コロナ禍でも子どもたちに学ぶ場を。インドの無償の学校からのヘルプ

支援総額

3,009,000

目標金額 2,200,000円

支援者
309人
募集終了日
2021年1月21日

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2021年01月05日 22:42

支援者さまからの応援メッセージ#1寺崎 由美子さん

ネクストゴールの挑戦も残り16日となりました。これまでに238人もの方々からご支援をいただき本当に感謝しています。今回のクラウドファンディングのプロジェクトだけではなく、どんな時でも私たちの活動を応援してくれている人たちがいるおかげでいまのプレマメッタスクールがあります。

ずっと見守ってくださっている私たちの恩師や友人、新しく出逢った人たちからの応援メッセージを今日から新着情報でご紹介させていただきます。

 

お一人目の今日はアヌープと私のヨーガの先生でもあるシータ(寺崎)由美子先生からのメッセージです。

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寺崎 由美子さんからの応援メッセージ

 

アヌープに初めて会ったのはいつだったか。

 

実は、よく憶えていないのだけど、10年前くらいのことだったと思います。ある日当時のヨーガの生徒さんにつれられて、彼はひょっこりと現れた。聞けば、彼の地元であるブッダガヤで、誰でも通える学校を始めたのだという。

 

当時、学校はまだ始まったばかりで、青空教室のようなところから少しずつ設備を整えている最中でした。地元の人のやっかみを買い、一生懸命作ったトイレを「作っては壊され、作っては壊され」していた頃で、実に腹の立つ話なのだが、それでも彼は始終ニコニコしていた。その笑顔がとても印象に残っています。

 

この出会いをきっかけに、私はささやかながら「プレマメッタスクール」を応援することとなるのですが、学校のことはきっと他の皆さんが沢山語って下さるに違いないので、今日は私の知っているアヌープ君の話をさせていただこうと思います。

 

アヌープと共にした時間のなかで、楽しいことが沢山ありました。彼が居候をしていたダンス講師のHさんのお宅を訪問した時は、どういう訳かHさんにレッスンを付けて貰うことになり、若いインド人とへっぴり腰の私が、鏡に向かって汗だくで踊るというシュールな絵面が展開されました。

 

彼を連れてお化け屋敷に行ったこともある。背後から身を低くして着いてくるアヌープ。かなり怖かったけど「これは頼りにならん、私が守らねば!」と、インドのマントラを唱えながら出口まで駆け抜けた思い出。

 

「昔の写真見せてよ」と聞くとアヌープは、

「弟と撮ってもらったのがあるけど、見たら私泣いちゃう」

「どうして?」

「着るものもなくて裸だし、1ルピーも無かったの。見たらあの時の気持ち思い出して泣いちゃう。」

 

そっか。そうだね。あの時の気持ちをまだ覚えているから、同じ思いをしている子供たちに希望と喜びを与えたいんだね。子供のような純粋な気持ちを持った青年の優しさが胸にしみた瞬間でした。アヌープが村の子供たちを思うのと同じように、私はアヌープに学ぶ喜びを味わって欲しいと思ったのです。

 

そこで、私が携わっているインドのヨーガの道場の集中講座に来て貰うことにしました。費用は私が負担するというと、私の先生が半分持って下さいました。

 

アヌープは同世代のインド人と一緒に行動をしていたのですが、一カ月も顔を突き合わせていると、いろいろなドラマがあるわけです。泣いたり、慰めたり、喧嘩をしたり、仲直りしたり。額を寄せて宿題をする彼らの姿を、私は胸が熱くなる思いで眺めていました。どこにでもある中学、高校の風景。だけど、アヌープには初めての学校体験だった筈です。

 

成績は決して優秀ではなかったけれど、彼は一生懸命、授業のノートを取っていた。そのノートの後ろのページには、初めて知った英単語が何度も何度も繰り返し書かれていました。ダンスを踊ったHさんのお宅で、私は、彼の平仮名の書き取りノートを見たことがある。あの時と同じ、決して上手では無いけど、一生懸命、丁寧に書かれた文字。

 

こんなこともありました。クリヤーという行法の授業の時のこと。

私は、皆の思い出を写真に収めようと、駆け回っていました。〝鼻から入れて口から引っ張り出す(!)クリヤー″の最中にアヌープのところへ行くと、「もう終わりましたー」とニコニコしている。

「え、早いな!写真に撮れなかったじゃない!」

 

続く〝長い布を胃の中に収めてから引っ張り出す(‼)クリヤー″の時、急いでアヌープのところに行くと、ちょっと目に涙を浮かべているものの「終わりましたー」とニコニコ。瞬殺です。他の生徒たちは目に涙を浮かべて悪戦苦闘をしているというのに、どうなっているのか。

「また写真間に合わなかったよ!なんでこんなに早いの!」

たたみかける私に、ニコニコしながら答えるアヌープ。

お化け屋敷でシーターマータージー(私のことを彼はこう呼ぶ)は怖いのを無くす為にOm Namah Sivayaって唱えてたでしょ。だから私もそうしたの。」

 

ああ、この人は、まっすぐに自分のすべきことに向かっていける人なんだな。そしてその強さを支えているのは、この素直でまっすぐな心なんだろう。

 

その純粋さが神々しくて、私はアヌープの目指すものを応援せずにはいられないんだと思う。それはまた、私の夢の延長線上に、アヌープの夢があるからなのだと思います。世界中のみんなが、知る喜びを、成長する喜びを、生きる喜びを、胸いっぱいに満たせたらいいな。

 

ヨーガ集中講座の修了式のとき。

アヌープも立派なヨーガの先生になりました。インドの叡智を学校に活かして、しっかりと子供達を導いて下さいね。

はじめてのヨガクラスの生徒さんは学校の児童でした。

ヌープの夢が叶いますように。これからもずっと。

 

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私がこのメッセージを受け取り読んだときに、アヌープがよく口にする言葉を思い出しました。

 

「ごはんを食べれる日もあれば1日1回しか食べれない日もあった。ご飯(お米)があるけど、おかずがない日もあったし、逆に野菜はあるけどご飯がない日もあった。塩だけでお米を食べることも頻繁にあったし、お腹が空いても何も食べるものがないときはお水をたくさん飲んでしのいだ。そういう日がまた戻らないとは誰もわからない。だから食べ物もお金も無駄にしたくない」

 

私も彼のこの言葉や気持ちを忘れずにいようと、今回改めて思いました。

 

 

寺崎由美子さん、応援メッセージをありがとうございました。

リターン

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。

申込数
193
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

10,000


【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

・フォトレポート(PDF) 

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。



申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。

申込数
193
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

10,000


【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

・フォトレポート(PDF) 

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。



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