新作『千年の祈り』について

本日、沖縄は「慰霊の日」を迎えます。

そして、私たち玉城流いずみ会もたくさんの皆さまからのご支援のおかげで、無事に公演の日を迎えることができます。本当にありがとうございます。

 

今日の公演は、鎮魂の「祈り」を込めて会場の皆さまとの黙祷から始めます。そして、この日のために又吉靜枝が新たに創作した、鎮魂の舞『千年の祈り』を初上演いたします。

 

戦没者の鎮魂と平和への祈りを込めて、これから先の千年の世へ捧げる「祈り」。

清らかで極楽浄土にも咲くとされる蓮の花を手に持ち、ルバーブなどを用いたガムラン音楽と琉球古典音楽で踊ります。

 

 

そして、靜枝とその技芸を継承する又吉聖子と二人で踊ります。

 

「祈り」から生まれた琉球舞踊が悠久の時を経て現在まで継承され、どのような状況下でも私たちの「ぬちぬうじねー（命の補い）」であったように、これから先の千年先も平和な世界とともにありますように…そんな「祈り」を込めた作品です。

これから長く踊り継がれることを願い、今日この日に初めて上演することを決めました。

当初予定していた演目とは異なりますが、本日会場でご覧になる皆さまにはお楽しみいただけることと思います。

そして、これから大事に上演してゆきたい演目ですので、これからまた多くの皆さまにご覧いただけるよう努めていきたいと思います。