アジアで一番新しい国、東ティモール！多様な文化と若き独立国の挑戦

東ティモールはバリ島の東に位置する島国です。ティモール島の東半分、アタウロ島、ジャコ島、飛び地のオエクシから成っています。

大航海時代の16世紀にポルトガルの植民地とされました。そのため、現在でもカトリックを信仰する人が多く、人口の99%以上がキリスト教です。ただ、各地域にあるアニミズム文化も色濃く残っています。公用語はテトゥン語とポルトガル語ですが、それぞれの地域で話される地方言語は30以上あるといわれています。1つの国ですが、地域によって言語・文化が少しずつ違うのも東ティモールの特徴だと思います。

1975年にポルトガルからの独立を宣言しますが、直後にインドネシアに占領されます。2002年5月20日、27年に及ぶインドネシアの支配から解放され、21世最初の独立国となりました。独立闘争で人生を懸けてたたかわれた方々は「べテラヌス（退役軍人）」と呼ばれ、現在でも尊敬され続けています。

東ティモールの経済は石油とガスの天然資源に依存しています。農業も重要な産業で、コーヒー豆の有機栽培に力を入れています。日本でも東ティモール産のコーヒーを目にしたことのある方がいらっしゃるかもしれません。

独立から22年が経った今、東ティモール政府は2030年までに持続可能な経済を構築することを目標としています。現在の人口は約130万人。うち7割が30歳以下という若いパワー溢れる国です！

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シェア＝国際保健協力市民の会

東ティモール事務所ヘルスコーディネーター

深堀夢衣