【13日までに第一目標達成を目指しています！】虎次のお話。

 

現在、本当に多くの方にご賛同いただき「注目のプロジェクト」として取り上げられております。

注目のプロジェクトとは支援者数が多い時にレディフォーホームページのトップに掲載されます。

 

今、ものすごく走っているということです！

勢いそのままに日々の活動とプロジェクトを並行しておこなってまいります！

 

昨日、レスキューにてひとつの命を迎え入れました。

ですが、詳細の掲載許可が降りるかまだわからないので、改めてご紹介させていただきます。

 

猫ちゃんの写真だけ！

 

どう君です。名前が「どう」です。

がっしり体型のたくましい男の子です。

彼もまた、苦しい状況に立たされておりました。

まだまだガチガチに緊張しておりますが、心を通わせていきます。よろしくお願いします。

 

どう君は茶白柄ですが、茶色繋がりということで茶トラ柄の虎次くんのお話をご紹介します。

 

Instagram @syuntoby 過去投稿文より↓↓↓

 

【虎次がやってきた】

大好きなおじいちゃんとおばあちゃんが帰ってこない。

 

まずおばあちゃんが帰ってこなくなって、しばらくおじいちゃんと暮らしていたけど、おじいちゃんも帰ってこなくなった。

 

ひとりはとってもさみしい。

 

ガチャリと玄関の扉が開いたけど、おじいちゃんじゃない。
僕にはなんとなくわかるんだ。

おじいちゃんの足音、おじいちゃんの匂い、おじいちゃんの空気。
9年間も一緒に暮らしたのだもの。
わかる。

僕が赤ん坊の頃、お外で倒れていたところを助けてくれたんだもの。
わかるよ。

 

おじいちゃんが帰ってこなくなってから毎日知らない人が僕らの家にやってきて、おじいちゃんの代わりにご飯をくれた。

僕は人見知りだから隠れたり、近づいてくれば噛んだりしちゃった。
ごめんね。

 

今日は、僕と似た匂いの人たちがやってきた。
念の為、おじいちゃんのベッドの下に隠れた。

 

 

僕は猫。この人たちも猫？

どうやら僕を探しているらしい。

同じ匂いなら大丈夫かもしれない。

「僕はここだよ、おじいちゃんとおばあちゃんに会いたいんだ。会えるかな？」

『おう、トラちゃん。俺らのこと呼んだんか？』

僕は洗濯ネットに収まった。

車で病院に連れて行かれた。

 

 

その後、僕以外の猫がたくさんいるお部屋に連れて行かれた。
この人たちの匂いはこの子達の匂いか。

『トラちゃん。寂しいよな。ゆっくり慣れてもう一度幸せになろうな』

 

夜になった。

「おじいちゃん？」
「おじいちゃんだよね？」
「ずっと会いたかったんだよ！おじいちゃん！」
「………」
「………」

………

・・・・・・・・・・・・・・

 

こんばんは。飛田です。

虎次の保護時の気持ちを想像しました。

 

保護して夜22時30分から約15分間虎次は
「にゃう、にゃうにゃう」
「にゃうにゃうにゃう」

とフードを被せたケージの中で甘えた声で喋りだしました。

 

「虎次どうした？ さみしいんやな、そりゃそうやよな。大丈夫やからな」と声を掛けその日を終えました。

 

翌る日、危篤状態にあられた飼い主様が息を引き取ったと連絡が入りました。
入院していた飼い主様は保護したその日に旅立たれたのです。

 

時間は22時40分。

旅立たれた時間を聞いた時、
「そうか。あのにゃむにゃむはそういうことか……」と
すっと腑に落ちました。

 

最後のお話をしにこられたのだと思わずにいられませんでした。

 

僕が良いように想像してるだけかもしれません。

これで虎次が前を向こうと決心できたのかもわかりません。

色んな偶然が重なっているだけかもしれませんが、動物たちと暮らしているとそう思わずにいられないことが起こります。

 

虎次、会えたんやよな？ 話せてよかったなぁ。
ゆっくりでいいからな。

前を向けるように応援するからな。

 

本文ここまで・・・・・・

 

お読みいただきありがとうございます。

虎次くん、保護した時は緊張で開口呼吸をしていました。

おさまったな……と、部屋の明かりを消すと

「はぁっ！はぁっ！はぁっ！」

 

明かりを付けっぱなしで寄り添いました。

「虎次ぃ、怖いよなぁ、ごめんなぁ」と何度も語りかけました。

 

 

もう苦しむ子を見たくないんです。

人と共に暮らしている動物、その頭数なんと約1600万頭です。

人間の子供より200万頭も多いです。

人と同じように命として考えてほしいと伝え続けます。

これだけ動物と共に暮らす人がいるのなら変える力もあると思うのです。

 

▼現在の虎次くん 本領発揮し、わんぱくです！

 

飛田