支援総額
目標金額 400,000円
- 支援者
- 249人
- 募集終了日
- 2021年2月24日
応援メッセージ#13 西尾克己さん
======================
『島根の戦争遺跡』
西尾 克己(松江市史・松江城部会長、日本考古学)
この度、戦後史会議・松江で『島根の戦争遺跡』を出版されると聞く。
戦争遺跡についは、斐川町教育委員会が実施した1982年(昭和57)の平野遺跡(斐川町上直江)の発掘調査を思い出す。丘陵上に、径20m程のドーナツ形の高まりが認められ、古墳が盗掘を受けたような形状であった。調査の結果、高まりは小規模な土塁であり、内部の窪みには、長い角材が井桁状に組まれており、高射砲の下部構造(台木)と知れた。角材を止めたボルトとナットは戦争が終わってから30年以上が経過していたものの、銹も少なく、頑丈な状態で残っていた。
発掘から40年近くが過ぎたが、戦争関連建物や戦争遺構が時折話題にあがる。今は、造られて50年以上が経つと文化財として登録もされる時代であり、戦争遺跡も文化財としての悉皆調査(分布調査、聞き取等)や台帳作成が急がれる。この度の調査はその先駆けであり、出来れば石見、隠岐も継続して進めて頂きたいと願っている。
======================
プロフィール:1952年生まれ。出雲市出身。島根大学では社会科(日本史)を専攻し、大学在学時から神原神社古墳(雲南市加茂町所在)などの発掘調査に参加した。
大学卒業後は島根県教育委員会に勤務し、文化財保護行政や県内の各種調査に従事した。
発掘調査歴は長く、古代だけでなく、富田城の城下町遺跡である富田川河床遺跡(安来市広瀬町所在)の発掘を担当するなど、中・近世、あるいは近代にも詳しい。
島根県教委退職後は『松江市史』「原始・古代」、「別編 松江城」の執筆・編集に携わる。また、大田市の『石見銀山学ことはじめ』(Ⅰ~Ⅳ巻が既刊)の編集にも関わっている。
リターン
2,000円
私も『島根の戦争遺跡』を読んでみたい
御礼のメール送付
ガイドブック『島根の戦争遺跡』1冊
- 支援者
- 206人
- 在庫数
- 41
- 発送完了予定月
- 2021年4月
4,000円
もう1冊は家族や友人に贈りたい
御礼のメール送付
ガイドブック『島根の戦争遺跡』2冊
- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円
全力応援 場所等を相談のうえで代表 若槻が現地ガイド。(有効期間1年)
御礼のメール送付
ガイドブック『島根の戦争遺跡』3冊
場所等を相談のうえで代表 若槻が現地ガイド
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2021年4月