当法人には、大学生のインターンがやってきています。

 


まだ、社会に出ていない彼らは、若年無業者に対してどのような思いを抱き、『若年無業者白書』を読んでどのように感じるのか、聞いてみました。

 

 

「働く自分を想像することは難しい」という商学部1年生女子は、こんなことを言いました。

 


「前回の白書を読んで、20代前半から就労支援を受ける人が少なくないことを知りました。でも、つらい就職活動を勝ち抜いた20代の若者たちが、仕事を辞めていくのはどうしてなのかわかりませんでした。何十枚ものエントリーシートを書いて、毎日笑顔を張りつけて必死で手に入れたその職をあっけなく手放してしまうことに対して、疑問しか浮かばいなかったのです」

 

 

でも、彼女は白書を読み進めるうちに、「自分が社会の厳しさや、仕事への責任の重大さをよくわかっていなかったのだ」と感じてきたそうです。

 


「職場に耐え切れなくなってしまった若者たちの胸のうちを知ることで、自分自身も就職に対して深く考える機会が得られました」

 

 

そして、「自分も無業になる可能性があるのだ」と気づきます

 


「私自身も、さまざまな理由から仕事を辞めざるを得なくなり、無職になる可能性もありうると思いました。すると、再就職は避けて通れない道です。

 

 

しかし、白書を見ていると再就職できる人/できない人に差があることがわかります。社会復帰支援の流れを理解しているつもりではあるけれど、講座やセミナー、労働体験を経ていくことによって、本当に再就職できるのかどうか、疑問や不安はなくなりません。自分が再就職できるのかどうか知ることができれば、これ以上心強いものはないと思います」

 

 

「生涯無業を体験しない人もいると思うけれど、体験するにしろしないにしろ、この『若年無業者白書』を読んだときに、無業社会という問題をより身近に感じることで1人ひとりが全体の問題として考えていければなと思います」

 

 

経済学部1年生の男子も同じようなことを感じたそうです。

 


「育て上げネットがどういった活動を行って就労を目指している若者を支援しているかを知りたいと思います」

 


「今現在、自分は具体的にどこに就職したいかが決まっていません。そのためきちんと就職できるのかという不安があり、自分に合っていない選択をしてしまうかもしれないと心配しています。でも、自分に合っていない職業には就きたくありません。なぜならその仕事を辞めてしまう可能性が高く、それではせっかく大学に入った意味がなくなってしまうと思ったからです」

 


自分の就職に不安を感じるからこそ、どのような支援が行われていて、自分のようなタイプはどのように就職活動をすればいいか、知りたいと言うのです。

 

 

「若者の16人に1人は無業だと知りました。これはかなり多い数だと感じます。この数が少しでも改善されるように、就職のことについて早いうちから知っておくべきだと思いました。若者を助けるためにも就労の過程を書いていただいて、自分に合う選択ができればいいなと思います」

 

 

目の前の就職活動への不安はもちろん、誰もが無業になる可能性があることを知り、無業リスクの少ない就活方法、無業になったときの行動方法を知りたいという大学生たち……。

 


私たちは、こんな若者たちにも役に立つ白書作りをめざしたいと思っています。

 

 

文責:白書制作チーム
 

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