プロジェクト終了のご報告
ご支援くださったみなさまへ
このたびは、「世界で読まれている「慰安婦」漫画『草』を翻訳刊行したい!」プロジェクトに対し、暖かいご支援をいただき心より感謝いたします。
おかげさまで、『草 日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー』の刊行が確定し、また後述いたしますように著者、キム・ジェンドリ・グムスクさんの来日講演についても期日・会場等が確定いたしました。
これをもって、本プロジェクトの達成と終了をご報告いたします。
【2月14日刊行が確定しました】
今回のプロジェクトは、あいちトリエンナーレにおいて戦時性暴力の撲滅を願った平和の少女像の展示が一時的に中止になるなど、たいへん厳しい状況下でのスタートとなりました。
にもかかわらず、総計で288名の方から総額3,180,000円ものご支援をいただくことができました。
さらに、プロジェクト進行中に、本書がフランスの日刊紙ユマニテで2019マンガ大賞審査員特別賞を受賞するなど、作品への評価がますます高まるといったこともあり、より多くの方に注目されることになったのは望外の喜びでした。
その後も、ニューヨークタイムズでベストコミック2019に選出されるなど、各国語に翻訳されたことによる成果が目に見える形で現れました。
そして、2月14日に韓国語、フランス語、英語、イタリア語に続いて、日本語版が刊行されることが確定いたしました!
全国書店でご購入いただけますので、さまざまな方へお知らせください。
また、お近くの図書館への蔵書リクエストもあわせてお願いいたします。
本書の刊行は、ゴールではありますが、もうひとつのスタートでもあります。この素晴らしい作品を通じて、植民地支配下でなにが起きるのか、だれに痛みが負わせられるのかを一人でも多くの人に伝えていければと存じます。
【著者の来日講演が確定しました】
また、本書の刊行に合わせて著者を招聘することもお伝えしておりましたが、下記の日程での来日講演が確定いたしました。
東京◎2020年2月21日
早稲田奉仕園AVACOチャペル
大阪◎2020年2月22日
つるはし交流ひろば「ぱだん」
広島◎2020年2月23日
広島市男女共同参画推進センター(ゆいぽーと)
福山◎2020年2月24日
福山市市民参画センター

キム・ジェンドリ・グムスクさんと直接に触れ合うチャンスです。
ぜひともお越しください。
※来日時には多数の取材予定が入っています。各媒体で紹介されると思われますのであわせてご注目ください。
【収支を報告します】
今回のプロジェクトでは、当サイト経由でのご支援以外にも、さまざまな形でのご寄付をいただきました。
その総額は、4,450,000円になりました。
この貴重なご支援について、以下のとおり使途についてご報告いたします。
クラウドファンディングサイト使用料 381,600円
書籍制作費用 2,630,178円
リターン送付費用 167,412円
翻訳経費 400,000円
著者招聘費用 250,000円
監修経費、「出会う会」運営経費、ナヌムの家案内費用、広報関係費用など 620,810円
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合計 4,450,000円
※監修経費、「出会う会」運営経費には今後の支出が含まれています
【リターンの発送について】
以上のように、本プロジェクトは無事に達成され、そして最大の目的である『草 日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー』刊行を確実にすることができました。
つきましては、下記の予定で支援者のみなさまへリターンを送付いたします。
・気軽に応援。プロジェクトへの賛同を
1月30日までにサンクスレターを発送いたします
・日本語版を読みたい!
1月30日までにサンクスレターを発送いたします
2月10日までに『草』(1冊)を発送いたします
・日本語版を広めたい!
1月30日までにサンクスレターと講演会招待券を発送いたします
2月10日までに『草』(1冊)を発送いたします
2月28日までにサイン入り『草』(1冊)を発送いたします
・『草』のモデルとなったハルモニたちと交流
1月30日までにサンクスレターと講演会招待券を発送いたします
2月10日までに『草』(1冊)を発送いたします
2月28日までにサイン入り『草』(1冊)を発送いたします
ナヌムの家訪問について日程等をご相談いたします
【さらなるご支援を!】
作者のキム・ジェンドリ・グムスクさんは、本書において「日本の読者へ」と題した文章を寄せてくださっています。
韓国での発売から2年半でフランス語、英語、イタリア語で刊行されたことに触れて「だが、日本で出版されるということは全く想像できなかった」としつつ、クラウドファンディングの成功を伝え聞いたときのことをこう振り返っておられます。
「当時は日韓関係が非常に良くなかったので、驚きと嬉しさがより大きかった。『日本の民主主義と日本の未来はこのように志を持っている市民がいるからこそ暗くない』と思った」と。
先述のとおり、本書はフランスでも米英でもたいへん高い評価を受けています。その流れを日本でますます加速できればと願います。
公共図書館だけでなく学校図書館や地域の公民館への蔵書、各種メディアへの紹介、SNSでの言及など、本書を広く知ってもらう手段はたくさんあります。
さらに、市民の力を発揮していきましょう!
このたびは、「世界で読まれている「慰安婦」漫画『草』を翻訳刊行したい!」プロジェクトへご支援いただきありがとうございました。
重ねてお礼申し上げます。



















