で、机や椅子はなく、児童は床に直に座り勉強をしていました。制服も給食もまだありませんでした。制服の代わりに、日本で集めた古着を配ったり、お腹を減らしている児童に水でもどしたひよこ豆にジャグリーという黒糖を混ぜたものを配りました。

何も食べずに学校に来る子が多いため朝配っていたひよこ豆とジャグリー(黒糖)

 

私はチャリティーヨガをして子供用の古着を集め始めました。日本の古着はインドの新品よりも丈夫で綺麗なので人気があります。特にダウンジャケットやセーターなど防寒着は喜ばれます。

制服を配る代わりに日本から古着を集め配っていました。

 

2012年 はじめての訪問

 

プレマメッタスクールの存在を知り、支援をはじめてから、はじめて現地を訪れたのが2012年8月でした。

学校の校舎はありましたが、まだこの時も教室は一つ、児童は床に座り勉強をしていました。雨季の蒸し暑い時期ですが、電気がないため扇風機もなく教室は暑さ対策で日が入らないように作られているので薄暗かったです。

美術の時間に塗り絵をする女の子。

ブッダガヤは乾季の4月~7月までが酷暑期となり日中は毎日40度以上、たまに50度近くまで気温があがります。息ができないほどの熱風が吹き、体感温度は50度以上です。建物は室内を涼しく保つために陽が当たらないように作られますがそれでもやはり暑いです。

スタディーツアーではじめて訪れたプレマメッタスクール。

 

そのような過酷な環境でも子どもたちはとても元気で、楽しそうに勉強をしていました。どの子もやはりキラキラとした瞳で素晴らしい笑顔でした。言葉が通じなくても積極的に話しかけてくれ、髪の毛を結わいてくれたり、歌を歌ってくれたり、勉強をしている本やノートを得意げに見せてくれるのが愛らしかったです。

私の髪の毛を結わいてくれた女の子。

 

OREO オレオ

 

学校にいる子どもたちが着ていた服は穴が空いていたり、ボタンがなかったり、汚れていました。髪の毛を梳かしてなくボサボサの子たちもたくさんいました。みんなお腹を空かせているようだったので学校を訪問した時に日本からお土産で持ってきた中からお菓子のオレオとキャラメルを配りました。

児童がたくさんいても配りやすいようにと持ってきたのですが、それでも1人にキャラメル1つとオレオ1枚しか配れなかったと思います。

袋を開けて配るとき、年長の子は必ず小さい児童に先に渡します。

もし、小さい児童が食べてしまい、もっと食べたがると年長の子たちは自分の分を笑顔で差し出して食べさせてあげていました。さらに、配っている私にまでくれようとしました。

私は「みんなにあげるために持ってきたから私はいらないよ」と隣にいた英語がわかる子に伝えると「みんなあるから大丈夫。あなたも食べて。みんなで食べないと!」と言われました。

1人の子は持っていた1粒のキャラメルを手でちぎって私に分けてくれました。

別の子はオレオの2枚に重なっているビスケットの1枚をはがし、クリームが片方に全部ついてしまったのを見て、失敗したという顔をして笑いながらクリームがついている方を私にくれました。

私はなんでもっとたくさんお菓子をもって来なかったのかという申し訳ない気持ちと、なんてみんな優しいんだろうという感動から泣きそうになりました。

「こんなに小さな時からどうしてこんな行動を自然にできるのか。ここの人たちの生活は貧しく厳しいかもしれないけれど、心はなんて豊なんだろう。」

私がプレマメッタスクールを大好きになった瞬間でした。今でもオレオやキャラメルを見るとこの時を思い出します。

 

2013年 3カ月間のボランティア

 

2012年8月のスタディーツアーで実際に学校を訪れたことにより、プレマメッタスクールを運営しているアヌープの志や夢に共感したこと、笑顔が素敵だった児童の勉強を支援できることが楽しくなりました。現在は諸事情により解散してますが、友人により日本でNPOも設立され、本格的にプレマメッタスクールの支援活動が始まりました。そして2013年2月から約3カ月間、プレマメッタスクールでボランティアをさせてもらいました。

教室でみんなと一緒に玉ねぎの皮をむいているところ。

 

教室には木製のベッドが置かれその上にマットが敷かれ、冷たく固い床に直接座るよりも児童が勉強をしやすくなっていました。他にも壁にペンキが塗られたり、教室に窓ができ明るくなったりと環境が改善されるスピードに驚きました。

たまに配られるサモサは子どもたちの大好物です。

アヌープはガイドの仕事を積極的にこなし、自分がガイドをした人に学校の話をしていました。興味を持った人は学校や子どもたちを見に訪れ、そうして少しずつ支援の輪が広がり、校舎の増築ができたり、教師の数を増やし受け入れる児童の数も増えいくのをボランティア活動中に見ることができました。

学校に興味を持った旅行者の人たちと一緒にペンキ塗りもしました。

給食がなかったのでお昼になると子どもたちは家に帰りお昼ご飯を食べて学校に戻ってくることになっていました。ただ、「家に帰っても誰もいない」「ごはんが無い」という子どもは学校に残っていました。学校に豆など朝の残りがあればそれを食べさせてあげれましたがそれでも十分ではありません。そうすると畑に行き野菜をとってきて食べていました。

1人、口数の少ない物静かな男の子がいました。放課後も学校に残り遊んでいるので一緒にいる時間が長くなり仲良くなりました。ある日その男の子が畑からナスをとって生でかじって食べていました。その様子を見ていた私にナスを1つ差し出してきました。私はお昼ご飯を食べていたので「ありがとう。でもいらないよ。」と言ったら、畑からとって洗ってないから食べないと思ったのか、一生懸命に自分の着ているTシャツでナスを拭き、また私に差し出してきました。これを断ることはできず、「ありがとう」と受け取り、生まれて初めて生で食べたナスはすごく美味しかったのを覚えています。オレオとキャラメルに続き、これも忘れられない出来事です。

その時のこの男の子はプレマメッタスクールを卒業し、プレマメッタスクールの支援で現在は高等学校で学んでいます。学校イベントがあると手伝いにかけつけてくれる頼もしい青年になりました。

今年の夏。ナスをくれた小さな男の子はこんなに立派な青年になりました。

「プレマメッタスクールは僕にとって最初の学校でした。卒業してもいつまでもここは僕の学校です。」英語も上手になった彼が伝えてくれたこの言葉を聞いた時、私はここで、こうして活動させてもらえることを本当に幸せなことだと思いました。彼の現在の夢は高等学校での勉強が終わったら日本語を習うことだそうです

 

こうして子どもたちの夢を叶えるお手伝いができることは「インドに何かお返しをしたい」と思っていた私にとって、非常に有難いことです。

まさか結婚をしてここに住み、支援する側から支援を受ける側になるとは想像もしていませんでしたが、いまでも私はプレマメッタスクールのファンの1人であり、大好きだからこそ、こうして頑張れます。

 

目標達成まで引き続き、ご協力をお願い致します。

リターン

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。

申込数
193
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

10,000


【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

・フォトレポート(PDF) 

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。



申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。

申込数
193
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

10,000


【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

・フォトレポート(PDF) 

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。



申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月
1 ~ 1/ 5


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る