支援総額
目標金額 600,000円
- 支援者
- 28人
- 募集終了日
- 2014年9月29日
私のカーストは不可触民
皆様こんにちは。萬野琴愛です。
今年1月、SALT放課後学校・カンブリヤムパティが分校することになりました。
この分校には、村人のカースト制度による差別と対立が関係しています。
今回はインドのカースト制度の実態と、いかに教育現場に影響したのかという点をレポートします。
◆カースト制度とは?
インドに根ざす身分制度のことです。
紀元前13世紀頃、身分制度のカーストの枠組が作られ、階級が高い順に、
Brahmin(バラモン:司祭)⇒Kshatriya(クシャトリア:王族・武士)⇒Vashaya(ヴァイジャ:平民・一般市民)⇒Sudra(シュードラ:奴隷)⑤Untouchable(アンタッチャブル:不可触民)に分かれ、今では法律で禁止されているものの、この制度が実生活では続いています。
SALT放課後学校が運営を行うディンディグル地区で、“カンブリヤムパティ”という200家族ほどが住む小さな町があります。
“カンブリヤムパティ”に訪問した際、放課後学校の生徒が半分ほど来ておらず、どうしてなのか訪ねてみると・・・
“私たちはカーストが違うから一緒に勉強できないの”と言うのです。
“カンブリヤムパティ”には主に Untouchable(アンタッチャブル:不可触民)、つまり1番低いカースト階級の人々が住み、この階級の中でもSCとBCというカーストに細かく分かれています。これらの階級は、主にトイレ掃除や、洗濯、ゴミ拾いなどを行い、親から子へと階級が受け継がれます。
今年1月、この“カンブリヤムパティ”という町で、『ティラバラ』というヒンドゥー教徒のお祭りが開催されました。対立の始まりは、このお祭りで、どのカースト階級出身がリーダーになるのか。というリーダー選びからスタートし、その後カースト間で対立し、違うカーストの子供達が、もはや会うこと、一緒に勉強することすらできなくなりました。
お祭りのリーダーは、誰がやるのか。SCのカーストは、SCからリーダーを。BCのカーストは、BCからリーダーを。
結局、この対立により1本の道路を隔て、村の行き来ができなくなりました。
インドではITが発達し、世界から大きなマーケット市場としても注目されるアジアの大国。しかし、実際にはカーストの階級が未だに人々の暮らしの奥深い部分まで存在し、小さな村の小さなお祭りにより、突如として分断されてしまう。
SALT放課後学校は、この対立により、“カンブリヤムパティ”地域の学校を2つ分断することを決め、現在は1つの道路を境に2つの学校に分かれて再開しています。
ある生徒は言います。
“ラージ君と一緒に遊びたい。”
昨日まで一緒に遊んでいた子供たちが、突如その村の中で分断され会えなくなる。これがインドに根ざしている階級制度の現実なのです。
教育を受けず無知であれば、カーストが低い人々は『一生トイレ掃除』。
しかし、しっかり教育を受け、学校を卒業し、能力をつけると、カーストが何であれIT企業や学校の先生などにもなれるチャンスもあるのも事実。
放課後学校の生徒が、義務教育を終え、大人になった時・・・
自分の町を、地域を、州を、国を、世界を、変えるような人材になるためにも、
教育を通じて子供が学び、その学びを自他のために”使える”人材を育てることが重要だと痛感します。
リターン
3,000円
①【子供達からのサンクス写真レター】
子どもたちからの感謝の気持ちを写真でお届けします。
(※郵送をご希望の場合は、郵送でもお届け可能です。)
②【活動ご報告及び、最新で生のインド情報(ビジネス・文化・生活習慣等)をレポート!】
*ご希望者のみ(Facebookにてさせていただきます。)
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
上記①②に加え
③【オリジナル・世界市民Tシャツのプレゼント】
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 41
30,000円
上記①②③に加え
④【放課後学校サポーター様限定 マスコット】
(*キーホルダーをつけてお送りいたします。)
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 43
80,000円
⑤ 【スタディーツアーご招待(現地3日】
(1名様×2年間有効)2014年7月1日〜2016年7月1日
※詳細はページ上にあります。
(現地の食費・交通費・観光費・宿泊費を含みます。また、インド・マドゥライ空港までのお迎え・お見送りもさせて頂きます。日本からインドまでの航空代、その他日時の旅行費は含みません。)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 50
100,000円
(※法人様で社費でご支援いただく場合、プロジェクト文書、領収書をご提出させていただきます。)
【⑥サンクスポスターのご提供】
ご支援いただいた子供たちの写真に民間企業様(又は市民の皆様)による発展途上国への支援:法人名(又は個人名)を記載させて頂くポスターになります。
【⑦ホームページアップ用認定ロゴ贈呈】
【⑧活動内容説明用マガジン配布】
(データにて、2014年10月より、2ヶ月に1度、最新のマガジンをお送りさせていただきます。)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 8
300,000円
(※法人様:社費でご支援いただく場合、パンフレット及び文書、領収書も提出させていただきます。)
⑥⑦⑧に加え、
【⑨感謝状の贈呈】
【⑩インド企業との情報交換、業務提携サポート】※ご希望者のみ
※電話、メールなどのデスクワークが主になりますが、簡単なアンケート調査などもさせていただきます。
※集計範囲が大きい場合や遠方(例:タミルナドゥ州以外)へ出向く場合は、別途旅費交通費などをご負担いただく場合がございます。)
【⑪インドの放課後学校にてお名前の掲載】
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 9
500,000円
(※法人様:社費でご支援いただく場合、パンフレット及び文書、領収書も提出させていただきます。)
⑥⑦⑧⑨⑩に加え、
【⑫インドにて、個人様・企業様専用の現地スタッフを代行採用・管理・ご報告致します】
2014年10月から1年間、インド現地企業”リタック”と協同し実施します。現地スタッフの管理、給与の支払いは私たちが代行し、法人様・個人様へ随時ご連絡させていただきます。
※詳細はページ上にあります。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 10