EP35「りんごちゃん遠くへ行かないで」

 

 

クラウドファンディングなんて達成しないでほしい。

こう言われたことが何度かあって、
さすがに動揺しました。

クラウドファンディングだけでなく、

今以上に私の活動範囲が広くなることを

寂しがってくださる方々がいらっしゃるのです。

有り難いことなんです。
「りんごちゃん、遠くへ行かないで。」

 

たとえば、

週に一度、バイトをしているお店のお客さまに、

私がスポンサーを求める活動をしていると告げると、
「失敗してほしいよ。

　だって成功して今以上に忙しくなったら

　りんごちゃんは バイトを辞めるかもしれない。

　このお店でりんごちゃんと一緒にいるのが楽しいのに、

　やめちゃったら寂しい。」

こんなふうに言ってもらえるなんて幸せものですね、私。

有り難いですし、嬉しい。でも…。

 

思えば、そんなことを繰り返して来たと思います。

東京に住んでいた頃の友とは

奈良に住んで以来、滅多に会えなくなりましたし、

学生時代には教室で毎日を共にした友とも、

なかなか会えなくなってしまった。けれど、

会えた時には飛びっきり楽しい。

ひとつ確かなことは、今、私は幸せだということ。
 

夢に向かってひた走っていますが、

もっと幸せになりたいのかというと、

そうではなくて、カッコ良くいうと使命感かなぁと。

私の使命。それは純情レコードが作る「平成歌謡」を

時代を超えても歌い継がれるものにすること。

数ある純情レコードの楽曲の中でも、

特に『りんごりんごりんご』という名曲は、

子どもから大人まで歌える楽しいもの。

もしかしたら世界中の人に受け入れられる、

そんな予感すらするんです。
この名曲を埋もれさせてはダメッ！
確かな使命感が私の中にはあるんですね。

ヒットさせたいです。

作詞は風祭智子さん、そして

作曲は純情レコード代表・水無月純氏。

私の戦友です。通称はお社長でございます。

お社長は現在64歳。もう若いとは言えません。

だから私が頑張るしかないんです。

歌は歌えない お社長ですから(音痴です 笑)、
歌い手に託すしか手はありません。

もし、私が歌うことをやめてしまったら、

お社長が作る「平成歌謡」は世にでることはないでしょう。

たぶん私以上に体当たりで突き進む歌い手と出逢うチャンスは

とても少ないはずです。
お社長にとって、最後のチャンスが私です。

『りんごりんごりんご』が今以上に沢山の人の耳に届き、
私以外にも歌ってくださる歌い手が現れたなら、

とっても光栄なことです。
有名な誰かが歌ってくださる、それも素敵♪

もっと沢山の人の耳に届くでしょう。

私が歌う『りんごりんごりんご』と相乗効果で、

この歌の楽しさが伝わればいい。

きっと世の中が楽しいことになると想像しています。

その日が来ることを信じています。頑張りたいです。

繰り返しになりますが、

大袈裟にも使命感と私は言いました。

それは「今以上に私が幸せになりたい」と考えて、

ヒット曲を出そうと努めているのじゃなく、

社会に伝えたいという想いからです。

後世に伝えたい、残したいというのは、

人間という生き物が持つDNAではないでしょうか。

 

「りんごちゃんが有名になると寂しい」

そう言っていただけるのは有り難いことです。けれど、

その方おひとりの気持ちを優先した言葉でありましょう。

社会のためという私の使命感とは温度差がありますから、

理解していただくのは難しいのかもしれません。

 

でもこう思うんです、私。

週に一度、必ず会っていた人と、

月に一度しか会えなくなり、

やがて一年一度になったなら、

私も ふと寂しさを感じるのでしょう。

でも、その少なくなった貴重な時に

私がキラキラと輝いて笑顔で会えるようにしたい。

「なかなか会えないけれど、また会いたい。」

そう思ってもらえる私でありたい。

 

純情レコードの平成歌謡を
次の時代にも歌い継いでもらいたい。
切磋琢磨の日々は続きます。

私と純情レコードを応援していただけたら幸いです。

りんごりんごりんご〜♪

 

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