困難を乗り越え歩みだすきっかけを。横浜で短期居住支援を始めたい。

困難を乗り越え歩みだすきっかけを。横浜で短期居住支援を始めたい。

寄付総額

2,285,000

目標金額 2,000,000円

寄付者
108人
募集終了日
2021年3月23日

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プロジェクト本文

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 私たちは認定NPO法人さくらんぼです

 

ページをご覧いただきましてありがとうございます。私たち認定NPO法人さくらんぼは、社会参加を阻んでいる、環境のがわにある「参加障害」のない街づくりをミッションに、横浜市瀬谷区を拠点に活動しています。

 

1997年に設立し、保育園を開園したことから活動を始め、現在は、認可保育園、小規模保育園、一時預かり保育、学童、地域子育て支援拠点、児童家庭支援センター、ひろば、ヘルパー派遣などを運営。主に、乳幼児期から学童期の子どもたちとその保護者のための事業を行っています。

 

また、2018年からは対象を若者にも広げ、児童養護施設や里親の元で育った女子学生のための下宿事業を運営しています。これをさらに拡大する形で私たちは、2021年4月より居住支援事業を始めます。

 

 

 私たちの活動地域、瀬谷区について

 

まずは、私たちの活動する地域の特徴について説明したいと思います。

 

瀬谷区は横浜市北西部に属し、まだまだ緑や都市農業、日常の人と人とのつながりも残っている地域です。公営団地を含めた賃貸居住者も多いので、移動する生活者が多いという特徴があります。

 

加えて、生活保護率(18区中3位)、若年出産数(18区中1位)、児童扶養手当の受給率や養育者の精神疾患率が高いという地域になっています。その上に合計特殊出産率も高いこともあり、経済的、属人的に子育てに困難を抱える養育者と保育園等事業を通じて出会うことも多くあります。  

 

 

 福祉の枠組み「じゃない」からできること


今回、居住支援事業を考えるきっかけとなった活動として「下宿事業」があります。

 

下宿は2018年からスタートしました。児童養護施設や里親家庭で育った若者など、親を頼ることが難しい女子学生を対象とした支援施設です。福祉施設のように具体的な生活ルールを設けながら手厚く生活支援を行うのではなく、極力、一人暮らしに近い方法で生活いただき、下宿を出た後の自立に向けた助走期間となれるような関わりを心がけています。

 

入居を検討いただく際には希望があれば「お試し入居」という方法で、高校在学中から短期間下宿で生活することができます。このような方法で試し、慣れ、段階的に生活の自立度を上げていけるような方法を採用しています。(2021年1月現在は満室のため、残念ながら、お試し入居をご利用いただけません。)

 

下宿事業では児童養護施設出身の学生さんたちが生活しています

 

また、私たちは下宿事業を始める以前からも、さまざまな生活の場の提供に関連した取り組みを行っていました。

・震災の被害にあった福島の親子の保養場所として

・保育園や地域子育て支援拠点事業のなかで、DV被害を受けている親子の一時的な避難場所として

他に頼るところのないDV下の外国籍親子が女性相談センターにつながるまでの一晩の宿として

それぞれの活用の中で、落ち着いて考える時間が持てたことで、次のスタートを切ることができたという声を多くいただきました。

 

専門機関による一時的な居住支援、あるいは、長期的な住居の提供などの支援制度はありますが、そのような仕組みを利用するためには、必要性や緊急性の判断、ルールに沿った生活などが必要となります。

 

しかし、そういった条件には適合しないけれど、「今、安全な場に身を置いて落ち着くことができれば、一歩を踏み出すことができそう」という方もいます。

 

遠くに感じられる公的支援の前に、駆け込める居場所が身近にある事が必要だと思います。私たちは、対象者や利用制限をあえて厳密に設定しない、柔軟なやり方で、一時的な住まいの提供を行いたいと考えています。

 

 フードバンクの受け取りの様子。地域の困難家庭に向けての取り組みの一環です 

 

 

 困ったときに、まず一息ついて考えられる暮らしの場をつくりたい

 

今回立ち上げる居住支援事業では対象者を絞らず、生活に困難を抱えた人が3カ月程度生活できる住居を提供します。困難を抱えた人が、まず、安心して生活することができて、落ち着いて自身が抱えている課題の整理をし、次に向かえるための準備をする場を作りたいと考えています。

 

プロジェクトチームでの話し合いで、この居住支援の名称を「JIKKA」としました。それぞれの頭文字に私たちの思いを込めています。

J:じつの家族ではないけれど、

I:いつでも

K:帰っておいで。

K:ここで今は

A:あまやどり。

 

安心できる居住場所がないことで生み出される痛みや不安は、子どもから大人、男性、女性と誰にでも起こることです。これまでの支援の経験から、次のような方や場面での活用を想定しています。

・DVを受けている親子が、安心できる環境下で、この後の生活の仕方や生活の場について考える際の居住

・家庭内に居場所がないと感じている若者が一時的に身を寄せることができる場

・離職する、解雇される等で仕事と一緒に住まいを失う状況にある方が生活をつなぐ場

・虐待等でシェルターで暮らす方の次の居場所として

 

 

現在運営している下宿を出た学生がその後の生活の中で、人生の節目は勿論のこと、心細いとき、困ったときに帰れる場所にもなります。みんなの実家的な役割も果たせるかと思っています。

 

提供する居住スペースは、法人が入居するビル(2020年4月移転)のワンフロアで、3DKのシェアハウスです。シェアハウスには、8畳の個室が3室あり、バス・トイレ・リビングは入居者で共用します。(単身者、または乳児と保護者での居住、兄弟や親子での入居も想定しています。)

 

シェアハウスに常駐の職員は配置しませんが、同じ建物の中に法人事務所や法人が運営する保育園があり、必要時はいつでも声をかけてもらうことができます。また、入居者の方と自然と会話をする機会を持つことを念頭に、週に1回程度、担当メンバーで共有スペースの掃除を行います。専門相談が必要な入居者に対しては、法人内外の専門機関の相談窓口を紹介します。

 

 

 プロジェクトの展望・ビジョン

 

誰もが調子のいい時もあれば、悪い時もあります。困ってしまったときに、ちょっと休む場があり、落ち着いて考え、誰かに話を聞いてもらうことで解決できることがあります。

 

非常にシビアな状況にあって、福祉につながる必要のある人だけでなく、「ちょっとつまずいてしまった」「今、ちょっと大変な状況にある」そんな方に、すこしの安心と休息とサポートを届けて、困難を乗り切る支援をしたいと私たちは考えています。

 

福祉や制度の枠組みの外にある「必要な事」「不足している事」は誰にでも当てはまることです。法人のミッション「参加障害のない街づくり」が達成された社会はきっと、このような枠外の取り組みが様々に展開されていて、セフティーネットとして機能している社会ではないでしょうか。

 

下宿事業の中で見えた事、感じた事を基盤として、もう一回り拡げた活動にしていきます。皆さまからの温かいご寄付をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 プロジェクトの実施要項/ご支援上の注意

 

 資金の使い道について

 

■目標金額:200万円

■ご支援の使い道:

いただいたご支援金は居住支援施設「JIKKA」の運営費用1年間分(2021年4月1日~2022年3月31日)に充てさせていただきます。

※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。

*第2次ゴール 3,500,000円

非常勤(週3日)事務局を設置して、支援団体や個人とのネットワークを構築し、利用者を迎える2年目運営のための資金。

*第3次ゴール 5,000,000円 

非常勤(週3日)事務局を設置して、支援団体や個人とのネットワークを構築し、利用者を迎える3年目運営のための資金。

 

尚、この物件の家賃は法人職員に目的指定継続寄附を募っています。現在進行中ですが、順調に進んでいます。法人全体で育てていく事業となると思います。加えて、居室内の設計は全国ひとり親居住支援機構を立ち上げられた秋山怜史さんのご協力を得て、認可保育園がテナントとして入る建物の上部に建築中です。

 

 スケジュール

 

2021年3月末  本クラウドファンディング完了

2021年4月   居住支援事業開始

2021年5月末  ご寄付いただいた皆様へ事業報告送付

2021年7月以降 内覧会などの実施

 

 注意事項

 

・本プロジェクトは、All-in方式となります。ご寄付確定後の返金やキャンセルはご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

・認定NPO法人さくらんぼへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となります。(詳しくはこちらをご覧ください。)
・寄付金受領後、認定NPO法人さくらんぼより「寄付金領収書」を発行いたします。寄付金領収書は、「2021年5月10日」付で発行いたします。領収書は、2021年5月末にメールにてお送りいたします。

・領収書の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力いただいたお届け先の宛名とアドレスとなります。

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プロフィール

さくらんぼは、「参加障害のない街づくり」をミッションに、横浜市瀬谷区を拠点に活動している法人です。1997年に設立し、保育園を開園したことから活動を始め、現在は、認可保育園、小規模保育園、一時預かり保育、学童、地域子育て支援拠点、児童家庭支援センター、ひろば、ヘルパー派遣などを運営しています。

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ギフト

5,000


alt

サンクスレターコース

・サンクスレター(開所後の様子をお知らせいたします)
・寄付金領収書
 ※領収書は確定申告の際に所定の手続きをされることで寄付金控除の対象になります。

寄付者
34人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

10,000


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年次活動報告書コース

・サンクスレター(開所後の様子をお知らせいたします)
・年次活動報告書
・寄付金領収書
 ※領収書は確定申告の際に所定の手続きをされることで寄付金控除の対象になります。

寄付者
46人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

30,000


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内覧会への参加コース

・サンクスレター(開所後の様子をお知らせいたします)
・年次活動報告書
・寄付金領収書
 ※領収書は確定申告の際に所定の手続きをされることで寄付金控除の対象になります。
・内覧会への参加券(理事長による事業説明と内覧会にご参加いただけます。)
 ※横浜市内で2021年7月までに実施予定。2021年5月までに詳細を確定し、ご連絡いたします。

寄付者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

50,000


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JIKKAかえる券コース

・サンクスレター(開所後の様子をお知らせいたします)
・年次活動報告書
・寄付金領収書
 ※領収書は確定申告の際に所定の手続きをされることで寄付金控除の対象になります。
・内覧会への参加券(理事長による事業説明と内覧会にご参加いただけます。)
 ※横浜市内で2021年7月までに実施予定。2021年5月までに詳細を確定し、ご連絡いたします。
・JIKKAかえる券(有効期限:2022年4月まで)
 JIKKAに遊びに来てください。様子を見に立ち寄っていただいてもOK、のんびり過ごしていただいてもOK!※利用状況により対応できないこともありますので事前にご連絡ください。

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

100,000


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JIKKA特別応援コース①

・サンクスレター(開所後の様子をお知らせいたします)
・年次活動報告書
・寄付金領収書
 ※領収書は確定申告の際に所定の手続きをされることで寄付金控除の対象になります。
・内覧会への参加券(理事長による事業説明と内覧会にご参加いただけます。)
 ※横浜市内で2021年7月までに実施予定。2021年5月までに詳細を確定し、ご連絡いたします。
・JIKKAかえる券(有効期限:2022年4月まで)
 JIKKAに遊びに来てください。様子を見に立ち寄っていただいてもOK、のんびり過ごしていただいてもOK!※利用状況により対応できないこともありますので事前にご連絡ください。

※内容はJIKKAかえる券コースと同様ですが、その分ご支援金は大切に使用させていただきます。

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

300,000


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JIKKA特別応援コース②

・サンクスレター(開所後の様子をお知らせいたします)
・年次活動報告書
・寄付金領収書
 ※領収書は確定申告の際に所定の手続きをされることで寄付金控除の対象になります。
・内覧会への参加券(理事長による事業説明と内覧会にご参加いただけます。)
 ※横浜市内で2021年7月までに実施予定。2021年5月までに詳細を確定し、ご連絡いたします。
・JIKKAかえる券(有効期限:2022年4月まで)
 JIKKAに遊びに来てください。様子を見に立ち寄っていただいてもOK、のんびり過ごしていただいてもOK!※利用状況により対応できないこともありますので事前にご連絡ください。

※内容はJIKKAかえる券コースと同様ですが、その分ご支援金は大切に使用させていただきます。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

プロフィール

さくらんぼは、「参加障害のない街づくり」をミッションに、横浜市瀬谷区を拠点に活動している法人です。1997年に設立し、保育園を開園したことから活動を始め、現在は、認可保育園、小規模保育園、一時預かり保育、学童、地域子育て支援拠点、児童家庭支援センター、ひろば、ヘルパー派遣などを運営しています。

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