
寄付総額
目標金額 1,300,000円
- 寄付者
- 128人
- 募集終了日
- 2023年1月31日
2人で取り組んできた具体的な研究について
ご支援をいただいた皆さまありがとうございます。
これまでに2人で取り組んできた研究内容について、詳しくご紹介します。
【より高いパフォーマンスを引き出すための方法】
走高跳の踏切時には、約0.15秒と極めて短時間に約700 kgの負荷が身体にかかります。赤松選手はこうした負荷に耐えるべく、2.0 m以上の高から地面に跳び降り、地面に着地した直後に即座に跳び上がるというドロップジャンプトレーニングを実施してきました。このトレーニングは、プライオメトリックトレーニングとして、様々な種目のアスリートが実施しています。

これまでの研究において、高いドロップジャンプパフォーマンスを発揮できる選手は、台の上で待機している際の脳が脱抑制状態(脳が良いコンディションにある状態)になることが分かっています。
修士論文では、台から跳び降りる前に、高いパフォーマンスを発揮した自身のドロップ他ジャンプの映像を見ることにより、脳の状態が良くなることが明らかとなりました。加えて、下半身が発揮する力やパワーも大きくなり、ドロップジャンプのパフォーマンスが高くなることも示されました。

これらの研究成果を活かし、ドロップジャンプを行う際には、自身の高いパフォーマンスの映像を視聴したり、イメージしたりを積極的に行っています。修士論文は、下記の紀要論文として公表しました。
プレセット中の模範試技の映像視聴が皮質内抑制回路の興奮性およびドロップジャンプフォーマンスに及ぼす影響−日本トップレベルの男子走高跳選手を対象とした一事例−
赤松諒一, 吉田拓矢, 図子浩太佑, 図子あまね, 林 陵平
岐阜大学教育学部研究報告 (自然科学), 44:81-87, 2020.
【負荷を検証しながらトレーニングを実施する】
これまでのドロップジャンプに関する研究では、台の高さを0.3 m、0.6 m、0.9 m、1.2 mと上昇させた場合、0.6 mの高さを超えるとドロップジャンプのパフォーマンスは低下することがわかっています。一方で、日本のエリートハイジャンパーは1.2 mの高さに到達しても、高いパフォーマンスを維持できることが明らかとなっています。
赤松選手は、ドロップジャンプを行う際に、普段から2.0 m以上の高さの台を使用していました。私たちは、どのくらいの負荷がかかっているかを推定しながらドロップジャンプを実施していましたが、当時、2.0 m程度の台を用いて行ったドロップジャンプに関する科学知は、国内外で存在しませんでした。
効果的なトレーニングを行う際には、トレーニングの負荷をよく理解することが大事になります。また、トレーニングの負荷を理解することは、怪我を予防する点においても役立つ情報となります。こうした点は、医師が薬の役割や効果を知った上で、患者に対して処方することと同じように大事な視点です。そこで、私たちは実験機器(モーションキャプチャや床反力計など)を用いて、0.6 m、1.2 m、1.8 m、2.1 mの台を用いたドロップジャンプにおける負荷の大きさを検証しました。
結果を見ると、2.0 m程度の台から落下し、着地する瞬間には約1トンもの負荷を受け止めていることが示されました。また、0.6 m、1.2 m、1.8 m、2.1 mと台を高くすると、ジャンプ中に股関節や膝関節が発揮するパワーは増加していくことがわかりました。ドロップジャンプを行う際に、下半身に過負荷を与えるという目的で2.0 m程度の台を使用することは良いかもしれません(反面、怪我のリスクはとても高くなります。)。しかし、1.8 mの高さでは、0.6 mや1.2 mの高さと比べて、ドロップジャンプパフォーマンスは、むしろ低下することが明らかとなりました。
※赤松選手は、普段から高い台を使用してドロップジャンプを実施しています。また、高い台を使用したドロップジャンプができるようになるまでに、徐々に台の高さを上げていくといった取り組みを長期的に行いました。こうしたトレーニングは怪我のリスクがとても高いため、かなりの注意が必要です。
私たちは、これらの研究成果に基づき、プライオメトリックトレーニングにおける高い台を使用したドロップジャンプの良し悪しを考えて、トレーニングプランを設計するようにしています。
このように、これまでに明らかとなっていない科学知を検証しながらトレーニングを実施してこれたことは、私たち2人の強みであると信じています。

Eccentric load characteristics of the lower limbs during drop jump using a wide range of heights from 0.6 m to 2.1 m: A case study of an elite Japanese high jumper
Hayashi R, Hioki Y, Furuhashi Y, Akamatsu R, Goto H, Naka S, Kurosawa R.
Gazzetta Medica Italiana - Archivio per le Scienze Mediche (in press).
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