こんにちは、フォトジャーナリストの安田菜津紀です。

 

 

これまで東南アジアやアフリカ、中東で貧困や災害の取材を進めてきました。私がイラクとつながるきっかけは学生時代、テロや衝突の続くモスルという街から日本にやってきた青年と出会ったことです。彼はその後、避難民として、まだ内戦に突入する前のシリアに逃れ、シリアの情勢が悪化すると、再び故郷モスルへ。そのモスルは今、ISに支配され、激しい奪還作戦が続いています。

 

イラクを初めて訪れたのは今年の1月です。厳しい現状に言葉を失いつつも、大地や人の美しさに魅了された滞在でもありました。今年の5月には泊まらせて頂いたシリア難民の家族に子どもが生まれ、生を受けたばかりの赤ちゃんにシャッターを切った瞬間は忘れられません。映像を通し、心を通わせるきっかけを、これから築いていきたいと思っています。

 

<PROFILE:Natsuki Yasuda>

1987年神奈川県生まれ。studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。2012年、「HIVと共に生まれる -ウガンダのエイズ孤児たち-」で第8回名取洋之助写真賞受賞。共著に『アジア×カメラ 「正解」のない旅へ』(第三書館)、『ファインダー越しの3.11』(原書房)。上智大学卒。http://www.yasudanatsuki.com/

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